アニメ映画『魔女見習いをさがして』森川葵さん&松井玲奈さん&百田夏菜子さんインタビュー|石田彰さんらプロのお芝居から感じられたもの、大人になって実感する「おジャ魔女どれみ」の魅力とは?
森川さん、松井さん、百田さん、それぞれの印象を打ち明ける
--今回3人で一緒にお仕事をされて、改めて、お互いへの印象を教えてください。
森川:松井さんはとにかく自分の好きなものへのこだわりをしっかり持っていらっしゃって。好きなものの話になるとどんどん出てくるので、「本当に自分の好きなものを守るためだったら何でもできるタイプなんだろうな」と感じました。
(思わず笑ってしまう松井さん)
森川:松井さんはいろいろなことに対して深い追求心や探究心がある方で、百田さんは、松井さんがおっしゃっていたように、ふとした瞬間にレイカちゃんに似ている部分があります。
ほかの取材で「私はダメ男に引っかからない」とおっしゃっていましたが、正直「本当かなぁ?」と(笑)。
百田:(笑)
森川:本当にお茶目で可愛い、愛らしい感じを持っている方なので、そういう男性が寄って来ちゃいそうな心配があります(笑)。
百田:そんな風に思われていたなんて……!(笑)
森川:(笑)
百田:森川さんは1つ違いで年下ですが、役ではレイカのほうが年下なので、年上のように感じる部分があります。
普段、なかなかお会いする機会がありませんが、収録の合間にお話をするとすごく楽しくて。テレビで拝見することもあり、いろいろなことに挑戦されている姿を見て「すごいなぁ」と思っています。
松井さんは、昔は音楽番組ですれ違ったときによそよそしく挨拶していました(笑)。
松井:(笑)
百田:当時からグループを引っ張っていくお姉さん的な存在でしたので、いつもカッコ良いな、と拝見させていただいていました。
今回一緒にお仕事をさせていただいて、森川さんがおっしゃっていたように、本当に好きな話を楽しそうにされていて。「そこまで聞いていないよ……!」というところまで教えてくださるんです(笑)。
一同:(笑)
百田:自分が知らないことをたくさん教えてくださるので、いろいろなお話をしていてすごく楽しいです。
--そんな松井さんはお二人に対してどのような印象を抱いていますか?
松井:森川さんはアフレコ現場で第一声をお聞きしたとき、この作品への熱意がひしひしと感じられるお芝居をされていたのが印象に残っています。また、はづきちゃんのような声音でお話されていたので、普段の声との違いに驚きました。
私自身、ソラはどこかはづきちゃんに似ているなと思っていたので、すごくぴったりだなぁ!と。
三浦翔平さんが演じている大宮さんとソラのふたりのシーンがあって、そのシーンを森川さんだけが収録している様子を後ろから見させていただいたんですけど、見ているこっちがドキドキしてしまうような繊細なお芝居をされていたのでびっくりしました。
私たちは普段、相手がいる状態でお芝居をしているので、相手がいない声だけが聞こえる状態でこれだけ繊細なお芝居ができるなんてすごいな、と思う気持ちと少し悔しい気持ちもこみ上げてきて。
でも、このシーンを映画館のスクリーンで観たとき、すごく素敵なシーンなんだろうなぁと思いながら拝見させていただきました。
--アイドルとして共通点のあった百田さんに対してはいかがでしょうか?
松井:夏菜子ちゃんとはアイドル時代に一緒にお仕事をしていたので、すごく元気でハツラツとした印象があります。
そこがレイカちゃんとマッチしているところでもあり、収録が進んでいくたびにどんどんアドリブの演じ方がバラエティ豊かになってきて、驚き方にもさまざまな種類があって刺激を受けました。
あとは、瞬発力がすごい。監督からのディレクションに対して、どんどん投げ返していく姿に「これは場数からきているものだ……!」と思いました(笑)。