マンガ・ラノベ
『涼宮ハルヒの直観』発売を記念して歴代編集者ら関係者コメント紹介

『涼宮ハルヒ』シリーズ最新刊『涼宮ハルヒの直観』の発売を記念して、谷川流先生の歴代担当編集者やアニメイトの関係者コメントを紹介! 

著・谷川流先生、イラスト・いとうのいぢ先生による人気ライトノベル『涼宮ハルヒ』シリーズ。京都アニメーションによるTVアニメ、映画化をはじめ、スピンオフ作品やゲームなど、幅広いメディアミックス展開が行われている大人気作品です。

2020年11月25日には、9年半ぶりとなる最新刊『涼宮ハルヒの直観』が発売となります。

この度、発売を記念して、谷川流先生の歴代担当編集者やアニメイトの担当者のコメントをアニメイトタイムズ限定で紹介! 当時の『涼宮ハルヒ』シリーズの思い出や裏話など、ぜひ新作のお供にご覧ください!!

初代担当編集 K・Sさん

――先生との関係(例:初代担当編集など)

初代担当編集者

――『涼宮ハルヒ』シリーズに初めて触れた際の感想や第一印象はどのように感じられましたか?

スニーカー大賞の2次選考の段階で読んでいたのですが、「これは受賞するんじゃないか」と思っていたら大賞受賞で、ビックリすると同時に納得もしました。

――自身の立場で、『涼宮ハルヒ』シリーズの盛り上がりや人気をご覧になっての感想や印象は?

海外在中の私の親戚が、海外でハルヒ(日本語版)を読んでファンになっていたこと。

――谷川流先生が一番似ていると思う『涼宮ハルヒ』シリーズの登場人物は誰ですか?

全員がちょっとずつ谷川さんのエッセンスを持っていると感じていますが、谷川さんそのもの、という人物は……いないかなあ。

――谷川流先生にお伝えしたいことをお教えください。

この調子でどんどん続きを書いてください! 全人類が待ち望んでいますよ!!

――あなたにとって『涼宮ハルヒ』シリーズとは?

いろいろな「おもしろい」が詰まったステキな作品です。少しでも関われて幸せでした。

担当編集 Uさん

――先生との関係(例:初代担当編集など)

3代目ぐらいの担当

――『涼宮ハルヒ』シリーズに初めて触れた際の感想や第一印象はどのように感じられましたか?

まだ入社前でした。やはりあの有名なセリフが印象的で、その言葉どおりに事が進んでいく導入のドキドキ感を覚えています。『憂鬱』を読み終えて、本当によく出来た一冊で、スニーカー大賞作品はこういうものか(宣伝)と納得しました。

――自身の立場で、『涼宮ハルヒ』シリーズの盛り上がりや人気をご覧になっての感想や印象は?

編集部に入った翌年がアニメ放送でした。日が経つにつれ、世間も社内もザワザワしていって……。その後、『驚愕』発売のときに携わりましたが、記録的な初版で刊行できたのは根強いファンがいらっしゃった証拠だと思います。

――谷川流先生が一番似ていると思う『涼宮ハルヒ』シリーズの登場人物は誰ですか?

普段は寡黙な方なので「長門」。お好きなジャンルになると饒舌かつ理路整然としていて「古泉」ですね。ちょっと達観していて妙に聡い「国木田」の要素も結構あると思っています。「谷口」では絶対ない。

――谷川流先生にお伝えしたいことをお教えください。

記憶の彼方かもしれませんが、ご無沙汰しております。新刊の刊行おめでとうございます! 親指シフトのキーボードにしがみついて、悪戦苦闘されながら書き上げたかと思いますが、喜ぶ読者の顔や声で、また奮い立ってくださいませ。ひとまず『直観』を楽しみに読ませて頂きます!

あと、いとうのいぢ先生。長年ハルヒを描いて頂き、本当にありがとうございます! これからもよろしくお願いします!

――あなたにとって『涼宮ハルヒ』シリーズとは?

「ハルヒが好きです」と言ってスニーカー編集部に採用され、まさかの担当となり、新刊や画集にも携われました。編集者としての青春時代を一緒に過ごしたような、そんな感覚です。

担当編集 Wさん

――先生との関係(例:初代担当編集など)

歴代担当編集者のひとり

――『涼宮ハルヒ』シリーズに初めて触れた際の感想や第一印象はどのように感じられましたか?

小学生のころに初めて『涼宮ハルヒの憂鬱』を読み、その面白さに衝撃を受けました。キャラクター、展開、結末、全てにワクワクしましたが、いちばん心に刺さったのはキョンのクセになる語り口。「小説の文章って自由でいいんだ」と気づかされ、「読書にハマる」きっかけになりました。

――自身の立場で、『涼宮ハルヒ』シリーズの盛り上がりや人気をご覧になっての感想や印象は?

2018年10月末にムック「ザ・スニーカーLEGEND」を刊行し、シリーズ5年ぶりとなる短編(「七不思議オーバータイム」)を掲載したときの、静かで温かい盛り上がりは印象に残っています。

アンケートも兼ねた読者ハガキをムックにつけたところ、発売翌日から続々とハルヒファンのお便りが届き、自由記載欄には熱のこもったコメントやファンアートが詰まっていました。ハガキは最終的に数百枚となり、ずっと待っていたファンの変わらぬ熱と、時を超えて人を夢中にさせるこのシリーズの強さを感じました。

――谷川流先生が一番似ていると思う『涼宮ハルヒ』シリーズの登場人物は誰ですか?

古泉。彼のミステリやSFに関する蘊蓄は、脳内で谷川さん本人の声になって再生されます。特に新刊の書き下ろし中篇「鶴屋さんの挑戦」は、古泉の口を借りて、谷川さんの尽きぬミステリ愛が語られているような……。

――谷川流先生にお伝えしたいことをお教えください。

ハルヒ新刊という救いをありがとうございます! 物語の最後まで、ずっと楽しみにお待ちしてます。

――あなたにとって『涼宮ハルヒ』シリーズとは?

いつでも発見があり、面白さが無限で、関わるひと全てに前を向かせてくれる物語。

次ページ:アニメイト・書籍・宣伝担当のコメントを紹介
(C) Nagaru Tanigawa, Noizi Ito/KADOKAWA
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