冬アニメ『ホリミヤ』堀 京子役 戸松 遥|声優インタビュー第1回「喜怒哀楽がはっきりしている部分は似ていると思います」
シリーズ累計570万部を突破したHERO・萩原ダイスケによる超人気漫画『ホリミヤ』。
美人で成績も良く学校ではクラスの中心的存在の堀 京子。でも実は、両親の代わりに、家事や弟の面倒をみる家庭的な高校生。ある時、ケガをした弟を送り届けて来たのは、ネクラと言われていたクラスメイトの宮村伊澄だった。
甘くて切ない微炭酸系スクールライフ『ホリミヤ』が、強力なスタッフにより2021年1月、TVアニメーションに! アニメイトタイムズでは、本作に登場する個性的で魅力的なキャラクターを演じる声優陣にメールインタビューを実施。第1回では、美人で成績優秀、クラスでは男女問わず慕われている人気者な堀 京子 役の戸松 遥さんにお話を伺った。
喜怒哀楽がはっきりしている部分は似ていると思います
――原作を読んだ印象を教えてください。
戸松 遥さん(以下、戸松):大人の私が読んでもいろいろなところでドキドキさせてもらうのはもちろんなのですが、他にもそれぞれのキャラクターの家庭環境や過去の人間関係などがしっかり掘り下げられているところがあって、読んでいていろいろなことを考えさせられました。
個人的にはずっと女子校で育ったので、こういう青春を送りたかった!という理想がすべて詰まってます!(笑)
――堀京子を演じることが決まったとき、どんなことを思いましたか?
戸松:オーディションで原作に触れたとき「堀さんを絶対に演じたい!」と思いました。
私自身がこの作品のファンになったのもありますし、彼女は高校生だけど歳の離れた弟の面倒を見ていることもあって、普通の女子高生以上の貫禄みたいなものが出ているので、細かい心情の移り変わりやお姉ちゃんらしさ、彼女の良い部分を今の自分で表現してみたい!と思いました。
――そんな堀京子に共感するところ、好きなところも教えてください。
戸松:私は彼女ほど完璧ではありませんが、でもチャキチャキしている堀さんの気持ちに共感できるときはあります。あとは喜怒哀楽がはっきりしている部分は似ているなぁと思います。
――演じるときに心がけていることがあればお願いします。相手によって距離感を変化させたりしているのですか?
戸松:誰にでも分け隔てなく話せる子なので、この人にはこの距離感でというのはあまり意識しないようにはしていました。
ただ、宮村と2人でいるときだけは女の子らしい表情やセリフもあるので、意識してはいましたが、そこは作品の空気感が自然に引っ張っていってくれたので、良い意味でこちらがあえて意識する事は少なかったかもしれないですね。
――その宮村伊澄の魅力はどんなところにあると思いますか?
戸松:優しさですね!!!
堀さんの無茶なリクエストにもなんだかんだ言いながら応えてくれたり、感情が昂ぶった堀さんを優しく包み込んでくれる器があるのは宮村しかいないなぁと思います。
あらためて本当にピッタリな2人ですね。
――宮村役の内山昂輝さんとのやり取りが多かったと思いますが、掛け合いはいかがでしたか?
戸松:ほぼ2人の会話の回とかもあったので、掛け合いが出来なければ成り立たなかったと思います。そのくらい相手の距離感や温度感がとても大事な作品なので、家で考えてきたことよりも現場で生まれることのほうが多い現場でした。