【連載】TVアニメ『ゾンビランドサガ』ゆうぎり役 衣川里佳さん×星川リリィ役 田中美海さんインタビュー【SAGA. 04 RE_前編】|お気に入りキャラはロメロとサキ。気になるキャラはあの人!?
多くの視聴者に感動を与えつつ、多くの疑問を残したTVアニメ『ゾンビランドサガ』。その続篇『ゾンビランドサガ リベンジ』が2021年4月に始まります!
約2年半ぶりのTVシリーズ復活を祝して、アニメイトタイムズで掲載されていたインタビュー連載も復活! 今回ご登場いただくのはゆうぎり役の衣川里佳さん&星川リリィ役の田中美海さんの対談の模様を前後編に渡ってお送りします。
前編となる今回は1期シリーズの印象とキャラを演じる時に意識したこと、そしてお気に入りのエピソードベスト3や好きな楽曲など語っていただきました!
オーディション原稿での予想を裏切られ3話までキョトン状態。がっつり歌うことにもビックリ!?
――まず演じる前は作品についてどんな印象を受けましたか?
ゆうぎり役 衣川里佳さん(以下、衣川):オリジナル作品のため、情報もなく、いただいたオーディション原稿から読み解くしかなくて。しかもすべてシリアスなセリフだったので重い話なのかなと思っていたら、1話の収録で「あれ!?」って。予想を裏切られた感じで、3話くらいまできょとんとしてました(笑)。
星川リリィ役 田中美海さん(以下、田中):確かに。私もリリィのオーディション原稿を見た時、シリアスでシビアなストーリーなのかなって。こんなに歌って、踊るアニメだとも思っていなかったし、佐賀県を舞台にしていることも知らなくて。1話の台本をいただいてから、どんどん情報が入ってきて、「これはおもしろいぞ」と思いました。
――アイドルものだとは聞かされていなかったんですか?
衣川:アイドルだけど、歌ったり、踊ったりするとは聞いてなかったです。
田中:私はリリィ役に受かった後、レコーディングの曲数が多いことを知って、「歌うんだ!?」と驚きました。
衣川:オーディションにはベテランの方もいらっしゃったので、歌唱などもなさそうだなと思っていました。
田中:アイドルが主人公だけど、人間ドラマを見せる方向なのかなと。
衣川:でも、ふたを開けてみたらがっつりアイドルだったね(笑)。
ゆうぎりは大人っぽい色気だけでなく19歳の年相応のかわいさも。独特の廓詞も勉強
――ゆうぎりをどんなイメージで演じようと考えて収録に臨まれたのでしょうか?
衣川:設定に「おいらん」と書いてあったので、最初はお色気担当のお姉さんみたいなイメージだったんですけど、回を重ねるごとに19歳の年相応のかわいらしさがあって。1人だけ生きていた時代が違うのでピュアで生まれたての子どもっぽさもあって、ただお姉さんじゃないんだなという発見がありました。
田中:でもこの時代にもしっかり順応しているよね。
――以前のインタビューでは「演じる時はしゃべり方に注意しています。昔の人は『っ」を使わないらしくて」とおっしゃっていました。
衣川:ゆうぎりが使っている廓詞(くるわことば=遊郭で使われていた言葉遣い)のことも知らなかったので、勉強して少しでも違和感がないようにと思って、自分で資料を探したり、おいらんが出てくるような時代劇を見たりしました。
リリィはマスコットみたいなキャラ。キャピっとしたところも振り切って
――リリィの印象と演じる時に心がけたことは?
田中:リリィの第一印象はメンバーの中でも最年少だし、小さいし、星の髪飾りをつけていたり、マスコットキャラクターみたいだなと思いました。いざ収録が始まると思ったよりもキャピっとしていて、「これで大丈夫かな?」と少し心配でしたが、(幸太郎役の)宮野(真守)さんをはじめ、いろいろな方がクスクス笑ってくれているのを見て、「あっ!? いいんだ」とか「もっとやってもいいんだ!」と思えるようになって。
衣川:かわいすぎて笑っちゃうんだよね。
田中:話数を重ねるごとに裏の顔が出てきたりして楽しかったし、他の子たちとの違いが出せたらいいなと思って演じていました。
――フランシュシュの中ではリリィとサキがムードメーカー的な存在でしたね。
田中:そうですね。2人の言い合いも微笑ましいんですよね。「このちんちく!」、「ちんちくじゃないもん!」とかのじゃれ合いもかわいくて。(サキ役の田野)アサミさんも「かわいいな」と言ってくれるのが嬉しかったし、サキちゃんも同じような気持ちでイジっていたんじゃないかなと。いい関係性ですね。
(C)ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会