アニメ『鬼滅の刃』<那田蜘蛛山編>フジテレビ土曜プレミアでTV放送! 「神回」と呼び声高いストーリーの魅力とは?
2020年10月16日(金)、映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の公開を記念して、10日(土)、17日(土)にアニメ『鬼滅の刃』<兄妹の絆>と<那田蜘蛛山編>が、フジテレビ「土曜プレミアム」にて2週連続で放送されます。
そこで本稿では、<那田蜘蛛山編>放送に先がけて、その見どころや魅力をみなさんと共有したいと思います。
新たな仲間が続々登場!
<那田蜘蛛山編>はアニメ『鬼滅の刃』第十五話~第二十一話で構成されており、放送時にファンの間で「神回」と呼ばれた話も含みます。アニメから『鬼滅の刃』の作品に触れたファンにとっては外せないストーリーではないでしょうか。漫画では4巻第28話~6巻第44話あたりが該当します。
さて、<兄妹の絆>から少々の時を経て、主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう/CV:花江夏樹)と妹・禰豆子(ねずこ/CV:鬼頭明里)は、さまざまな人と出会い、新たな仲間と行動を共にするようになります。それが、我妻善逸(あがつま・ぜんいつ/CV:下野 紘)と、嘴平伊之助(はしびら・いのすけ/CV:松岡禎丞)です。とっても個性的で濃いキャラクターなので、1人ずつ説明していきましょう。
我妻善逸
善逸は、炭治郎と同じときに「鬼殺隊」の最終選別に合格した5人のうちの1人で、いわば同期です。すぐ女性に惚れたり(もちろん禰豆子にメロメロ)、ビックリするほどネガティブで怖がりだったりと、なんだか放っておけないキャラクターが善逸の魅力です。また、合格者には連絡用の鎹鴉(カスガイガラス)というカラスが1人1羽つくのですが、善逸にはなぜかスズメがつきました。このように、クスッと笑えるシーンに善逸はつきものなのです。
しかし、ただの“お笑い要員”ではありません。戦い方は特殊ですが、最終選別に合格しただけあって、かなりの実力者です。また、善逸は相手の感情まで読み取れるほど音に敏感で、耳がいいという特徴を持っています。<那田蜘蛛山編>では、善逸の過去が少し明らかになるほか、とてもかっこいい戦闘シーンを見ることができます。泣き叫びながらも一生懸命戦う善逸の姿に、笑いも涙も止められなくなるでしょう。
嘴平伊之助
伊之助も鬼殺隊の同期で、頭にイノシシの被り物をしており、ムキムキで柔軟性の高い体を持っています。また、ある事情により山で育った伊之助は、無抵抗の相手に攻撃したり、死者を弔う意味を理解できなかったりと、粗野な面が目立ちます。しかし、山育ちのおかげで触覚が非常に優れており、我流の呼吸法で研ぎ澄まされた触覚で離れている敵の位置がわかってしまうという驚くべき能力を持っています。
伊之助は「他の生き物との力比べだけが俺の唯一の楽しみだ!!」と語ったことがあり、<那田蜘蛛山編>でもより強い相手へ挑む姿勢は変わりません。そして、細かく作戦を練ることが苦手で、戦いはいつも「猪突猛進」が合言葉の伊之助でしたが、炭治郎たちの優しさに触れて少しだけ協力することを学び、自分より遥かに強そうな相手と対峙したときに仲間の言葉を思い出して自分を奮い立たせるといった、ひとつ成長した姿を見せます。