アニメ『進撃の巨人』芋女ことサシャ・ブラウスの活躍を振り返り! 通過儀礼で見せた食への執着と愛されバカっぷり、仲間想いな一面まで紹介
「別冊少年マガジン」にて連載中の諫山創先生によるコミックを原作としたアニメ『進撃の巨人』。2013年にTVアニメ化を果たすと、原作の残酷でショッキングな描写の数々や過酷な運命に抗う少年たちの力強い姿、そして立体機動装置を用いた巨人との戦闘シーンが迫力満点に描写!
声優陣の力強い演技や各主題歌といったアニメならではの要素が原作の魅力を引き立てると、SNSなど各所で大きな話題に。2017年には第2期、2018年、2019年には第3期、そして2020年12月より「The Final Season」がNHK総合にて毎週日曜24時10分から放送中です!
人間と巨人による激しい戦いを通して、徐々に“壁の中”に隠された秘密が明らかになる本シリーズ。放送中の「The Final Season」では、一度目の「超大型巨人」襲来から時を経て、エレンをはじめとした調査兵団のメンバーは、ついに壁の向こう側へと進出! その先に待っていたのはなんと……? 近代兵器を手にした調査兵団の新たな戦いがシリーズお馴染みのハイクオリティな描写で展開中です!
最新67話「凶弾」の放送後となる本稿では、新たな地で戦いに身を投じる調査兵団のメンバーより、サシャ・ブラウスの活躍を振り返り。凶弾の行き着いた先は――ぜひ最新67話とあわせてご覧ください。
▲「Season 1」から「Season 3」までの振り返りに、ぜひこちらの動画もチェックしてみてください!
登場しただけで作品の雰囲気を変えた“芋女”
サシャ・ブラウスはTVアニメ第3話より登場した兵団の第104期生のひとり。エレンやミカサをはじめとした「面構えが違う」面々以外がキース教官の通過儀礼で絞られ、戦々恐々とする中で彼女は、“芋を食べている”という衝撃的な登場を果たします。
その姿には、あの威圧感満点な教官も理解不能な様子。物語はまだ第3話といえど、これまで巨人の襲来というショッキングな展開から復讐を誓うエレンの姿が重々しく描かれてきただけに、このサシャの登場シーンはキャラクターたちだけでなく、我々視聴者すら唖然とさせました。
そんな登場の仕方だけあり、彼女の食べ物への執着心は異常なほど。教官に芋を食べている理由を問われた際には調理場からつい持ち出してしまったと返答しつつ、「冷めてしまっては元も子もないので。今食べるべきだと判断しました!」と的はずれな回答で教官をさらに困惑させます。
そもそも盗んでいること自体が問題な気がしますがサシャに悪気はない様子で、何をどう受け取ったのか彼女は、教官に「半分どうぞ」と芋の半分(と言いつつ渡したのは半分にも満たない量)を舌打ち混じりで渡し、満面の笑みを覗かせました。ちなみに、罰として死ぬ寸前まで走れと命令されましたが、飯抜きと言われたときのほうが悲壮な顔をしたんだとか。
この出来事をきっかけに「芋女」というあだ名とバカの称号を得た彼女。ミカサには度々意地悪(?)されており、パンをお預けされたり、エレンとジャンの喧嘩をごまかすために放屁の濡れ衣を着せられたりと、仲間内ではぞんざいな扱いを受けることも度々。
しかし、戦闘においては立体機動装置を手足のように使い熟すなど、身体能力は悪くないよう。また、第4話の訓練において「型破りな勘の良さがあるが、それ故に組織行動には向かない」と教官に評されるなど、勘の良さには定評が。特に、悪い方の勘はよく当たるようで、第104期生での中でも彼女の勘を信じる場面が描かれています。
少し人間性に欠けた部分が散見される彼女ですが、訓練兵として最終的な成績は218名中9位という好成績を残しました。卒業後は上位10人に許される憲兵団入りを選ばず、ほかの面々と同じく調査兵団入りを志願。これは、巨人から土地を取り返し、家畜を増やすため。つまり、もっと肉を食べたいのだとか。
プロフィール
性別:女
誕生日:7月26日
身長:168cm
体重:55kg
(『進撃の巨人 キャラクター名鑑』より)