【連載】『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:スバル役 小林裕介さんインタビュー後編|サブタイトルと同名の曲が流れて鳥肌! ロズワールに宣戦布告後にはスバルの久々のどや感も見られた39話
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA刊)が2nd season(第2期)前半クールから3カ月のブレイクを経て、後半クールが遂に放送スタート! 前半クール最後のオットーに殴られたスバルがいよいよ反撃に乗り出しました。
2nd season後半クール開始と共に、アニメイトタイムズでの連続インタビュー企画もリスタート。第1弾にご登場いただくのはナツキ・スバル役の小林裕介さんです。前後編に渡ってお送りしていますが、後編となる今回は後半クールの幕開けとなった39話をたっぷり振り返っていただきました!
サブタイトルと同名の曲が流れて鳥肌! ロズワールに宣戦布告後にはスバルの久々のどや感も見られた39話
――先日、オンエアされた39話を振り返ってみた感想と印象的なシーンを挙げてください。
小林裕介さん(以下、小林):サブタイトル通り、最初に「STRAIGHT BET」(MYTH&ROIDによる1st seasonのED曲「STYX HELIX」のシングルカップリング&7話挿入歌)が流れた時、鳥肌が立ちました。曲が流れた後、ロズワールに宣戦布告しますが、最初は表情が意気揚々としていて、1st seasonの頃のどや感の強いスバルのような。オットーのひと言のおかげで立ち直ったつもりで芝居したら、渡辺監督から「そうじゃないです。ここはもっと決意に満ちた感じで」と。
「絵をあまり気にせずに、もっとシリアスに、真正面からロズワールに戦いを挑むくらいの強さを見せてほしい」と言われて、スバル自身もどんどん進化して変わっていくんだなと思いました。絶望したり、落ち込んでも立ち直ったらおちゃらけたりしていたけど、人間として成長しているんだなというのが伝わってきた39話でした。
――前半クールの38話ラストでオットーに殴られ、この39話の冒頭でも軽くあしらわれて、ある意味、無様な姿を見せたスバルでしたが、ロズワールに賭けを持ちかける時の表情は自信に満ちていて。そのコントラストがすごいですね。
小林:どうしてオットーがあんなにカッコよくなるのか不思議(笑)。彼もたまっていたものがいっぱいあったでしょうから必然ではあると思うんですけど。
――オットーに促されて、これまで何があったのかを説明しましたが、「死に戻り」を他人には言えないはずなのでどこまで話したのかなと?
小林:「死に戻り」の話はしてないはずです。スバルはこれからロズワール邸や聖域に降りかかることを自分はわかっていると話して、根拠がないことだけどオットーは信じてくれたということだと思います。
ロズワールやエミリアとの対話、ガーフィールVSオットーなど密度が濃い回
――ロズワールと話した後、エミリアともじっくり話すシーンもありました。
小林:この時は試練を克服できないエミリアをフォローして支えてあげようという気持ちで接する気持ちが強かったと思います。
――ロズワールは1st seasonではユーモラスでスバルを手のひらで転がす余裕が感じられましたが、2nd seasonではボロボロになった姿を見せたり、焦りさえ感じられて、まったく印象が変わった気がします。
小林:そうですね。でも後半クールを見ていくともっと印象が変わると思います。どう変わるのか、説明したいところですが、現時点ではちょっと……。まあ、この後も引き続き見ていただければわかっていただけるはずです。
――更にガーフィールとオットーの対決もあり、数回に分けてもいいくらい、かなり密度が濃い回でしたね。
小林:前半クールを見てくださった方ならついてこられると思います。前半クールも結構な密度だったし。前半は謎要素が多くて、もやもやすることが多かったけど、今回の密度の濃さは解決に向けてのものなので、それほど苦にならないと思います。
――これまで通り、スバルが苦しめられ、痛めつけられたからの反撃していく気持ち良さやカタルシスが待っているはずだと。
小林:おっしゃる通りです(笑)。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会