【連載】『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:スバル役 小林裕介さんインタビュー前編|疑問や謎が多かった前半クールの解決編となる後半クールをやっと届けられる喜び
収録でパワーを使うのは今まで通り。でも後半クールは収録後に清々しい気分も!?
――現在、後半クールの収録が進んでいますが、このクールについての印象はいかがですか?
小林:いつも通りですね。毎回エネルギーを絞りとられている感じです。でも話数によっては他のキャラクターにスポットが当たることがあるので、少し気分的に楽になる時があるくらいで。
あと今までは「どうしたらいいんだ?」という負の感情での叫びや嘆きにパワーをとられていたけど、このクールではいい方向に持っていこうと前向きかつプラスにパワーを使っているので、収録後は清々しい感覚があるのが前半クールとの違いですね。
――後半クールに入るにあたって先生やスタッフとお話しされたことはありますか?
小林:ある回だけ、その時の感情はどちらなのか、二捨択一で迷った時は収録前にお聞きしました。普段なら尋ねないで、まずはやってみて考えることが多いんですけど、その時は大きな分かれ道になる気がしたので確認させていただきました。それと収録時は完成映像ではないので、リハーサルビデオで見て、表情がわかりにくかったり、OFFで見えないところはあらかじめ小説を読んで確認して、整合性をとる作業は必ずしています。
後半クールの収録では、前向きになったスバルにやりやすさも!?
――前半クールと後半クールの収録で気持ちの変化はありましたか?
小林:スバルは他のキャラクターと違って、コラボとかほとんどなかったので、ツライ気持ちを引っ張ったまま、やれた気がします(笑)。あとコロナ禍ですが、メインで絡む方とは一緒に掛け合いができたので、ちゃんとぶつかり合っていいものができたなという実感はあります。
――後半クールの台本を見るとスバルともう1人のキャラの掛け合いが長めのシーンが多い気がして。大変なのでは?
小林:量的には前半クールと変わらない気がするんですけど、前向きになったスバルだから何を言われても自分の信念を曲げないという強い意志を持ってできるので、やりやすかったです。
――あと前半クールの映像は見直しされましたか?
小林:オンエア終了後に何回か見直しました。オンエア中は気分的に落ち着いて見られなかったので、一息ついてから全部見直して、「ああ、頑張ったな」と(笑)。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会