SparQlew、全3曲収録2ndシングル『ヘルベチカ』 上村祐翔さん、千葉翔也さん、保住有哉さん、堀江瞬さん、吉永拓斗さんにインタビュー
MV撮影では、ちょっとしたハプニングも……
――MV撮影時のエピソードがありましたら教えてください。
千葉:騒いだね~。
上村:今回のMVの撮り方が今までと違ったのは、すでに「こういう画を撮ります」っていうことを事前にいただいたことです。
これまでは、ソロや全員のショットなど、いろいろなシーンを撮ったなかで選んでいただくという感じだったんですけど、今回はもうシーンが決まっていたので、「完全に自分はここに映るんだ」と、そこに力を注ぎこむっていう、そういう撮り方をしました。そこもまた新鮮な感じがありました。
保住:表現は各々違いますけど、流れが決まっていたので、より“作品感”が増したMVになったかなというふうに思います。
上村:役割というか、「ここでこれをするから、これにつながる」「じゃあ自分はどういうものを出していこうかな」みたいな、そういうふうに、より鋭く考えられる撮影でした。
千葉:監督も以前からお世話になっている方で、『ヘルベチカ』を聴いていただいたときに、なんパターンかビジョンをいただいて、その中で「やっぱりこれだね」っていうふうに僕らが選べたというか、全員がしっくりきた状態で撮影に臨めたのが一番大きかったよね。
それもまた曲へのアプローチと同じで、なんとなく「今回は明るくいこう」っていうだけではなくて、「今回はこういう流れでいって、こうやって遊ぼう」みたいなことが、すごくあったので。
保住:よりビジョンが見えた状態で撮影に臨めた。
千葉:その分、メンバーに予想を裏切られたときに面白さが増した。「おまえ、そこでそんなことを思いつくんだ」って。祐翔さんの変顔とかマジですごい(笑)。
吉永:すごいよね~。
上村:変顔をそれぞれやるシーンがあって、僕がトップバッターだったんですね。トップバッターなので気合いを入れて臨もうと思って……。
保住:あんなん、ふつうNGだよ(笑)。
一同:(笑)
上村:僕としては「これは最高の変顔だ」っていうものをなんパターンも出して。
保住:普通では見られないような変顔。
上村:一応、「こんな感じになりましたよ」ってMVをいただいたときに、僕だけ本当にすごかったので、ちょっとランクを下げた変顔が使われるっていう……。
一同:(笑)
保住:変顔のランクを下げるっていうことは、放送できなかったっていう。
上村:そうです(笑)。ちょっと悔しかったですね、僕は。
千葉:俺らがついていけなかった。
上村:「もっといけるだろ!」って思いましたね。
保住:次はもっと頑張ります。
吉永:頑張ります。
千葉:その日、瞬とか拓斗が今までにない髪の毛の色にしてきたりして、5人のテンションが本当に……。会えてすごくうれしかったのかなって。会いにくい時期もあったし。
保住:コンセプトが決まってたっていうこともあって、「みんなで暴れて楽しくやろうぜ」っていうのが、この髪色に出てるというか(笑)。
吉永:たしかに(笑)。
保住:そういうこともあって、各々のはっちゃけ具合が出ているということをぜひ伝えたいですね。みんなこれに合わせてきてるんだっていう。
急に気がおかしくなったんじゃなくて、こんなにはっちゃけられるんだぞっていうところを出したかったというか。“『ヘルベチカ』合わせ”みたいなところがあった。
吉永:楽しいと思ってやっていたらあっという間に終わってましたね。MV撮影というより、いかにふざけられるか、じゃないですけど。
お菓子をまき散らしたり、プールに飛び込んだり、シャンパンをあけたり、普段できないようなこと、やったらダメなことをやっていいよって、そういう環境だったので、ひとつの夏の思い出です。
保住:撮影中、誰も疲れた顔をしてなくて。まあ、寝てたりはしてましたけど(笑)。基本みんな笑ってて、それが本当にうれしかったなって。
また撮影しながら泣きそうでしたもんね。みんなが楽しそうだと泣きそうになっちゃうんですよ、いい人なので。……「何言ってんだ」みたいな顔しなくていいよ。
千葉:いやいや、そうだなと思って。
吉永:あはは(笑)。
保住:感慨深くなるよね。全員で撮影に取り組んで、みんなで遊んで「いやあ、楽しかったな」なんて言ってると「俺、明日死ぬんじゃないかな」って思うくらい。そういうのが映像から溢れ出てくると思うんです。
上村:堀江くんとか、サングラスをすごく気に入ってましたよ。
保住:堀江瞬がサングラスを自分からあんなに嬉々としてかけることなんて今後あるのかっていうくらい。
堀江:いい意味であんまり苦労してなくて、やってることはやっちゃいけないようなことをしてますけど、わりと5人のオフって騒いだらこういう感じなのかもしれないって。
保住:うそ、あんなになる(笑)?
堀江:なりますよ、あなたは。
保住:僕はなりますよ(笑)。
堀江:僕の中の課題としては、普段そんなに騒ぐタイプではないので、陰キャが頑張って騒いでるって思われないように頑張らなきゃっていうのはありましたね。
――ジャケット写真はMVと衣装が同じですが、そのままジャケット撮影もしたのでしょうか?
上村:MV撮影の合間に撮らせていただきました。いつもはMVとジャケット撮影は別日で、衣装とかも違うんですけど、MV撮影中盤あたりで5人のショットを撮ったりしたので、その「楽しい」という感情が表情に表れてる(笑)。どの写真を見ても「いいね」っていうのがけっこう多かったと思うんですよね。
保住:あの日、どしゃぶりだったんですけど、ジャケット撮影のときに太陽が差したんですよ。
太陽が出すぎちゃって、ちょっと光が強くなりましたねって言いながらやってましたね。
外で撮れたのも、そのときだけ雨が止んだおかげ。夜のシャンパンのシーンは若干パラパラ降ったりはしたんですけど、ジャケット撮影の瞬間だけピカピカって。愛されてましたね。
ジャケット写真は、5人のショットプラス、中に入ってるブックレットは各々の組み合わせやソロの写真もたくさん撮っていただいたので、楽しい瞬間の僕たちの写真が、今までのブックレットでは一番多く使われてると思います。そのへんもぜひ細かくチェックしてもらえたらうれしいです。