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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編:松岡禎丞|声優インタビュー第4弾

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』嘴平伊之助役 松岡禎丞さんインタビュー|伊之助を演じる時はひたむきさ、真っすぐさを意識【第4弾】

幅広い世代から人気を博した『鬼滅の刃』(原作:吾峠呼世晴/集英社ジャンプ コミックス刊)のアニメ劇場版「無限列車編」が10月16日(金)より全国公開スタート! 「無限列車編」はTVアニメの最終話の続きにあたるお話で、原作ファンの間でも人気のエピソードです。

劇場公開を記念して、出演声優陣への連続インタビュー企画をお届けしています。第4弾は嘴平(はしびら)伊之助役 松岡禎丞さんです!

『鬼滅の刃』の大ヒットは必然?!伊之助を演じる時はひたむきさ、真っすぐさを意識

――『鬼滅の刃』のアニメが大ヒットを記録し、注目を集めましたが、松岡さんはどのように感じられていましたか?

嘴平伊之助役 松岡禎丞さん(以下、松岡):正直ここまでの状況は予想していなかったですが、アフレコ現場でもすごい熱量だったし、ufotableさんの映像や音楽、効果音が入ったとき、これはすごいクオリティの作品になったなという実感はありました。

その時から、こういう言い方が正しいのか分からないけれど、敢えて言うなら「必然」だったんじゃないかなと思っています。

――伊之助を演じる時に意識されたことは?

松岡:伊之助は純真無垢に育ってきたことが猪突猛進な性格につながっていると思っています。表裏がなく、正直で、周りのことを考えてないことも含めて、ひたすら真っすぐであることを意識して演じています。

▲『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』場面カット

▲『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』場面カット

――回を追うごとに伊之助が成長したなと感じた点を教えてください。

松岡:炭治郎たちと出会ってから急激に成長していったと思います。それまではただ強いヤツに勝って、自分が一番だと証明したいという気持ちだったけど、仲間と出会い、優しさに触れることで、人を思いやることもできるようになった。実は地頭がいい子という印象があって、教わったことをしっかり吸収して、実践できているように思います。

特にそれを感じたのは那田蜘蛛山でのエピソードです。隊員同士の戦いは御法度と言われて、まあ最初は炭治郎や善逸とは戦ってしまったけれど、言われたあとはしっかり守ろうとしています。他にも「何でアイツはあんなことするんだ?」と理解できないことは聞くし、わからないままにしないんですよね。

炭治郎や善逸に対しは「勝手にしろ!」と言いつつ、仲間として大切に思っているから放っとけないし、失いたくないと本能的に感じているところから成長を実感しています。

▲『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』場面カット

▲『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』場面カット

▲『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』場面カット

▲『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』場面カット

印象的だった鼓屋敷でのエピソード。また伊之助や善逸と出会った炭治郎の変化とは?

――ここまで演じてきた中で印象的なエピソードは?

松岡:鼓屋敷で炭治郎と戦った時です。相手をねじふせようとする姿勢だったのが、炭治郎の優しさに触れたことで、(伊之助の)感覚が変わりはじめるので、印象に残っています。懸命に禰豆子が入っている箱を守る善逸をボコボコにしたのは本当に申し訳なかったなと……。

――行動を共にしてきた炭治郎の変化や成長を感じたところは?

松岡:炭治郎はずっと根っこの部分がブレないですよね。絶えず努力を続けて、普通の人なら折れそうになることがあっても信念を持って、乗り切る強さがある。だから劇的に成長したというよりも、日々の鍛錬や経験の積み重ねで強くなっていっただけだと思っています。

あと変わったなと思うのは、善逸と伊之助が合流してから、笑うことが増えた気がします。年齢が近いこともあるけど、支え合い、切磋琢磨できる仲間ができたからこそ、成長できた部分もあるし、冗談も言えるようになったのかなと。機能回復訓練の時なんて楽しそうでしたからね。戦友だけど親友でもある、そんな関係性なんじゃないかなと思います。

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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