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冬アニメ『俺だけ入れる隠しダンジョン』鬼頭明里インタビュー【連載 第5回】

鬼頭明里さんがルナを演じる上で意識したのは、同じお姉さんポジションのローラと被らないこと|冬アニメ『俺だけ入れる隠しダンジョン』声優インタビュー【連載】

WEBサイトへ投稿され、講談社 Kラノベブックスから書籍化を果たした人気ファンタジー『俺だけ入れる隠しダンジョン』。本作のTVアニメが、1月から好評放送中です。

その放送を記念して、アニメイトタイムズでは出演声優陣へのインタビューを掲載。第5回は、ローラ(CV:大久保瑠美)の親友にしてエルフの聖女・ルナを演じる鬼頭明里さん!

鬼頭さんによると、ルナはローラと同じく年上のお姉さん的なポジションだそうですが、演じる上ではキャラクターが被らないよう意識するポイントがあったのだとか。そしてノルが女性陣にモテモテな理由についても分析した場面は要チェックです!


 

エッチなシーンからハートフルな話まで、様々な要素を取り込んだ読者を飽きさせない作品

――作品の第一印象はいかがでしたか?

ルナ役・鬼頭明里さん(以下、鬼頭):最初にコミカライズを読ませていただいたんですが、ハーレムものなのでエッチなシーンがたくさんある作品なのかなと思っていたら、面白いギャグシーンがたくさんあって、そうかと思えばハートフルなお話も入っていて。見どころがたくさんある、読者を飽きさせない作品だなと思いました。

――鬼頭さん演じるルナについてはいかがでしょうか?

鬼頭:最初はかっこいいお姉さんの印象が強かったので、すぐ弱気になってしまうところやノルに対して意外と積極的なところを見て、そのギャップに驚きました。同時に親しみやすさも感じられて、気持ちを乗せやすかったです。

――最初は「聖女様」として登場しました。

鬼頭:マリアの呪いを解くシリアスなエピソードでしたし、聖女様としてみんなに尊敬されているので、どちらかと言えばクールな人なのかなと思ったら、意外とノリがよく、ノルたちともすぐ打ち解けて。いつの間にかノルたちのパーティに加わっていたのも納得です。みんなと楽しそうにしていて私も嬉しくなりました。

――演じていてルナの見方は変わりましたか?

鬼頭:「誰かのために何かをしたい」という気持ちを常に持っている真面目な子なので、本質的に優しい人という印象は変わっていないです。

――演じていて何か意識したことや楽しかったところを教えてください。

鬼頭:いろいろな個性の女性キャラクターが登場するので、まずはキャラが被らないことを意識しました。特に意識したのは、同じお姉さんポジションのローラです。思っていたよりもお姉さんっぽい感じのお芝居だったので、ルナはどちらかというとクールさを意識しながら演じました。

楽しかったところは、お色気シーンです(笑)。お色気シーンの多い作品にあまり出演させていただいたことがなかったので、すごく新鮮でした。

――かえって難しくなかったですか?

鬼頭:難しさよりも、楽しさのほうが大きかったです。難しかったのは、ルナがいつも「ノル殿」と言うところ。「のるどの」がすごく言いにくくて(笑)。毎回、苦戦していました。

――確かに、口に出してみると言いづらいですね。

鬼頭:普段しないような古風な言い回しも多いので、例えば「ノル殿のためなのだぞ」みたいなセリフは、言いにくくてちょっと大変でした。

――監督や音響監督から何かリクエストなどはありましたか?

鬼頭:スムーズにアフレコが進んでいったので、大きなディレクションが入ることはなかったと思います。ただ、一回で収録できる人数が限られているので、それが大変でした。

――少人数で順番にアフレコしていくのは、やはり難しいものですか?

鬼頭:はい。しかも、自分の出ているパートのみを収録するので、他のシーンで皆さんがどんなお芝居をされているかは完成映像を見るまでわからないんです。相手がいるのといないのとでは、掛け合いという意味で感覚が全然違いますし、なかなか慣れなかったです。

――よく一緒に収録する役者さんはいたんですか?

鬼頭:ルナはローラと掛け合うことが多かったので、大久保(瑠美)さんと一緒になることが多かったです。ルナとローラの掛け合いは楽しくできました。

(C)瀬戸メグル・講談社/俺だけ入れる製作委員会
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