同時に“夢”を持つ喜びを知れた――劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』アマゾン・トリオ / 日野聡さん、豊永利行さん、蒼井翔太さんインタビュー
世界中を夢中にさせ社会現象を巻き起こした伝説の少女漫画「美少女戦士セーラームーン」。劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」の前編が2021年1月8日(金)に、後編が2月11日(木・祝)より連続公開となります。
今作では、ちびうさ・エリオスの淡い初恋とセーラー戦士たちの成長を描く《デッド・ムーン》編が前後編で描かれます。
アニメイトタイムズでは公開を記念して、本作に出演するキャスト陣にインタビューを実施! 第1回目は、セーラー戦士たちの前に立ちはだかり惑わせる敵“アマゾン・トリオ”です。
タイガーズ・アイ役の日野聡さん、ホークス・アイ役の豊永利行さん、フィッシュ・アイ役の蒼井翔太さん、それぞれのキャラクターに対する印象や、3人での収録エピソードなどを語っていただきました。
3人とも思い入れのある「美少女戦士セーラームーン」という作品
――たくさんの人に愛されている「美少女戦士セーラームーン」という作品に出演が決まったときの感想をお聞かせください。
フィッシュ・アイ役:蒼井翔太さん(以下、蒼井):「美少女戦士セーラームーン」という作品は僕にとって青春そのもので、学生時代に何度も彼女たちに救われました。
セーラー戦士たちも大好きですが、「美少女戦士セーラームーン」の作品の中で1番好きなキャラクターは誰?と聞かれたときには、フィッシュ・アイが好きだとずっと言っていたほど大好きなキャラクターです。
そのくらい自分にとって大きな作品に、《デッド・ムーン》編でフィッシュ・アイを演じさせていただくことが決まって、本当に驚きと喜び、奇跡を強く感じました。
タイガーズ・アイ役:日野聡さん(以下、日野):自分は妹が「美少女戦士セーラームーン」を観ていたので、初期の作品は一緒に観ていました。
まさか自分がビッグタイトルの「美少女戦士セーラームーン」に、しかも人気のシリーズである《デッド・ムーン》編のアマゾン・トリオの1人を演じさせていただくとは思っていなかったので非常に光栄です。
オーディションに合格したと聞いたときは、マネージャーさんと一緒に「よっしゃー!」と喜びました。
ホークス・アイ役:豊永利行さん(以下、豊永):僕が「美少女戦士セーラームーン」と初めて出会ったのは、原作をずっと買い続けていた叔母がきっかけでした。
「美少女戦士セーラームーン」といえば知らない人はいないだろうというビッグタイトルなので、僕ももちろん知っていましたし、実際に原作を読んで「みんな可愛い~」と思いながら「まもちゃん(地場 衛/タキシード仮面)になりたい~」と(笑)。大人の男ってカッコいい~!という状態になっていました。
――やはり、男性から見てもまもちゃんは憧れの存在なのですね。
豊永:カッコいいですよね。当時、自分が若い時に見る“大人の男性像”みたいなものがありました。彼は高校生なんですけどね(笑)。(※今回の映画では大学に進学しています)
自分の年齢がまもちゃんの年齢に近くにつれて、“あれ!? 高校生ってこんな感じ!?”とだんだん現実を知っていきました(笑)。
――日野さんと蒼井さんはまもちゃんのような高校生活は過ごせましたか?
日野:いえ、まったく。微塵もないです(笑)。
蒼井:僕はもうセーラー戦士側です!
豊永:あはははは(笑)。まもちゃんに恋する側だね。
蒼井:そうです。昔、ごっこ遊びでまもちゃん役をやらせてもらったことがありますけど、どっちかというと、亜美ちゃん(セーラーマーキュリー)とかセーラー戦士側をやることが多かったです。
――そうだったんですね! 先ほどのお話に戻りますが、豊永さんは出演が決まったとき、どのようなお気持ちでしたか?
豊永:今回、ホークス・アイ役に決定したというお話をいただいたとき、マネージャーさんに「マジで!?」と結構なボリュームで反応しちゃうほど驚きまして。
その後、「美少女戦士セーラームーン」の大ファンである奥さんに「『セーラームーン』のホークス・アイになりました」と伝えたら、奥さんも自分と同じような反応をしていました(笑)。
――豊永さんの奥様も本当に「美少女戦士セーラームーン」が大好きなのですね。
豊永:「セーラームーンのことなら何でも喋れるから何でも聞いて」と言ってくれましたね(笑)。
いろいろな話を聞きつつ、「アマゾン・トリオっていうのはね……」と詳しく教えてもらって「なるほどね~!」と。
我が家での話が膨らんだというところでも、非常に感謝しております(笑)。
一同:(笑)。
豊永:というところもあり、今回の作品は僕の中で非常に思い出に残る作品になるだろうと強く感じています。