【連載】『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:ガーフィール役 岡本信彦さんインタビュー前編|ガーフィールの株が上下を繰り返した前半クールから評価が固まる後半クールへ
『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA刊)の2nd season後半クールが現在放送中ですが、アニメイトタイムズでの連続インタビュー企画もリスタート!
第3弾にご登場いただくのはガーフィール役の岡本信彦さんです。前後編に渡ってお送りしますが、前編となる今回は『リゼロ』の印象とガーフィールを演じる時に意識したこと、2nd season前半クールで印象に残っているシーンなど語っていただきました。
『リゼロ』は「死に戻り」のアイデアがすごい! 出演前からガーフィール役を望む声が!?
――『リゼロ』という作品に印象をお聞かせください。
岡本信彦さん(以下、岡本):実は、1st seasonの時のオーディションを受けていたので、この作品の特徴でもある「死に戻り」は知っていました。ラムが40話でスバルのことを「ここ一番の時、妙にタイミングのいい男」と言っていましたが、タイムリープのように「死に戻り」の能力を活かして、状況を打破していくというアイデアはすごいなと思いました。
――ガーフィールは2nd seasonからの登場ですが、既に出演している他のキャストからお話を聞いたりされたことは?
岡本:ファンの方々から「ガーフォールは岡本さんにやってほしい」という声をいただいていて、ガーフィールというキャラがいることを知りました(笑)。
――ファンの方の先見性はすごいですね。
岡本:普段から別の作品でもそういうことはありましたが、気にしないようにしていました。他の方に決まるとショックを受けるので(笑)。でも『リゼロ』では事前に名前を知っていたガーフィール役に決まって嬉しかったです。
ガーフィールは粗暴さに加えて優しさやツンデレを。難しかったセリフの「ァ」や「ッ」の表現!?
――ガーフィールについての印象と演じる時に心がけたことは?
岡本:荒々しさや粗暴さに加えて、優しさやツンデレっぽさが出せればいいのかなと思っていました。でもスバルたちの敵っぽい雰囲気もあったので、その場その場で臨機応変に対応していましたが、主軸自体は優しい男を意識していました。
――台本のセリフにはほぼ全部に「ァ」、「ッ」、「ェ」などがいましたが、お芝居上はどのように表現されたのですか?
岡本:そこがめちゃめちゃ難しくて。長月(達平)先生から「歯がギザギザだからうまくしゃべれない設定があります」とお聞きしました。でも噛んでいるように聞こえるのは嫌だったので、言い慣れている感を出せればいいなと思っていました。
ディレクションは「ことわざを言う時はカッコよく」!?
――何かディレクションはありましたか?
岡本:ガーフィールはよくことわざを言いますが、「全部カッコよくしてください。ガーフィールはこの言葉でみんなをおとす感覚でいいので」と。だから中2病っぽく、彼の中ではカッコいいことを言っているつもりでいる感じです。
――ラムが好きで、好きな女子の前ではカッコつけたいみたいなところも。
岡本:そうですね。彼の中では「男はこうであれ」というイメージや考え方があって、その理想を体現しようとしている感じかなと。本当は「姉ちゃん」、「ばあちゃん」と言っているけど、彼の中のカッコいい男の子は違うという固定観念があるので、フレデリカを「姉貴」とかリューズを「ババア」と言ってしまうのかもしれません。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会