『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:スバル役 小林裕介さんインタビュー前編|小林さんが選ぶ後半クール各回の印象的なシーン!
『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA刊)の2nd season後半クールが現在放送中ですが、アニメイトタイムズでの連続インタビュー企画もリスタート! 第7弾は、ナツキ・スバル役の小林裕介さんで、前後編に分けてお送りします。
前編は2nd season後半クールも先日、45話が放送され、折り返し地点に突入したので、後半クールの各回を振り返って、印象的なシーンについて語っていただきました。この記事を読んで、これからのクライマックスへ気持ちを高めてください!
45話でわかった聖域の存在理由とロズワールの強い執着のワケ
――先日、オンエアされた45話「聖域の始まりと、崩壊の始まり」では過去のロズワールが描かれ、エキドナとの出会い、ベアトリスやリューズとの関係性が明らかになりました。
スバル役 小林裕介さん(以下、小林):ようやく2nd seasonの肝になる聖域の本当の存在理由がわかりました。過去の先生(エキドナ)とロズワールと、魔人ヘクトールの決着が語られないまま、今に戻ってきてしまったので疑問は残りしましたけど、ロズワールがなぜ聖域に執着していたのかも見えたので、皆さんもすっきりしたんじゃないかなと思います。
――最後にエミリアを待っていたラムの真意も気になるところです。後半クールではエミリアが挑む試練や、聖域で起こっていること、そしてロズワール邸を襲うエルザたちと、違う場所でのお話が並行で描かれているので、演じるのが難しかったのでは?
小林:演じるのはあくまでスバル側でのお話なので、特に難しい点はありませんでした。聖域になる前のお話は、スバルは登場していないけど、話を聞いていたていで進んでいくので、そこはちゃんと読んで把握はしていました。逆に、エミリアの第一の試練のエピソードは知らなくてもいい情報だったので、あえてシャットアウトしていました。
後半クールではふわふわしていた構図がハッキリ見えて、最終戦への下地も
――後半クールの折り返し地点に入ったところで、ここまでを振り返ってみた感想は?
小林:スバルがオットーの協力を得ることができて、今までとは違う前向きな気持ちで、ロズワールと対峙することになった後は、ガーフィールやエミリア、ロズワール、リューズ、ベアトリスなど他のキャラクターの過去が描かれて。「なぜ、この人たちはこんなに意固地になっているんだろう?」というモヤモヤがやっと解明されて。その後、仲間になる人や相変わらず対立する人がいますが、これまでふわふわしていた構図がハッキリした形で最終的な局面に向かおうという最終戦への下地ができたなと。
――39話前後のインタビューでは「もやもやを解決してくれる後半クール」、「見終わった後には心地よい疲れが」とおっしゃっていましたが、その意味がわかりました。
小林:スバルもすべてがうまく行くとは思っていないでしょうけど、それでも話して、気持ちを分かち合えるオットーという相方がいることでだいぶ楽になったんじゃないかなと思います。
――オットーに本当の意味で心を開いた後、開き直った感じで、スバルの登場シーンはコミカルな描写が増えて。シリアスなシーンが続く中で、ひと息つける役割を担っていたような。
小林:そのギャグっぽい掛け合いの相手はほとんどオットーだったので、そのコンビ感がすごくいいですね。またこれまではスバルがボケて、オットーがつっ込む構図だったのがたまに逆転することもあって。それを見るだけでも2人の関係性が進んだなと思うし、ほっこりします。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会