劇場アニメ『WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜』白井悠介さん&土岐隼一さんインタビュー|とても心地よい波待ちの時間。サーフィンアニメを通して感じた“自然”の魅力
サーフィンにすべてを賭ける若者たちの青春を描くメディアミックスプロジェクト『WAVE!!』の劇場アニメ第二章が、10月16日(金)より全国公開中です。
第一章では、茨城県の“大洗”を舞台に、主人公のマサキが秋月ショウと出会いサーフィンにのめり込んでいきましたが、第二章の新たな舞台となるのは神奈川県の“湘南”。
高校生になったマサキは湘南の高校へと進学し、そこで厳名コウスケ、松風ユータ、木戸ナオヤら同年代のサーファーたちと切磋琢磨し合うストーリーが繰り広げられます。
そんな『WAVE!!』第二章でマサキと共に波乗りの魅力に憑りつかれた少年・松風ユータを演じる白井悠介さんと、木戸ナオヤを演じる土岐隼一さんにインタビューを実施しました!
お二人が演じるキャラクターや、実際にサーフィンを体験して感じたことなど、たっぷりと語っていただきましたのでぜひご覧ください。
“分析オタク”と“みるるオタク”
––前回のインタビューで“大洗組3人”にも同じ質問をさせていただきましたが、ご自身が演じられるキャラクターを一言で表すとしたら……?
白井悠介さん(以下、白井):一言で表すとしたら、松風ユータは“分析オタク”です。彼はデータ重視というか、データ収集が大好きな人。本来、サーフィンは自然の中でするスポーツなので、それをデータ化するのは一体どういうことなんだ!?と。
それでもデータとして分析しちゃうくらい、それが彼の性に合っているというか、彼のスタイルなんだと思います。なので、本当に“分析オタク”という言葉がぴったりのキャラクターです。
土岐隼一さん(以下、土岐):ユータが“分析オタク”となると、木戸ナオヤは“みるるオタク”です。
白井:間違いない!
一同:(笑)。
––土岐さん演じる木戸ナオヤは作中に出てくるアニメ「マジカルメイドみるる」をこよなく愛すキャラクターなんですよね。
土岐:はい。みるるへの愛がないと、彼はサーフィンというものに手をつけていないと思うんです。もちろん、みるるオタクではない要素もあると思いますが、彼の根幹にはみるるという作品や存在がいて。
それが彼の人間というか、彼を形づくる上で絶対必要不可欠なものなんじゃないかな、と。ナオヤくんにとっては、みるるオタクという部分がすごく大事な要素の1つだと思います。
––そういえば、今日の衣装もみるるカラーですね。
土岐:そうなんです。ナオヤくんが着ている服も、ピンクとミントカラーというみるるカラーを取り入れているものが多くて。
サーフボードにもナオヤくんらしさが表れていて、ただのオタクというだけではなくて、人に見られるという部分も意識しているんですよね。
オタクがあるが故のこだわりというか、人に見られることを意識した自分なりのコーディネートを考えているところは、ただのオタクではないな、と。やっぱりその根幹にもみるるがいるから、彼にとってはそこが大事なんだな、と思います。
作中でも、ナオヤくんにとってみるるの存在がどれだけ大きい存在なのか、みるるとナオヤくんの大事なエピソードがあるので、“みるるオタク”であることがすべてを物語っていると感じます。
……このサーフボードで海に行くのは勇気がいるんじゃないかな(笑)。
––みるるの存在感が圧倒的なデザインですから……!
土岐:そこを別に恥ずかしいとも何とも思っていないところがカッコいいところでもあります。いわゆる、“痛ボード”と呼ばれるものは、僕の友人もスノーボードとして使っているんです。
でも、サーフボードでは見たことがなかったので、こういう人種がもっと増えてくれたら楽しいですし、嬉しいですよね。
––もし、サーフボードを作る機会があるとしたら、お二人はどんなデザインにしたいです?
白井:僕はとりあえず緑にします。
土岐:あはははは(笑)。どの緑にするかですよね!
白井:まずは色から決めて、デザインは難しいな~。
土岐:難しいですよね。
白井:緑一色というよりかは、緑と白の相性はすごく良いと思っているので、緑と白を基調にしたデザインにすると思います。
––素敵なサーフボードになりそうな予感……!
白井:自分のオリジナルボードをデザインするのは楽しそうですよね。
土岐:ハワイだとステッカーを貼ったり、簡単な方法かつ結構手頃な値段で作れますよね。確か、のぶさん(岡本信彦さん)たちがやっていたような気がします。
白井:そうなんだ! いつかみんなでオリジナルボードを作成してみたいです。
土岐:やってみたい!
白井:でも、最終的には家に持っていかないといけない(笑)。
土岐:飾るだけのつもりではないですけど、飾るだけでも絵になりますし、玄関やリビングに立てかけて、それを見るだけで良い肴になりますよね。
白井:YouTubeの自分の部屋の後ろにサーフボードを立てかけたい……! 実際にそのサーフボードでサーフィンをしに行ったりして、すごく楽しそう!
土岐:いろいろな楽しみ方ができて良いですよね。
––土岐さんはどんなデザインのサーフボードにしたいです?
土岐:僕は、たぶんナオヤくんのようにみるるのサーフボードにはしないと思います(笑)。
一同:(笑)。
土岐:でも、結構そういうデザインをするのが好きなほうで。ミニ四駆やプラモデルをやっている時にも自分のオリジナルカラーに塗ったりするので、結構こだわると思います。
ネイビーとか、イギリスの国旗の紺・白・赤というトリコロールが大好きなので、あのような色味で作りたいです。
––それもまたオシャレで素敵です!
土岐:こうやってデザインを考える時が1番楽しいんですよね。
白井:分かる分かる!
土岐:(白井さんのほうを見て)お洋服を作っていらっしゃるじゃないですか、デザインを考える時って楽しいですよね。
白井:すごく楽しい! カードゲームのデッキを考える時のように楽しい。
土岐:確かに(笑)。そういう楽しさが癖になりそうですよね。