新世代のポップ・アイコン、ナナヲアカリ、TVアニメ『戦翼のシグルドリーヴァ』OPテーマはロックど真ん中で「君」を撃ち抜く
シンガーソングライターのナナヲアカリさんがTVアニメ『戦翼のシグルドリーヴァ』OPテーマ・「Higher's High」を3枚目のシングルとしてリリースする。
ナナヲさんは “社会不適合系ダメポップ”という新たな世界観でSNSシーンのど真ん中に切り込んだ新世代ポップ・アイコン。2020年冬クール最もバズったアニソンとしてMVの再生回数が3600万回を超える「チューリングラブ feat.Sou」(TVアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』EDテーマ)に続き、二作連続でアニメソングの歌唱となる。
また、今作は「チューリングラブ feat.Sou」や「ダダダダ天使」などを手がける人気ボカロ P・ナユタン星人プロデュースで、これまでのポップでファンシーな路線とは違うアニソンロックとなった。シングル「Higher's High」で新境地を切り開くことになった経緯を教えてもらった。
「ナナヲも止まってないよ」というメッセージを発信したかった
──前回取材をさせてもらったときに、「こうしたご時世で疲弊しているなかで、ナナヲの作品がその人にとって少しでも明るいニュースになればいいなって思っています」とおっしゃってましたが、その後、「ナナヲアカリの七大声明」を発表。まさに明るいニュースとして7つの声明が次々に届きました。
ナナヲアカリさん(以下、ナナヲ): 7月7日から始まって順次公開していきました。「七大声明」で最後に発表したアルバムタイトルも『七転七起』ですし、ナナヲはいったいどれだけ”ナナ”に頼るんだって感じなんですが(笑)。
小出しにお知らせをしていけば、「今月もお知らせある」って気持ちでみんな楽しめるんじゃないかなと思って、ワクワクを作っていこうと。
でも、最後にアルバムを発表することは決めていたのですが、実は1~6個目って具体的に決まってなかったんですよ(笑)。
──そうだったんですか!?
ナナヲ:はい(笑)。満を持して発表したような感じがあったので、意外かもしれません。アニメ(『戦翼のシグルドリーヴァ』以下略)のことは入れられるなとは思っていましたけど、当初は何番目に発表するかも決めてなくて。
「じゃあ、他に何がある?」って考えていくような感じでした。発表するたびに、その前に発表したニュースと同じくらいか、超えていくような驚きを作っていきたかったから。
「このニュースだけ小さくない?」って思われてしまうのは嫌だなと思って。
──「七大声明」はナナヲさんのなかで「みんなに楽しんでもらいたい」といったサービス精神からきたものなのでしょうか?
ナナヲ:そんなにいいものではないかもしれないですが(笑)。でも、すごく暗い年になってしまったなって思っていて。「ナナヲも止まってないよ」というメッセージを発信したいって気持ちがすごくありました。
──なんなら昨年以上に動かれているような。
ナナヲ:確かに!(笑)