『ROAD59 -新時代任侠特区-』氷室ショウ役・砂川脩弥さんインタビュー|演じるのは家族や仲間愛が強い関西弁キャラクター! SF要素やチームバトルなど新時代の任侠物をテーマにした舞台
『BanG Dream!(バンドリ!)』や『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』など、数々の作品を手掛けるブシロードが新たに贈る『ROAD59 -新時代任侠特区-』。
本作は、欲望が渦巻く街で4つの組織が互いに勢力争いを繰り広げている、新時代の「任侠物」がテーマのメディアミックスプロジェクトです。
そのプロジェクト第1弾なる舞台初演が12月、なかのZERO大ホールにて公演。君沢ユウキさん、砂川脩弥さん、井上正大さん、蒼井翔太さん、京本政樹さんら豪華出演者のほか、GACKTさんが主題歌を担当するなど、期待が高まる布陣となっております。
そこで、アニメイトタイムズでは、家族のような絆を持ち、伝統を重んじる「狛狼組(はくろうぐみ)」の若き組長代行・氷室ショウを演じる砂川脩弥さんにインタビューを実施しました。
自分自身はふわふわしているタイプの人間だと話す砂川さんが演じるのは、自身と真逆のタイプ!? それでも、演じるショウとは通ずるものもあるそうです。本作の魅力やキャラクターなどについてたっぷりと語っていただきました!
『ROAD59 -新時代任侠特区-』INTRODUCTION
眠らない街、天海区。
その陰で「ジンギ」は4つの組織に分かれ、互いに勢力争いを繰り広げている。
時代のしがらみにとらわれず、自由を生きる「春雲組(しののめぐみ)」。
家族のような絆を持ち、伝統を重んじる「狛浪組(はくろうぐみ)」。
金と権力でのし上がった、飛ぶ鳥も落とす勢いの「黒条組(くろじょうぐみ)」。
世界規模の繋がりを持つ、海外マフィアの連合組織「PHOENIX(フェニックス)」。
それぞれの組織が権謀術数を巡らせ一進一退する中、天海区の地下に封印されているという「夜真多大蛇(やまたのおろち)の首」の情報がもたらされる。
その血を飲めば、かつてジンギが持っていた神と等しい力を手にできるという。
裏社会の勢力図を一変させるであろう「ヤマタノオロチの首」とその封印を解く鍵となる、生まれながらにしてジンギの血を引く「少女」を巡りこれまでにない抗争の火ぶたが切って落とされる。
氷室ショウは任侠物の世界でも“正義”に近いキャラクター
——今回、オファーをいただいての出演ということで、お話をいただいたときの率直な感想からお聞かせください。
砂川脩弥さん(以下、砂川):僕、少し前まで出演していた作品が敵サイドの怖い役(※1)でしたので、今回の任侠物のお話をいただいて“役に入りやすいな”と思いました。
怖い感じの目力の作り方など、1年間ずっとやってきたことを活かすことができたら良いなという気持ちと、また違ったキャラクターを魅せることができたら面白いんじゃないかなと感じています。
※1:『仮面ライダーゼロワン』滅/仮面ライダー滅役
——砂川さんが演じられる氷室ショウは、周りの期待に抗えず、組の伝統と格式を背負わされ、不本意ながら極道の道を歩んでいる悩み多き狛浪組の若き組長代行です。
砂川:蒼井翔太さん演じるベネディクトさんほどは見た目は個性的ではありませんが(笑)、喋り方は関西弁で、結構「~ちゃうぞ」みたいなコテコテの関西弁を話すキャラクターなんです。なので、僕としては不安な気持ちもありますが、色々と勉強をしていきたいと思っています。
——ちなみに、今まで関西弁に触れてきたことは?
砂川:仲良くさせていただいている先輩の中に関西弁を話す方がいるので、一応触れてきてはいます。自分できちんと勉強して、舞台では完璧な関西弁をお見せできたら良いなと思っていますが……関西の方は関西弁に関して厳しめなので「エセ」と言われるのが1番怖いです(笑)。
——9月25日に開催された「ブシロード新プロジェクト発表会」では、“これから関西の方たちと触れ合っていきたい”とおっしゃっていましたが、今の段階で関西弁は慣れましたか?
砂川:今の段階ですと、まだ染み込んでいない状態です。一応、関西弁に触れようとして普段から使おうと思ってはいますが、どうしてもこのお仕事は目上の方と触れ合う機会が多いので、なかなか関西弁が使えず難しさを感じています。
——まだまだお稽古もこれからなので、だんだん関西弁に慣れていくと思います! 最初、ビジュアルや設定を見て、氷室ショウはどのような人物だと思われましたか?
砂川:ショウのビジュアルはすごくカッコ良いなと思いましたし、任侠者だとは思えない、刑事と言われても分からないくらいの清純な雰囲気を持っているキャラクターだと感じました。昔から続いている由緒正しい組の組長代行で、すごくカッコ良いキャラクターです。
——ショウが在籍している組は、伝統を重んじる組なんですよね。
砂川:はい。“カタギの人間には手を出すな”というセリフも結構あって、カタギの人間を思いやるような人なので、任侠物の世界でも“仁義にあつい”組織になると思います。
——また、“不本意ながら極道の道を歩んでいる”という紹介文も気になります。
砂川:たぶん、ショウはすごくやさしい人だと思います。不本意ながら組長代行を任されていますが、設定を読ませていただいたときに、すごく純粋で良い人だな、と感じました。