「諏訪ななか1st LIVE~My prologue~」夜公演のライブレポート|記念すべき1stライブはファンとの思い出の大切な1日に
2020年11月22日(日)、LINE CUBE SHIBUYAにて、声優・アーティストとして活動する諏訪ななかさんの記念すべき1stライブ「諏訪ななか1st LIVE~My prologue~」が開催されました。
今回のライブは、5月13日に発売された1stアルバム『So Sweet Dolce』、11月4日に発売されたミニアルバム『Color me PURPLE』を中心としたステージ構成となっており、ファン待望の1stライブとなりました。
本稿では、可愛らしい衣装を身に纏った諏訪さんが披露した1日限りのステージから、夜公演の模様をお届けします。
会場にいるみんなと思い出を作りたい
記念すべき1stライブは、吊り下げ型のベールが飾り付けられ、まるでおとぎ話に登場する可愛らしいお城のようなセット。特に目を引くのは、中央に設置された紫色のミニステージです。
多くのファンがライブ開始の瞬間を今か今かと待ちわびるなか、会場に流れる楽曲に合わせた手拍子が鳴り響き、ファンの期待は開演前から最高潮に。
そして、会場が暗転すると、ステージに設置されたベールに諏訪さんのシルエットが浮かび上がり、楽曲の開始とともにファン待望の1stライブが幕をあげました。
オープニングナンバーに披露されたのは、「Wonderland!!」。
昨今のライブエンタテインメントは、新型コロナウイルス感染に配慮し、観客の発声を禁止しています。今回のライブも同様で、声が出せない分、ファンは紫色に照らしたペンライトを振り諏訪さんのステージを応援。
それを見た諏訪さんも笑顔を見せ、会場にはすぐさま諏訪さんとファンとの一体感が生まれました。
続いて、ステージ上段からミニステージに移動し、軽やかなステップを踏みながら「So Sweet」を歌いあげます。また、ステージ上にはバックモニターが登場し、可愛らしく歌い上げる諏訪さんの様子が映し出され、遠くのファンもしっかりと諏訪さんの表情が見れる嬉しい演出も見られました。
2曲披露し終えると、会場に足を運んでくれたファンに向けて感謝の言葉を挨拶。「記念すべき1stライブは、会場にいるみんなだけで思い出を作りたい」と今回のライブについて意気込みを語りました。
『So Sweet Dolce』の楽曲は好きな色のペンライト、『Color me PURPLE』の楽曲は好きな紫色を振って、これから披露する楽曲を楽しんでほしいと呼びかけると、3曲目「溶けるみたい」へ。ステージの端から端まで移動し、会場全体に手を振りながらパフォーマンスをする姿からは、ファンへの感謝とライブを楽しんでいる様子が窺えました。
曲中にある合いの手(クラップ)が印象的な「揺れていたい」では、自身の肘を叩きクラップを促す振付が行われたり、曲の終わりにはコンサートの指揮者を思わせるような振付をし、ファンと一体感のあるステージを作り上げました。
続けて披露された「マカロンラブ」では、モニター上に合いの手をいれダンスパフォーマンスをするミニ諏訪さんの姿が映し出された特別映像が流れました。
すると、間奏のタイミングで突如ステージが暗転し、モニターには、赤と白を基調としたチェック柄の新衣装を身にまとった諏訪さんの姿が。ファンが映像見入っていると、新衣装にチェンジした諏訪さんが登場し、ファンが振るペンライトも一層大きくなり、会場が歓喜に包まれました。
6曲目「ショコラ フレーズ」では、ステージ上にベンチやティーカップやスイーツが置かれた小道具が登場。ベンチに座り歌い上げる姿やスイーツを楽しげに選ぶ姿を見ていると、こちらも釣られて笑顔になってしまいます。曲の終わりにはチョコレートがコーティングされたイチゴを手にしてキュートに締めくくり。
「Poison Girl」の際には、マイクスタンドが登場。今までの楽曲と違う本楽曲では会場の雰囲気がガラリと変わり、会場が赤色のペンライトに埋め尽くされ、まるで歓声が聞こえてきそうなほどの熱気が会場を包みます。
5曲をノンストップで披露し終えるとMCへ。諏訪さんは、昼公演後に来場したファンのツイートを見たそうで、「楽しんでくれた様子を見れてうれしい」「今日のライブまでドキドキ、フワフワしてました」と自身の心境を交えて昼公演を振り返りました。
MCが終わると、8曲目「Donut Ring World」へ。手を上下にする振付を披露すると、ファンもペンライトを上下に振り、諏訪さんとファンがシンクロしていきます。
続く、今日という日に出会えたことを感謝するメッセージが込められた「Morning glow」。記念すべき1stライブをファンと開催できたことの嬉しさや喜びを諏訪さんの歌声から感じ、諏訪さんが見せる一瞬一瞬から目が離せなくなります。
「会場に来てくれたファンの皆さんに向けて感謝の気持ちを込めて歌います」
思いを言葉に乗せ、歌うのは「Storytelling」。
曲中では銀色の紙吹雪が噴射され、曲が進むにつれ諏訪さんはステージ上段へ。ライトに照らされた諏訪さんは、ステージ演出も相まって眩しいほどに輝いていました。
曲が終わってしまうと、諏訪さんはベールの向こう側へと足を運んでステージを後にしました。
大きな拍手のあと、アンコールを願う鳴り止まない手拍子が会場全体に鳴り響きます。すると、リボンが可愛らしい衣装にチェンジした諏訪さんが再度ステージ上に登場しました。
アンコールのステージでは、ライブタイトルの一部になっている「My Prologue」と「Merlot Tears」を続けて披露。再度登場した諏訪さんの姿に会場の熱気も急上昇。
アンコールを願ってくれたファンに感謝を述べると、「マスクの下に隠れてるみなさんの笑顔が心の目で見えてますよ」と笑顔でコメントし、ファンもペンライトを振り応えていました。
そして、今日1日が大切な1日になったと改めて1stライブを振り返ると、アンコール3曲目にしてライブ最終曲「Lilac」の披露へ。ファンのこれでもかと言わんばかりのペンライトによる応援に応えるように最後の最後まで笑顔で歌い上げました。
アンコール3曲を披露し終えると、会場にいるファンに向けて手を振り、今日が良い1日でありますようにとコメント。諏訪さんとファン待望の1stライブが幕を閉じました。
諏訪さんとファンが作り上げた一日限りの待望の1stライブ。ですが、ライブタイトルにもあるようにこのライブは序章にしか過ぎません。きっとこれからもファンと諏訪さんが楽しめる大切な1日を過ごせる日が来ることでしょう。ぜひ、あなたもこれから描かれていく諏訪さんの物語を一緒に楽しんでみませんか?
[取材・文/うご 撮影/中原幸]
セットリスト
1.Wonderland!!
2.So Sweet
3.溶けるみたい
4.揺れていたい
5.マカロンラブ
6.ショコラ フレーズ
7.Poison Girl ※夜公演のみ
8.Donut Ring World
9.Morning glow
10.Storytelling
〈ENCORE〉
1.My Prologue
2.Merlot Tears ※夜公演のみ
3.Lilac
リリース情報
各種MV
リード曲「Lilac」
メイキング映像
全曲試聴動画