『放課後ていぼう日誌』サウンドコレクション発売記念連続インタビュー最終回は鶴木陽渚役・高尾奏音さん！　「ビギナーズラック」には「SEA HORIZON」との共通点が!?

新型コロナウィルスの影響を受けて4話以降の放送が延期されていたTVアニメ『放課後ていぼう日誌』が、7月より放送再開！　OP・EDテーマ「SEA HORIZON/釣りの世界へ」も7月23日にリリースされ、9月23日には、海野高校ていぼう部が歌う、各キャラクターソング4曲と、櫻井美希（『五等分の花嫁』『まちカドまぞく』など）によるアニメ劇伴が収録されたTVアニメ「放課後ていぼう日誌」サウンドコレクション』がリリースされます。

【アルバム】TV 放課後ていぼう日誌 サウンドコレクション

アニメイトタイムズでは、キャラクターソングを歌う4人のレコーディング直後にインタビューを実施！　作品についてと、自身が歌うキャラソンについてたっぷり語ってもらいました。

第四回の登場は、ていぼう部の新入部員、都会から田舎に引っ越してきた海野高校１年生・鶴木陽渚を演じる高尾奏音さんが登場！

共通点が多い鶴木陽渚。演じるときに言われたこととは？

ーーついに放送が再開されましたね！

高尾奏音さん（以下：高尾）：4話以降放送できなかったらどうしようと思っていたので、素直にうれしくて！　お待たせしましたという気持ちもありますし、私自身が楽しみに待っていたので、やっと来た！と思いました。『放課後ていぼう日誌』は毎話毎話楽しいので、見たときのワクワク感をみなさんと共有したいなと思っています。

ーー高尾さんが思う『放課後ていぼう日誌』の魅力を教えてください。

高尾：釣りをやったことがない人でも釣りをしたくなる作品だと思いました。家族も見てくれているんですけど、お母さんが「陽渚ちゃんもよく釣れてるし、私も釣れるんじゃないかな」とか、釣りをやったことがないのに言い出したりしていて（笑）。実際はそんなに甘くはないと思うんですけど、見た人みんなが釣りをやってみたいと思える作品であり、経験者の方が見ても、描写が細かいので、「なるほど！なるほど！　分かる！分かる！」って思いながら見ていただけると思います。経験者もそうじゃない方も両方楽しめる作品ですね。

ーー釣りをやってみたくなりますよね

高尾：なりますよね！　それと、女の子がかわいい作品なので、女性も楽しめると思うんです。魚をさばいたりはあまりされないかもしれないですけど、料理もしたりしているし、飯テロシーンが好きな方も多いんじゃないかな。実際にコラボカフェに行ったとき、女性のファンの方が多かったので、それもうれしかったです。

ーーちなみに、高尾さんは、何の魚料理が好きですか？

高尾：何だろう……アジの開き？　今日の朝ごはんは焼いたサーモンでした。生魚もお寿司も好きです。

ーーキャスト陣で、釣船茶屋「ざうお」に行っている記事は見ましたが……。

高尾：お魚を釣って食べられるお店なんですけど、みんなお魚を釣るのがうまくて、3分くらいで釣っていたんですよ。私は30分くらい全然釣れなくて、お店の人が「大丈夫ですか？」って心配してくれる感じで。あれはみなさんの協力があってやっと釣れた感じだったので、ビギナーズラックは起こらなかったんですよね……。カメラマンさんにも、「次釣れなかったら、高尾さんはなしで大丈夫なんで」と言われていたので（笑）。

実際の釣りでいうと、MV撮影のときに釣り竿は持ったんですけど、結局釣れず……。でも、そのあとアニメのBD特典で釣り堀に行ったんですけど、そのときは釣れました！　だからあれがビギナーズラックだったと思います。

ーーちなみに高尾奏音さんは、釣った魚にとどめを刺すことはできますか？（れぽーと03「マゴチ」より）

高尾：私、生き物が苦手なところが陽渚と似ているんです。だから私には難しいかもしれない……。

ーーでも、いつかは釣った魚を自分で捌けるようになりたいですね。

高尾：そ、そうですね……できるのかな？　って感じですけど（笑）。

ーー似ている部分が出たので、演じている鶴木陽渚と似ているところと違うところはどこですか？

高尾：結構似ているところがあると周りからも言っていただけるんです。音響監督さんに「性格が似ているね」と言われたこともありますし、キャストさんからも「今の会話、陽渚っぽいね」と言われたりしたので、似ていると思うんです。

正反対なところは、手芸ができるところですね。私は女子力が皆無なので、編み物をやったりぬいぐるみを作ったりとかはできないんです……。

ーーそこもいつか近づけたらいいですね。ということは演じているときは、素のまま演じているのですか？

高尾：わりと素です。キャラクターを演じるときに「あまり作らないでいいよ」とディレクションをいただいたので、ありのままの、学校にいるときの自分を思い出してやっています。

ーーまだ高校3年生ですからね。作品関係の仕事があるときは学校から学校に行く、みたいな感覚になりますね（笑）。

高尾：はい！　特に撮影があるお仕事のときは、学校の制服からていぼうの制服に着替えるみたいなことは、よくありましたね。

ーーそれにしても、すごくクオリティが高い制服でしたよね。

高尾：そうなんです！　しかもMV撮影のときは、大野先輩と同じブーツをあけさん（明坂聡美さん）が履いてらっしゃったり、部長役の篠原侑ちゃんは、監督椅子みたいなのに座っていたり。制服はもちろん、キャラクターとリンクしたアイテムもしっかりしているんです。

ーーレコーディングやＭＶ撮影を経て、キャスト同士の仲も深まったのではないですか？

高尾：そうですね。アニメの収録が始まって間もないときにＭＶを撮りに行ったので、そのときはまだ4人でお話をする機会もあまりなかったんです。でも撮影は早朝から夕方までだったので、一日中一緒にいましたので、ロケバスの中は修学旅行のような感じで、和気あいあいとした時間を過ごしていました。撮影のセッティングをされている空き時間に4人で肩を組んで歌う、みたいなこともしていて、すごく楽しい撮影だったんですよ。ある意味、青春みたいな感じでした（笑）。

ーーそれは寒かったから肩を組んでいたのですか？

高尾：いや、全然そういうのではなく（笑）。あけさんが晴れ女で晴れさせてくれたので寒くはなかったです！　でも、レコーディングやMV撮影を一緒にしたことで、4人とも仲良くて、コラボカフェにも一緒に行ったりしたので、本当にていぼう部のまんまといった感じです。