『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:スバル役 小林裕介さんインタビュー前編|小林さんが選ぶ後半クール各回の印象的なシーン!
42話はエミリアが育った素敵な環境が微笑ましく。気になるキャラ、ジュースも登場!
――42話「記憶の旅路」はエミリアが試練に挑む回で、幼少期のエミリアの過去が描かれました。
小林:ここは完全にノータッチでまっさらな気持ちで見られたので、本当に楽しかったですね(笑)。フォルトナやアーチ、ジュースなど新しいキャラクターが登場しましたが、一番気になったのはジュースで、「来た来た! 絶対アイツだ」と思いながら見ていました。またエミリアはこんなに素敵な環境で育ったことがわかって微笑ましかったです。今までは、差別されたり、ないがしろにされてきた面しか見られていなかったので、こういう時代もあったんだと感動しました。
――エミリアの性格や話し方はフォルトナから受け継いでいるんだなとも。
小林:『リゼロ』は他のキャラクターから特徴など引き継ぐことが多いと思うんです。スバルも父の賢一にしゃべり方が少し似ていたり、人と人との絆がそういう形で引き継がれているところは『リゼロ』らしさかもしれないなと新しい一面が見えた気がします。
――そしてエミリアとエキドナが一緒に行動しているのも新鮮でした。
小林:なぜあれほどエキドナがエミリアを嫌っているのか、いまだによくわかっていなくて。魔女であり、魔女に風貌が見ているという共通点から忌み嫌っているのかもしれないけど、この先、2人のやり取りが終わった後もしこりが残るシーンだったので、今後その理由が明かされることを期待しています。
――エミリアにスバルの愛情が注がれているからかも。エキドナは協力の申し出を断られたのに。
小林:そうなのかな?(笑) もし嫉妬しているとしたらエキドナも人みたいなところがあるんですね。エミリアが意図せず、少し煽るようなことを言っているのにはハラハラしましたけど(笑)。
大司教同士の戦いに震えた43話。ジュースがペテルギウスになるきっかけも!?
――43話「平家星の笑った日」は、フォルトナとジュースが、レグルスとパンドラと対峙し、ジュースがペテルギウスだったことが明らかになりました。
小林:ジュースとレグルスの大罪司教同士の戦いに震えました。ジュースの覚悟だったり、そこまでしても倒せないレグルスの強さ、そんなレグルスさえも手駒にすぎず、何を考えているのかわからない魔女のパンドラとか。今後、スバルの敵になるであろう人たちの強さを見せつけられました。
またジュースがペテルギウスになるきっかけのシーンもあって。その後に、ペテルギウスに憑依されるシーンを演じる機会がありましたが、いままでとは心持ちがまったく違って、あまりネタっぽくやらないようにしようと思いました。
――レグルス自体が2nd season最初の26話「それぞれの誓い」に登場していたキャラクターで。
小林:人々からレムの記憶を奪ったり、レムが眠ったままになったり、クルシュが記憶を失ったりした原因の1人、まさに諸悪の根源ですからね。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会