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映画『トロールズ ミュージック★パワー』タイニー・ダイヤモンド役 木村昴インタビュー

映画『トロールズ ミュージック★パワー』タイニー・ダイヤモンド役 木村昴さんインタビュー|声優界でラップをやった源流になりたい

1990年代に大ヒットした人形「トロールズ」。北欧の妖精「トロール」をモチーフにしたその人形は、ポップでチャーミングな見た目と願い事が叶うという触れ込みで、日本でも女子高生を中心に爆発的な人気を誇りました。

2016年には、映画『トロールズ』が公開。2018年には、TVアニメ『トロールズ: シング・ダンス・ハグ!』が放送。そして2020年10月2日より、映画『トロールズ ミュージック★パワー』が公開となります。

本作は音楽がさらにパワフルに! 様々なジャンルをとりまく不思議な物語が繰り広げられます。

日本語吹き替え版には宮野真守さん、松本梨香さん、吉野裕行さん、平田広明さん、斉藤壮馬さん、浪川大輔さん、関智一さん、速水奨さんと、昨今のアニメでも大活躍中のみなさんが出演!

そして今回、新キャラクターのタイニー・ダイヤモンドを演じるのは声優界のラップならおまかせの木村昴さんです! 本稿ではそんな木村さんに行ったインタビューの模様をお届けします。

木村さんも持っていたトロールズ

――映画拝見させていただきました。月並みな感想ですがとても面白かったです!

木村昴さん(以下、木村):めちゃくちゃイイですよね!

――タイニー・ダイヤモンドという役は本当に木村さんにピッタリでした。これはオーディションだったのでしょうか? それともオファー?

木村:オファーをいただきました。ずっと気になっていたキャラクターだったんですよ。日本語吹き替え版が作られると聞いたときから、声優の性というか、「このキャラクターやりたいな~!」と思っていて。

今回の映画の予告編のナレーションをやらせてもらったときに、「気になるのがいるな~、やりたいやりたい!」と思ってたら、「ちょっとこのキャラクターでラップしてみませんか?」と言われて。「え、いいんスか?」と(笑)。

一同:(笑)。

木村:そんな経緯で役が決まりました。光栄な限りですね。すごく嬉しかったのを覚えています。

――そんなこともあるんですね。

木村:まあ、僕が認識してる限りの話なんですけどね。とにかくそんな経緯だったもんですから、すごく楽しみでした。お父さん役が斉藤壮馬くんっていうのも面白いなと思っていて。

壮馬くんとはプライベートでも仲良くさせてもらっていて、役が決まった時に「父ちゃ~~ん!」と連絡したら「息子よ!」と返ってきたので、役作りは完璧だなと思いました(笑)。

――一瞬で役ができあがったんですね(笑)。その場で「ラップしてみてください」と言われて決まる役なんてそうそうないんじゃないですか?

木村:そうですね。変な言い方ですけど、「マジでラップなら任せて!」って感じなので(笑)。

一同:(笑)。

木村:ぜひまた、こういった機会に恵まれたらなと思います。とにかく幸せでした。

――生まれてすぐに低音ボイスのラップを披露する、という強烈なキャラクターですが、日本語吹き替えの際は、オーダーがあったのでしょうか? それとも役作りの中でご自身から提案したことだったのでしょうか?

木村:オリジナルの声をやられているキーナン・トンプソンさんが割とハスキーなお声でいらっしゃるので、そこを引き継ぎたいなと思っていました。オリジナルの声に少し寄せてやれたらいいんじゃないかと。

アメリカはもちろん、世界共通のイメージというか、「ラッパーって、そうそうこんな声!」というような、ラップを連想するにはピッタリのお声をしてらっしゃるんですよ。

その「ラップって言ったらこういう声!」という雰囲気を出せないかなと思ってトライした結果、あの声になりましたね。

最初はもうちょっと寄せてやっていたんですけど、せっかくならオリジナリティも出していこうと思って、オリジナルよりもうちょっと低くして、ハスキーさを増したスタイルに落ち着きました。

――タイニー・ダイヤモンドは初めて見たときから気になっていた、とおっしゃっていましたが、具体的にどんなところが気になっていたのでしょうか?

木村:いやもう、まず“ラップする”ってところですよね(笑)。

一同:(笑)。

木村:ポップス、カントリーミュージック、ロックといったさまざまな音楽が作品に出てくる中で、心のどこかで「ラップはないかな?」と思っていたんです。もう「ラップ探し癖」が付いてしまってるというか(笑)。

そういった意味で気になっていましたし、こういった作品においてキャラクターのギャップみたいなものってテンション上がるなと僕は思っていて。

今回のタイニーのように、「めっちゃ低く、カッコよくラップするキャラクターが一番幼い」というようなギャップですね。そのインパクトが一番強くて、「いいな! 好き!」と(笑)。

あと『トロールズ』って、もともと海外ではすごく有名なキャラクターなので、子供の頃にドイツに住んでいた僕も知っていました。

それが時代を経て、こういった素敵な形で映画になったこと自体もすごくいいなって思います。子どものころから慣れ親しんだキャラクターたちということで、親近感がありました。

――小さいころは人形とかグッズなども持っていましたか?

木村:ありましたよ! ほかにも『スマーフ』とか。認識が合ってるかは分からないんですけど、日本で言うところの河童みたいな、ちっちゃくて可愛いキャラクターっていう感じなんですよね。小さい時から子どもたちはこういうものを見て感性を養っていくんです。

そして、『トロールズ』は髪の毛がいいっすよね。やっぱ。

――カラフルですよね。

木村:そう。カラフルで、ちっちゃくて、可愛くて、髪の毛が長い。これを梳かすのがまた楽しいんですよね。

――似てる子いますか?

木村:僕にですか?

一同:(笑)。

――昔持っていたものと、今回映画に登場するキャラでですね。すみません分かり辛くて(笑)。

木村:ああ、なるほど(笑)。それでいうとポピーです!

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