『声優と夜あそび』おれサマーWEEK 寺島拓篤さんインタビュー｜寺島さんが感じた「「おれパラ」を好きであるがゆえのプレッシャー」【連載第4回】

「99％馴染む」くらいの目標

――前回、2017年の「Original Entertainment Paradise -おれパラ- 10th Anniversary ～ORE!!SUMMER～」の思い出を教えてください。

寺島：自分の中ですごく印象深いです。「ランティス祭り」でも野外ライブの経験はあるんですけど、野外が好きなんだなっていうのはすごく実感しています（笑）。毎回ステージに立つたびに「野外最高！」って思うんですよ。

前回の「おれサマー」も、みんなでバランススクーターに乗って、他の人がリハーサルしているときに客席をぐるぐるぐるぐるしていたり、先輩がドローンを飛ばしているのを見て、楽しそう！ってなっていたり。あそこで夏休みをしていたなという思い出がすごく強いんです。ステージから皆さんにお会いすることができないことが一番寂しいことではあるのですが、バックステージではそんな夏休みを満喫できたらいいなと思っています。

――フェスはバックステージが楽しいと言いますからね。

寺島：めちゃめちゃ楽しかったですよ。今回も前回と違った夏の思い出ができると楽しみにしています。

――でも、ステージは暑いですよね？

寺島：めちゃめちゃ暑かったです。あと、「おれサマー」のとき、ステージ作りの会議をしていて印象的だったのが、みんなが日の入り時間を気にしていたことで、そういえばそうだよなと思ったんです。そこで、日の入り時間まで計算してセットリストを組んだりしたのは新鮮な経験だったんですけど、今回はそのことをすっかり忘れてセットリストを
決めてしまって……ちょっと反省しました（笑）。

――前回の「おれサマー」は、2日目のトリでした。

寺島：そうですね。大トリは「おれパラ」でもやったことがなかったので、めちゃくちゃ緊張した記憶があります。その分すごいエネルギーで立ち向かっていったので、めちゃめちゃ疲れました。気負い過ぎていたんでしょうね……。

――「おれパラ」は2014年から岩田光央さんに代わってホストになりました。ホストに対する思いみたいなものはありますか？

寺島：ユニット（G.Addict）としてゲストで参加したことがあって、そこからソロアーティストになって、絶対に「おれパラ」に出たい！という思いがあったところでゲストに呼んでいただき、さらにそこからのホストだったんです。だから「おれパラ」を好きであるがゆえのプレッシャーがすごかったです。

先輩方からお話を聞かせていただき、やることに決めたんですけど、ホストになった自覚はあっても、それがなかなかしっかり馴染みきらないのが数年続いたんです。

――今は楽しめていますか？

寺島：今もそれなりの緊張はありますよ（笑）。でも映像特典の会議の模様とかを見ると、年々発言の量や切り込み方が変わってきているのが見受けられるので、自然と馴染んでいっているのかなと思います。ただ、ゲストだったこと、新しく加わったホストであることは僕の中で大事にしたいことではあるので、あくまでも「99％馴染む」くらいの目標でやっていきたいなと思っています（笑）。

――「おれサマー2020」のテーマ曲「Oh! Let's Summer」には、どんな思いを込めましたか？

寺島：今回は、みんなにありがとうの感謝を伝えるというのが大きなテーマになっているんですけど、自分のパートは自分らしく作ろうと会議で決まったので、自分らしく書いてみたら、僕だけ妙に自分の個性を出していて、「あれ？　話が違うぞ」って（笑）。

小野さんは、いろんな言葉でありがとうと言っている歌詞なんですけど、あれはあれで個性だなとは思いましたけど、個性って伝え方の個性だったのねと思いました。だからちょっと恥ずかしさがあります。でもそんなバラバラ感も「おれパラ」の尖った個性なのかなと自分の中で落ち着かせてます（笑）。

完成した曲を聴いたときは、いろんなものに感謝しながら生きていかなければいけないなと、つくづく思いました。

――そして、この曲にコール＆レスポンスをしてくれたファンの人たちの声が、ライブ会場で響くという、うれしい企画もあるそうですね。

寺島：これは聞いたときびっくりしました。そんな事ができるんだ！って。これは毎回そうなんですけど、会場に来てくださるお客さんの他にも、行きたかったと言ってくださる方がいるんです。今回は誰も会場に来られない状況で、だったら全員分の声をもらおうっていう感じなのかなと思いました。行きたいと少しでも思ってくださった人が、こういう形で参加してくださるのはうれしいですね。

もちろんこの世界の状況は喜ばしいことでは全然ないんですけど、そんな中でも見い出せた小さな希望のようなものでもあるのかなと思います。

――感動的な光景になりそうです。自身のステージはどんなものにしたいですか？

寺島：配信という形でお届けするライブですけど、ステージでやるパフォーマンスの熱量だったり、そこに懸ける思いはいつもと何ら変わらないです。僕はあまりうまくないんですけど、カメラアピールをする回数は増えるので、画面を突き破るくらいの思いで届けようと思っています。

普段だったら出てこないようなプラスアルファがたくさんある相当熱いステージになると思いますので、みなさんもそれぞれの環境で、周りに怒られないように騒いで楽しんでいただけるとうれしいです。

――舞台裏に定点カメラを設置し、その模様を「ABEMA」にて独占配信する“舞台裏あそび”という企画もあるそうです。

寺島：ホストの4人はステージにべったりだから、始まったらカメラの前に行けるのかな？　そういう企画、すごく好きだから行きたくて仕方ないんですよね。飲み会の断り方ではないですけど「行けたら行きます！」（笑）。

――今回出演する方で、注目しているアーティストはいますか？

寺島：土岐隼一くんかな。『アイドルマスター SideM』で土岐くんのパフォーマンスは見ているんですけど、個人でパフォーマンスする場合はどんな感じになるんだろうと、すごく興味深いので、注目しています。

――では最後に「おれサマー2020」の視聴者にメッセージをお願いします。

寺島：楽しいことをしよう、楽しいことを届けようというのが我々サイドの思いで、おしゃべりだったり遊びだったり音楽だったり、いろいろな手段がありますけど、楽しいエネルギーを持って、みんなでこれからも頑張っていけたらいいなと思っていますので、まずはその思いが届くようにしたいです。絶対にハッピーになれると思いますので、一緒に夏の思い出を作りましょう！

[取材・文/塚越淳一]

記事のバックナンバーはこちらから！

◆岩田光央さんインタビュー【連載第1回】
◆仲村宗悟さんインタビュー【連載第2回】
◆仲村宗悟さんインタビュー【連載第3回】

「舞台裏あそび」配信情報

【舞台裏あそびDay1】おれパラPRESENTS ORE!!SUMMER2020

配信日時：2020年9月19日（土）15時〜20時
配信URL：https://abema.tv/channels/anime-live3/slots/CYn6oaeR18n7vo

【舞台裏あそびDay2】おれパラPRESENTS ORE!!SUMMER2020

配信日時：2020年9月20日（日）15時〜20時
配信URL：https://abema.tv/channels/anime-live3/slots/EQT5PMj1boGJmm

※『舞台裏あそび』は、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」のチケットご購入者以外の方も、無料でお楽しみいただけます。

ABEMA PPV ONLINE LIVE『おれパラPRESENTS ORE!!SUMMER 2020』概要

配信日時：2020年9月19日（土）15時～19時30分（予定）
2020年9月20日（日）15時～19時30分（予定）　（※2日間）
視聴料金：ABEMAコイン3,750コイン（4,500円相当）

購入者キャンペーン実施決定！

ABEMA PPV ONLINE LIVE『おれパラPRESENTS ORE!!SUMMER 2020』9月19日(土)もしくは9月20日(日)を9/18(金)23：59までにご購入いただいた方から抽選で5名様に、ホスト4名(小野大輔/鈴村健一/森久保祥太郎/寺島拓篤)のサイン入りパンフレットをプレゼントいたします。

詳細はこちらから：https://programnews.abema.tv/posts/9459987

販売期間：2020年8月17日（月）18時～9月27日（日）23時59分

視聴購入URL：
9月19日（土）　https://abema.tv/channels/payperview-1/slots/AXXx1zAMNzGjGj
9月20日（日）　https://abema.tv/channels/payperview-1/slots/AXXwzUV5GfPqvF

出演：
【ホスト】小野大輔/鈴村健一/森久保祥太郎/寺島拓篤
【9月19日ゲスト】岩田光央/下野 紘/土岐隼一/仲村宗悟/羽多野 渉
【9月20日ゲスト】SCREEN mode/2HEARTS/豊永利行/西山宏太朗/畠中 祐/古川 慎