声優
RAISE A SUILEN レイヤ役 Raychellさん 5thSG発売記念インタビュー

RAISE A SUILEN レイヤ役 Raychellさんインタビュー|5thSG『Sacred world』を控えたRaychellさんがこれまでを振り返る! まず私たちのサウンドを聞いてもらおう、私たちはリアルバンドだから

 

バンドリ!プロジェクトへの参加は即答だった!?

――そもそもRaychellさんが『バンドリ!』に参加するにあたってどのような経緯が?

Raychell:私は当時ソロで活動していて、ブシロード10周年ライブにソロとして出させていただいた際に、サポートで大塚紗英ちゃんとドラムの夏芽が付いてくれた中でステージに立っていて。それを木谷さん(※5)が見てくださっていたんです。

そこで「『バンドリ!』で第3のリアルバンドを作るんですけど、Raychellさん入ってもらえませんか?」と言っていただき、もう即答で「はい、よろしくお願いします」と答えさせていただきました。

事務所の後輩でもある大塚紗英ちゃんが事務所に入った時からPoppin'Partyになっていく過程を全部見てきましたし、ポピパさんのストーリーとかも全て見ていて凄く素敵だなって思いました。

人が増えて大きくなっていく過程とか、愛され方なども素晴らしいなって思いましたし、自分がその一員になれるんだと思ったときには本当に素直に嬉しかったです。


※5 木谷高明
株式会社ブシロードの代表取締役会長(現任)。


 

――『バンドリ!』に参加するとなると声優の活動もあるわけですが、そこに対しての躊躇いなどはありませんでしたか?

Raychell:私は結構なんでもやるスタンスでしたし、歌もそうなんですけど声を使う仕事は好きなんです。

元々ラジオをやらせていただいたり、演技においても映画に出させていただいたり、ドラマや舞台とかも経験してきたので、声優業に対しては抵抗なく、是非やらせてくださいって思って。

それで挑戦させていただきましたけど、体を使わずに声だけで演じるのは、本当に難しくて。世にいる声優さんを全員リスペクトしました。

どうしてこんなに上手く演じられるんだろうって思って、改めて感動しました。凄く研究しましたし、レッスンもさせていただきました。

――それこそアニメ「BanG Dream! 3rd Season」ではRAISE A SUILENがメインに描かれる場面が多かったですよね。

Raychell:ポピパさんがあってこそではありますが、自分たちが話の真ん中にくるのは凄くありがたいと言いますか、個人的にも嬉しかったです。多くの方にRAISE A SUILENを知っていただけるきっかけにもなったので、これはもう頑張ろうって。

 

 
特に私と夏芽はキャラクターを頂いて、息を吹き込む経験は本当に初めてだったので、レイヤをどういう風に見せて、どういう風に育てようかは凄く考えながら毎回アフレコに行っていました。

分からないこととか表現の仕方は経験者であるほかの3人にアドバイスを貰いながら収録を進めていきましたね。

――演じる上でご自身とキャラクターがリンクしている部分があったかと思いますが、レイヤとの寄り添い方はどのように考えて演じられていましたか?

Raychell:レイヤって凄く音楽が好きで、幼い頃に花ちゃん(※6)に救われて、そこから花ちゃんといつかバンドを組みたいと思ってずっとサポートをやってきて。

チュチュに声をかけてもらってRAISE A SUILENに入りましたが、根本はやっぱり歌が好き。私も小さい頃から歌が好きで、一生歌っていたいと思って活動をはじめたので、そこは似ている部分だなと思います。

けど、何でも歌いこなせるレイヤに対して、私は元々バラードやR&Bを歌っていたので、アニソンやロックってそこまで歌ってこなかったんです。『バンドリ!』への参加をきっかけにロックやアニソンを頻繁に聞くようになりました。

だから、レイヤの(何でも歌いこなせる)プロフェッショナルという言葉を濁さないように、私も負けないようにしました。レイヤと切磋琢磨しながら、歌に関してはElements Gardenさんに鍛えていただいて。

レイヤだったらきっとこういう風に歌うかなとか、メンバーとの掛け合いの部分とか、歌詞の意味とか、そういう表現の仕方は考えながら歌わせていただきましたね。


※6 花園たえ(CV.大塚紗英)
小学生の頃からギターを始め、その腕前はかなりのもの。バンドを始める前は一人でいることが多かったが、みんなと一緒に演奏することの楽しさに衝撃を受け、Poppin'Partyに参加。マイペースでかなりの天然。
(公式サイトより引用)


 

――ちなみに、アニメ「3rd Season」第4話では、作中のRAISE A SUILENが『EXPOSE 'Burn out!!!'』のMVを収録するエピソードがありましたが、実際にMVをご覧になっていかがでしたか?

Raychell:MVを見せてもらった時がメンバーとのリハーサルの時だったんですよ。もう格好良すぎて! 感動して、みんなでキャーキャー言っていました(笑)。自分たちが想像していた以上のものをサンジゲンさん(※7)が作ってくださってビックリしました!


※7 サンジゲン
3DCGアニメーションを制作するアニメスタジオ。「BanG Dream! 2nd Season」「BanG Dream! 3rd Season」「「BanG Dream! FILM LIVE」のほか、スマホ向けゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」アニメMVなどを手掛ける。


 

――アニメの中でMVとして流れるのは心境としては違うものなのでしょうか?

Raychell:違いますね。「レイヤが動いてる!」とか、「こんな時にこんな顔するんだ!」とか発見があって。今までライブでしていなかった動きや表情を、自分たちのパフォーマンスに落とし込んだりして。アニメを経て、メンバーみんなでキャラクターにいっそうリンクしていきましたね。

――キャラクターとキャストがリンクする『バンドリ!』ならではですね。

Raychell:そうですね。(楽曲)制作の過程とか、RAISE A SUILENとしての日常会話にも「レイヤってこんなこと言うんだ」という発見もあったので、よりレイヤを愛らしく思ったり、メンバーとの絆にも気づくことができました。

――ビジュアルだけで言えば、レイヤはかなりクールな印象がありますから、そういう意味では初めてRAISE A SUILENに触れる方にとっても新たな発見があったと思います。

Raychell:そう思っていただけたら嬉しいです。私も実際、(レイヤの印象は)そう思いました。ビジュアルだけだと、ツンケンしているような感じなのかなって。マスキング(※8)も一見怖いじゃないですか(笑)。

――怖いです(笑)。

Raychell:でも、二人とも優しさや思いやりのある部分、芯の通った強い部分があるので、そういうところがより魅力的に描かれたと思います。

 


※8 マスキング(CV.夏芽)
ぶっきらぼうだが、熱い心を持った人情家。ライブハウス『Galaxy』のオーナーの娘で、ドラマーである父にあこがれてドラムを始めた。演奏の腕は確かだが、夢中になると高難度の即興演奏で共演者を振り回してしまい、バンドには参加できなかった過去がある。
(公式サイトより引用)


 

――ではアニメにおけるRAISE A SUILENというバンドの魅力はどういった部分だと思いますか?

Raychell:RAISE A SUILENって実は個々のスキルがみんな高いんですよ。レイヤはバックバンドやサポートとしてベースもボーカルもしてきましたし、マスキングは自分のプレイを認められる場所を探していたりとか。

パレオも本当は自分の表現したいものがあって、その殻を破ってくれたのがチュチュだったんです。みんなそれぞれ隠していたり塞がっていたりしたものが見せられたのは、チュチュがみんなを見つけてくれたから。

RAISE A SUILENの5人はそれぞれ名前に意味合いがあって、レイヤだったらレイヤー、マスキングはマスキングテープ、パレオは体を包むパレオ、ロックも鍵のロック。

そんな彼女たちだからこそ見せられるもは、RAISE A SUILENの強みだと思います。さらに、いま『ガルパ』の方でもRASのストーリーが続いていて、見ていくとよりRAISE A SUILENの絆が深まっている様子が感じられますし、みんなの新たな一面が見られるので、アニメを見てくださった方はこちらもチェックしてみていただけたら嬉しいですね。

 

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