『ROAD59 -新時代任侠特区-』氷室ショウ役・砂川脩弥さんインタビュー|演じるのは家族や仲間愛が強い関西弁キャラクター! SF要素やチームバトルなど新時代の任侠物をテーマにした舞台
ショウの気持ちの部分を出していきたい
——先ほど、ビジュアル撮影をされていましたが、実際に衣装などを身につけたら、よりショウに近づけた感じがあったのではないでしょうか。
砂川:今まではイメージの中でしか想像できなかったので、ショウの衣装を身につけたことで何となくイメージが掴めてきたというか、背筋がしゃんと伸びた感じがしました。
——キリッとしたスーツがとても似合っていますし、その格好でアクションをすることになると、観客にとってはもうたまらないと思います……!
砂川:スーツで舞台に上がるというのが考えられなかったので、ちゃんと動けるのか、お尻が破けないのか心配です(笑)。
一同:(笑)
砂川:でも、僕『ジョン・ウィック』(※2)が好きなので、スーツでスタイリッシュなアクションができると考えたらワクワクします。
アクションに関しては、どのようなスタイルになるか分かりませんが、任侠物で銃が出てくるので、より楽しみです。
※2:キアヌ・リーヴス主演の映画。キアヌ演じる伝説的な暗殺者“ジョン・ウィック”がマフィアに復讐するストーリー。インパクトのあるガンアクションが評価を得ている。
——砂川さん演じるショウとして、舞台上で魅せたいシーンや注目してほしいところがあれば、ぜひ教えてください。
砂川:やっぱりショウが悩んでいるところや、彼の気持ちを感じ取っていただけたら嬉しいです。
キャラクターとして、“悩んでいる男”がキーワードになってくると思うので、そこを感じ取ってもらいたいですし、ショウの気持ちの部分を出していきたいと思っています。
もちろん、アクションもカッコ良くなると思うので注目していただきたいですが、何より気持ちを全面に皆さんに伝えられたらと思います。
——ショウの“気持ち”を伝える、砂川さんのお芝居が楽しみです!
砂川:セリフでも伝えなければなりませんし、顔・表情・仕草も大事になってくると思うので、そこもまた修行です。
——周りにたくさんの先輩方がいらっしゃいますから。
砂川:その安心感はすごく大きいです。何とかしてくれるって言っちゃダメですけど(笑)、皆さんいろいろな経験をされてきていると思うので、本当にすごく楽しみで。
でも実は僕自身、舞台自体が久しぶりなんです。
——そうなんですね!
砂川:2~3年ぶりくらいでしょうか。なので、すごく緊張します。
——久しぶりの舞台ということもありますが、舞台中に気をつけていることやルーティーンなどはありますか?
砂川:5年前ぐらいの話になるんですけど、舞台中にステージに立てるか、立てないかの高熱を出したことがあったんです。それから、できるだけ現場に行くときは体を休めるようにしています。
普段、僕はシャワーを浴びることが多くて、お湯にあまり浸かりませんが、疲れを感じたときは体の疲れを癒すようなご飯を食べたり、ゆっくり休めたりするように気をつけています。
——ちなみに、砂川さんは普段、役作りはどのようにされているのでしょうか?
砂川:僕はセリフを言わないと雰囲気が掴めないので、頭の中で役作りができないタイプなんです。なので、散歩しながらブツブツセリフを言ったりしながら役作りしています。
——家の中よりも散歩しながら役作りされるんですね。
砂川:家って意外と集中力が切れることが多くて。ご飯を食べたりスマホを触ったりしてしまうので、外で歩きながらのほうが役作りはしやすいです。