『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.4-公演レポート|ついに4ディビジョン集結!最高熱量バチバチのラップ&ダンスバトル!
社会現象を巻き起こしている大人気コンテンツ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-(ヒプマイ)』。
舞台『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.4-が2月5日(金)から東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕しました。
今作は、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の舞台化第4弾。
イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”、ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”と初めて4ディビジョンが集結し、いままで以上の熱いラップバトルが繰り広げられています。
また当シリーズではもうおなじみのディビジョン・ダンス・バトル“D.D.B”ダンサーたちが魅せる、卓越したクオリティのストリートダンスパフォーマンスも大きな見どころのひとつ!
本稿では男たちが絡み合う運命に立ち向かいラップバトルをくり広げる本編と、本編終了後のキャスト達によるライブの様子もお届けします。
※今公演は新型コロナウイルス感染拡大予防に関する取り組みを徹底した上、政府の緊急事態宣言及び東京都の方針を受け、一部開演時間を見直して上演しました。
波乱の予感?華やかなオープニング!
開演と同時にサイレンとヘリのホバリング音が渦巻くなか、観客は中王区へと誘われ、場内には“言の葉党”党首・東方天乙統女(とうほうてんおとめ)の声が強く響き渡ります。
イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!“山田一郎、ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW“碧棺左馬刻、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”飴村乱数、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”神宮寺寂雷が互いにそれぞれ並々ならぬ因縁を吐露し合い、不穏な幕開けとなります。
オープニングはLEDスーツで力強いダンスパフォーマンスを見せる“D.D.B”が登場。プロジェクションマッピングを活かした演出、また色鮮やかに飛び交うライト、そして腹の底まで振動が伝わる大音量のリズムなど、一気にヒプマイの世界観に!
続いてキャストパレードではイケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!が三兄弟ならではの勢いと熱さを、ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW“がハマらしく凄みのあるライムを、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”は弾けるポップな魅力を、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”はアダルト組だけが持つ濃い個性など、舞台上に4ディビジョンが勢揃いした姿は圧巻!華やかなオープニングとなりました。
バトル前夜、中王区入りした各ディビジョン
本作はディビジョンバトル決勝トーナメント前日、4ディビジョンが中王区入りした時の出来事が軸になったストーリー。
物陰で何者かから連絡を受けるシブヤの乱数の姿。明るく対応しますがその表情は暗鬱に変化し内容も不明のまま。
そのころイケブクロは翌日に向けナーバスになっている兄・一郎を気遣い、弟の二郎・三郎は二人で食事をとりに中王区の街中へ出ます。二郎と三郎は「生意気!」「この低脳!」とケンカばかりですが、一途に兄を慕う健気さは共通。微笑ましい小競り合いのなか、二郎は『いつの間にか携帯を紛失』したことに気づきます。
一方、ホテルに残った一郎は決勝トーナメントに向け、対戦するヨコハマの碧棺左馬刻へとこじらせた因縁の想いを募らせます。過去、同じ“The Dirty Dawg”の仲間として左馬刻『さん』と呼び慕っていたこと、決定的に絶縁となった『あの』出来事、生まれた憎しみ。そんな想いを巡らせている最中にかかってきた一本の着信。血相を変え部屋を飛び出す一郎でした。
二番手・三番手が容赦なく仕掛ける!
その頃ヨコハマでは、入間銃兎に「闇カジノが開かれている」と匿名のタレコミが入り毒島メイソン理鶯と二人で向かいます。そこには一攫千金を狙いボロ負けしたシブヤの有栖川帝統が!帝統が無理やり呼び出していた同じくシブヤの夢野幻太郎も共に、銃兎と理鶯の容赦ないラップ攻撃を受けますが、シブヤの二人は混乱にまぎれ逃げ延びます。
この闇カジノを取り締まる銃兎と理鶯の場面では、D.D.Bと共に息の合ったキレのあるダンス、そしてラップの応酬も見どころのひとつ!
また、ホテルに独り残った左馬刻は、翌日対決する一郎への憎悪を燃やしていました。それと同時に、自分の前から消えて離れていった最愛の妹・碧棺合歓(あおひつぎねむ)への思慕も膨らみ、切ない想いを繊細に歌い上げる左馬刻。
そんななか部屋の前に落ちていた合歓のブレスレットに気づき、顔色が一変。左馬刻は単身街中に向かうのでした。