「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『BLOODY SHADOWS』」仲田博喜さん&高本学さん&秋葉友佑さんインタビュー
【ウォーレン役・高本学さん】バンパイアと人間の狭間で揺れるウォーレン
――『BLOODY SHADOWS』に出演が決まったときの心境をお聞かせください。
ウォーレン役・高本学さん(以下、高本):本当に嬉しいです。2年ほど前に、この劇団シャイニングシリーズの『JOKER TRAP』に出演させていただいたので、こうやってまた帰って来られた喜びが第一にありました。今作でウォーレンを演じるのが楽しみです。
――メイク、衣裳をつけての撮影をされた感想をお聞かせください。
高本:劇団シャイニングの世界に帰ってきたなと思いました。そして、衣裳やメイクがとても豪華で、レビュー衣裳もきらびやか!
身に付けたその瞬間、ストーリーにどんどん入っていける気がします。何より、お客様にこの衣裳とメイクをみていただけるのが本当に楽しみです。
――ご自身が演じられる役柄への印象をお聞かせください。
高本:ウォーレンはバンパイアと人間の間で感情的なところで揺れ動く役どころなので、心情描写が多いのではと思っています。
心の葛藤や、グッと心に伝わるメッセージなどが魅力の1つだと思うので、それをお客様に届けられたらいいなと思います。しっかり演じていきたいと思います。
そして、今までシアターシャイニングシリーズは『ポラリス』『Pirates of the Frontier』『エヴリィBuddy!』が上演されてきましたが、どちらかというと今回は“人間ドラマ”な印象もあります。
演技を、心と心でぶつけあえる部分が大きいと思うので、そこをしっかり作り上げて、お客様に感動を届けられたらと思います。
――ほかの共演者のみなさんへの印象をお聞かせください。まずは仲田さんから。
高本:今作が初共演です。一度ご挨拶させていただいて、とても誠実な印象がありました。
真面目でストイックそうな方だなと思ったので、一緒にやれるのはすごく光栄だなと思います。
年齢も、芸歴も先輩なので、色々ご指導もいただければなと思いつつ一緒のシーンも多い役どころなので一生懸命頑張っていきたいと思います。
――続いて秋葉さんについてお聞かせください。
高本:同じく今作が初共演です。(ビジュアル撮影で)先ほどご挨拶させていただいたのですが、柔軟に受け入れてくれそうな方だったので、僕もたくさん話しかけて、役柄を作り上げていきたいです。
この物語をどんどん盛り上げていくためにたくさんお話がしたいと思いますし、秋葉さんにも僕を受け入れていただきたいです。
また、オリジナルキャラクターの方々には、今まで劇団シャイニングを一緒に盛り上げてきてくださった先輩方もいらっしゃるので、共演するのがすごく楽しみです! ご指導いただきながら頑張っていきたいと思います。
――今回『バンパイア』『新しい選択』などがキーワードとなりますが、高本さんがそういったものに感じることは?
高本:バンパイアと人間との間で揺れ動く心情表現など、お芝居するにはすごく面白い題材だなと思うので、原案の『BLOODY SHADOWS』に触れた時からこれは絶対に間違いなく面白くなると思いました。
その分、自分の心を揺れ動かしながら演技をしないといけない部分ばかりなので、そこは自分にとって新しい選択をしながら成長できる舞台になる、とも思いました。
バンパイアって闇の中に生きる者って感じがして。僕の中でキーワードとして「孤独」があるんじゃないかと思っています。
ずっと生きながらえる、周りの人が亡くなっても、バンパイアだから永遠に命がある、みたいなところで「孤独感」を常に持っているんじゃないかと。
でも、その孤独がとても魅力的にも思えるし、生きながらえるからこそ、色んな経験をし、色んなことを考え生きてきているのではと思います。
ウォーレンを演じる上では、やはり心をどれだけ動かせるかが大きいと思います。そして何より、スマートでありながら自分の感情を出す泥臭さのような、悶え苦しみながら生んでいくような、そんな表現をしていきたいと思っているので、今から役作りが楽しみです。
――公演にむけて、意気込みをお願いいたします。
高本:劇団シャイニングはスタッフ、キャスト全員が「良い作品を創る」「お客様に楽しんでいただく」という方向性がとても明確で、皆が同じ目標を持っています。とてもいいカンパニーでありメンバーです。そしてそれが一番の魅力だと思います。
お客様の心に残る作品になればいいなと思いながら全力で稽古、そして本番と挑ませていただきます。今はこういう状況下ではありますが、皆と一つの舞台を作れることを心から楽しみにしていますので、ぜひ観に来ていただけると嬉しいです。
『BLOODY SHADOWS』が大好きな方にも納得していただける、そして観てよかったな、劇場に来てよかったなと思ってもらえるように頑張っていきますので、よろしくお願いします。