アニメ

2021-01-25 12:00

ちょっぴり照れ屋だけど愛されキャラなあかねちゃん。第3期は彼女の目線で楽しむのもあり!?　冬アニメ『のんのんびよりのんすとっぷ』新谷良子さん×田中あいみさんインタビュー（前編）【インタビュー連載第3回】

フルートは「吹いてみたけど音が出なかった」「難しそうなイメージ」

――このみやあかねは吹奏楽部でフルートを担当していますので、楽器に関するエピソードもお聞きしたいと思います。新谷さんは高校時代に吹奏楽部だったそうですね。

新谷：そうです。高校で2年間だけやりました。

田中：何の楽器だったんですか？

新谷：パーカッション。その時点で声優を目指していて、声優になれる的な本に「リズム感が大事」と書いてあったんですよ。リズム感をつけるためにパーカッションをやりたくて、高校2年の時に入れてもらいました。

田中：知らなかったです。

新谷：なので、部活の雰囲気は過去の思い出に当てはめているんですけど、金管楽器や木管楽器をやっていたわけではないので、（フルートは）単純にすごいなって思います。

――吹奏楽部ですからフルート自体はあったと思いますが、吹いてみた経験は？

新谷：友達から借りて吹いてみたことはあるんですけど、音は出なかったです（笑）。

田中：やっぱりすぐには出ないものなんですね。

新谷：リコーダーと一緒だろうと思っていたら、全然できなくて。こんなに難しいんだと思いました。いま思うと、リズム感もそうですけど、腹筋や肺活量のためにそういう楽器をやっておけば良かったなと。

――確かに、腹筋や腹式呼吸の基礎が鍛えられたかもしれないですね。田中さんの方は、ギターをやられていたとお聞きしました。

田中：はい。学生時代、軽音楽部でギターをやっていて、バンド活動もちょっとしていました。

新谷：格好いい！

田中：その時ちょうどアニメの『けいおん！』がすごく流行っていたんです。

新谷：若っ！（笑）　そ、そうだよね……私は完全に大人になってからだったけど、あれは憧れるよね。

田中：ガールズバンドを組みたいって子がすごく多かったから、メンバーも集めやすかったんですよ。

新谷：やっぱりアニメの力ってすごいね。

田中：めちゃめちゃ人気でした。

――バンド活動の一方で、吹奏楽への興味や実際に経験したことはありましたか？

田中：私は全然触れてこなかったです。吹奏楽系は敷居が高く、高価な楽器を用意して、すぐには吹いたり弾いたりできないものというイメージがあって。特にフルートはすごく難しそうってイメージが私の中でありました。

――こういう系の楽器で言えば、リコーダーは学校の授業でありましたよね？

新谷：私はありました。

田中：私も必須でありました。ソプラノリコーダーとアルトリコーダーもあって。アルトリコーダーって急に大きくなりますよね（笑）。懐かしいです。

――じゃあ、ドの音が出にくいという感覚は？

田中：わかりますね。

もっとお話をして新たな一面を見つけていきたい

――おふたりは本作で初対面だったとのことですが、お互いの最初の印象はいかがでしたか？

田中：私はファンとして見ていた作品だったので、好きな作品の知っている声が隣のマイクからして、「あ、このみ先輩だ」って嬉しい気持ちになりました（笑）。

新谷：ちょっとわかるかも（笑）。私は、（田中さんのことを）めちゃめちゃ繊細なお姫様みたいだなって思いました。最初に会った時、パステルカラーのふわふわなワンピースを着ていて、めちゃくちゃ可愛くて。たおやかな人が来た！って。

田中：その印象がどんどん崩れないように気を付けます（笑）。

――その印象はまだ崩れていないですか？

新谷：全然崩れていないです。でも、ギターをやっていたと聞いて、ロックな一面も見つけたいなって思いましたね。

――ちなみに、バンドではどんな曲をやっていたのですか？

田中：YUI（現在はyuiとして活動）さんが好きでやっていました。ほかにもUVERworldとかRADWIMPSとかですね。流行り始めた頃だったので。

新谷：やっぱり、人って一面だけじゃないのが面白いですよね。今はキャラクターの一面の方が強くて、私はこのみのイメージだろうし、（田中さんは）あかねちゃんとしてのイメージなんですけど、もっとお話していきたいです。

田中：まだ会っていないメンバーもたくさんいますからね。

――このご時世だと、全員でアフレコするのが難しいですからね。

新谷：みんなアフレコが早いから、スタジオに来た時にはもう前の人が帰っていたりして、すれ違いもままならない時が結構あるんですよ。ちょっと寂しいですけど、それでもこの時期にアフレコをやれていることの方が嬉しいです。

田中：本当にそう思います。

――では、第3話以降も楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

新谷：これまでずっと続いてきたシリーズということで、今まで見てくださった皆さんは入りやすいと思いますし、『のんのんびよりのんすとっぷ』から入った人はあかねちゃん目線で入りやすいんじゃないかなって。構える感じではなく、お茶を片手にまったり見ていただける作品ですので、今後も見ていただけたら嬉しいです。

田中：第1話や第2話を見ていただいて、あかねちゃんはこんな子なんだ、こんな風に『のんのんびより』に関わってくるキャラクターなんだと知ってもらえたと思います。今後もあかねちゃんの新たな面がどんどん出てきますので、見逃さずに見て欲しいです。

[取材・文／千葉研一]

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TVアニメ「のんのんびよりのんすとっぷ」作品情報

イントロダクション

「やっぱりここは田舎なのん。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「旭丘分校」の生徒はたった5人。
学年も性格も違うけれど、野菜を作ったり、
虫捕りをしたり、楽器を練習してみたり・・・
春夏秋冬の変わりゆく田舎生活は
ワクワクが止まりません。

のどかでいつも通りだけど、くすっときて、
ちょっぴり沁みて、心がほっこりする。
まったりゆるゆるなメンバーが送る日常が、
またまたはじまります。

放送情報

2021年1月よりTVアニメ放送スタート！
テレビ東京：1月10日より毎週日曜25:35～
テレビ大阪：1月13日より毎週水曜26:35～
テレビ愛知：1月10日より毎週日曜25:35～
BSテレ東：1月11日より毎週月曜24:30～
AT-X：11月14日より毎週木曜21:30～
（リピート放送：毎週月曜9:30～毎週水曜15:30～）

各配信サイトでも配信予定！

※放送日時は変更になる可能性がござます、予めご了承ください。

スタッフ

原作: あっと（月刊コミックアライブ連載/KADOKAWA刊）
監督:川面真也
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:大塚舞
総作画監督:大塚舞、古川英樹
色彩設計:重冨英里
美術監督:横山淳史
美術：草薙
撮影監督:佐藤敦
編集：坪根健太郎
音響監督:亀山俊樹
音楽:水谷広美
音楽制作:ランティス
アニメーション制作：SILVER LINK.