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アニメ『呪術廻戦』関智一×松岡禎丞 声優インタビュー

アニメ『呪術廻戦』パンダ役・関智一さん×究極メカ丸役・松岡禎丞さんインタビュー│関智一さんが感じた『どろろ』に通ずる世界観! 松岡禎丞さんは“五条先生になんとかしてほしい”くらいキャラクターに感情移入?

『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で好評連載中の『呪術廻戦』(芥見下々さん原作)。2020年秋にスタートしたアニメも話題沸騰中!

アニメは第2クールに入り、現在は主人公の虎杖(いたどり)属する呪術高専東京校と京都校の対抗戦が展開中!先日の虎杖VS東堂戦を皮切りに、第16話では遂に東京校のパンダと京都校の究極(アルティメット)メカ丸という異色メンバーによるバトルが開戦!

注目のバトルを前にパンダ役の関 智一さんと究極メカ丸役の松岡禎丞さんの対談が実現!作品の魅力やお互いのお芝居の印象、第16話の見どころについて語っていただきました!

 

 
《第2クール:インタビュー記事バックナンバー》
□01 虎杖悠仁役・榎木淳弥×東堂葵役・木村昴
□02 パンダ役・関智一×究極メカ丸役・松岡禎丞
□03 釘崎野薔薇役・瀬戸麻沙美×禪院真希役・小松未可子×禪院真依役・井上麻里奈

《第1クール:インタビュー記事バックナンバー》
□01 虎杖悠仁役・榎木淳弥
□02 両面宿儺役・諏訪部順一
□03 五条 悟役・中村悠一
□04 釘崎野薔薇役・瀬戸麻沙美

松岡さんいわく「ドラマチックであり、虎杖が不気味」? 関さんが感じる『どろろ』の世界観に通じるものとは?

――『呪術廻戦』の原作や台本、資料を読んで感じた作品の印象や魅力を教えてください。

パンダ役 関 智一さん(以下、関):絵がきれいだし、ストーリーも練られた素晴らしい作品で、手塚治虫(※)先生の『どろろ』の世界観に通じるものがあるなと思いました。

虎杖は特級呪物「両面宿儺の指」を集めることになりますが、『どろろ』の百鬼丸も奪われた体を取り戻すためにどろろと旅をしていて、人間に戻ろうとしているところとか。元々、日本人の気質的にも霊や妖怪は合っていて、受け入れやすい題材じゃないかなとも思いました。

※手塚治虫さんの「塚」は、旧漢字表記となります。

究極(アルティメット)メカ丸役 松岡禎丞さん(以下、松岡):人間の深い部分の闇が見えるし、呪術師側にも思惑があり、それらが複雑に絡み合ったドラマチックな作品だなと思いました。異質で個性的な様々なキャラクターがいる中で、虎杖が一番不気味な存在だという説が僕の中ではあって。「両面宿儺の指」を食べても異常や拒絶反応がないところとか、受肉する前から圧倒的な身体能力の高さもあり「この子は本当に人間なのかな?」と思わせる点もいくつあるので、彼の出生が気になります。 

そして、死にそうになかった子が簡単に死んでしまうツラさ。見ている自分も「マジか~!? 五条先生、何とかしてくださ~い!」って(笑)。1人ひとりのキャラクターにしっかりバックボーンがあるから感情移入しやすいし、不器用でも一歩一歩進んでいく姿を見ていると熱くなります。

パンダの初登場回と京都校との初遭遇が印象的。パンダを演じる時は「お父さんらしく」!?

――パンダは第1クールから出演していますが、第1クールで印象に残っているシーンやエピソードを教えてください。

関:まず交流会が始まる前に、東堂たち京都校のメンバーと初対戦した第8話は印象深かったですね。東堂の強さや不気味さが見られたり、真希と真依の姉妹対面があったりと今後が気になる前哨戦でした。あとパンダをはじめとする2年生が初登場した第5話も印象に残っています。

――改めてご自身のキャラについての印象をお聞かせください。まずパンダの印象と演じる時に意識されている点を教えてください。

関:パンダは外見のようなコミカルな面もあれば、冷静さやシリアスな面もあって。彼は夜蛾学長が作りだした呪骸で、ピュアに育っていった部分と自分が作りものであると自覚してサポート役に徹しようという深い心持ちになっているからなのかなと。

最初はどう演じたらいいのかわからなくて、ブサかわみたいな雰囲気を入れていましたが、後の収録で、音響監督から「お父さんっぽくやってください」というディレクションをいただいたので、それ以降はそこを意識して演じています。

あと幼少時のパンダも演じさせていただきましたが、意外とピュアな声が出たことに僕自身もビックリしました。そして、幼児キャラもイケるんじゃないかと思って、今一生懸命、練習しています(笑)。

ロボットっぽいけど人間、難しい究極メカ丸をどう松岡さんは演じたのか?

――では究極メカ丸についてもお聞かせください。

松岡:公式HPのキャラクター紹介にもあるように、見た目はロボットですが、実は生身の人間でメカ丸の出生の秘密を知った時はその壮絶さに驚き、だからこそあれほど強い力を持ったのかと思いました。それゆえに演じるのが難しくて、メカ要素を入れようと思って練習し、収録に臨みましたが、テストが始まる前に音響監督から「メカ要素は一切やらなくていいです」と言われて。僕が事前に考えていた方向性もメカっぽいけど人間らしさがあって、自然体で話した結果、メカっぽく聞こえるというものだったので、半分くらいのせてみようかなと。

それで直しが入ったら修正すればいいやと思ってやってみたら「まったく問題ないです」と言ってくださって、心の中で「やった!」と思って、嬉しかったです。

複雑なメカ丸役は松岡さんが適任! 関さんの芝居の切り替えでブース内の温度も!?

――お互いのキャラクターの印象やお芝居の感想をお聞かせください。

関:メカ丸は複雑なキャラクターだなと。その生い立ちだけではなく、ロボなんだか人なんだか(笑)。でも松岡君はこだわって、考え抜いて演じる役者さんなので、難しいキャラクターこそむしろ適任だなと思ったし、実際に期待通りでした。

実はある番組で、僕がMCをする回に、松岡君にゲストで来ていただいたことがあって。いろいろな役の演じ分けを披露してくれたり、(演技に対する)想いを語ってくれた後の共演だったのでどんな演技を見せてくれるのか楽しみでもあり、怖いなとも思ったり(笑)。

松岡:怖がらないでください(笑)。関さんは僕にとって尊敬すべき大先輩です。子供の頃から好きだったTVアニメには必ず関さんが出演されていたと言っていいくらいですし。

これまで関さんが演じるキャラクターをいろいろと見てきましたが、今回はパンダということで、「どうなるんだろう?」と思っていましたが、やっぱり関さんはすごいですね。コメディの時とシリアスの時の切り替えがすごくて、ブースの中の温度が変わったように感じたくらい。

関:それは大げさでしょ!(笑)

松岡:その緩急の付け方に圧倒されましたし、笑いをこらえるのも大変でした。

 

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
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