激動の1年に夢と希望を届け続けた『ヒーリングっど♥プリキュア』！　最終回収録を経て、春公開の映画に向け溢れ出す想い──悠木碧さん、依田菜津さん、河野ひよりさん、三森すずこさんインタビュー

キャラクターたちの意外な一面とは？

──三森さんからキャラクターの個性がバラバラだというお話がありましたが、「このキャラクターにはこんな一面があったんだ」と感じるようなエピソードはありましたか？

依田：ずっとどこかで話したかったんですが──監督とプロデューサーさんが言っていたんですが、ペギタンの寝ている小さいお布団ってちゆが作ったんだって（笑）。

一同：えーっ！

悠木：縫ったの!?

依田：「作ったんだろうな～」って言ってました（笑）。

悠木：いちおう（ペギタンは）男の子だしね。同じお布団ってわけにはいかないよね（笑）。ラビリンとのどかは一緒に寝てますが。

依田：そうなんです！　実は「どこでゲットしたんだろう？」と気になっていたんです。たしかにあのサイズ感は規製品ではないですよね（笑）。

悠木：ちゆ優しい。お裁縫もできるなんて。できた子だよ。

一同：（笑）

三森：本当にさすが。

依田：なんでもできる、よくやってるよ～（笑）。

──（笑）悠木さんはどうですか？

悠木：私はアースが衝撃的でした！　こんなキャラいます!?　超戦闘特化型で！　“お姉さまカッコいい憧れ系”かと思いきや、誰もに愛される精霊さんで。あんなに見目麗しいルックスで、庇護欲をかきたてられるなって思ったんです。

　
でも見た目と中身が全然全違うことはあるわけで。アニメーションだから極端に表現されてはいますけれど、それが愛おしい形で体現されたキャラクターだと思っています。アースが出てきてからどんどん好きになってしまって（笑）。

みんな好きなんですけど、後半戦からグッと。……ラテさまに止められているところとかも、たまらないよね！（笑）

三森：誰よりも子どもとして扱われてる気がする（笑）。

依田：アースの最初の収録のとき、私もスタッフさんたちも「新しい風が入ってきた」って感じがして。三森さんの存在も、その言葉にふさわしいというか。

おおらかに構えてくださっているので、アースが加わったことにより現場の自由度がひとつあがった感じがしました。「ヒープリ」の世界観も、現場の空気感もひとまわり大きくなったような気がします。

河野：私はヒーリングアニマルたちの存在が印象的でした。ヒーリングアニマルたちって一般のひとの前では、ぬいぐるみのふりをするじゃないですか。でもりりちゃんたちや（25話登場）、日下織江さん（18話登場）に絡んだり、ラベンだるまちゃん（15話に登場したハーブガーデンのマスコットキャラクター）をゲットするためにハーブガーデンに通ったりするエピソードから、それぞれ意外な一面が見えて良いなって。

最初の2話、3話では、ペギタンがパートナーを見つけられなくて落ち込んでいて。それに対して、ニャトランが（声真似をしながら）「俺は探しに行くけど、お前はそこでそうしてろよ！」って感じで（笑）。