『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:ベアトリス役 新井里美さんインタビュー前編|ベアトリスの400年抱えていた想いや過去が描かれた第2期、試練を受けているつもりで臨んでいた収録
『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA刊)の2nd season後半クールもいよいよ終盤へ! そして当サイトでの連続インタビュー企画の残りもあとわずか!
第9弾は、ベアトリス役を演じる新井里美さんが登場! 前後編に分けてお送りします。前編ではここまでのベアトリスを振り返りつつ、スバルやロズワール、リューズについての印象、2nd seasonの印象的なシーンなど語っていただきました!
ベアトリスの謎が明かされ、スバルが想いを理解し、手を差し伸べてくれた2nd season
――2nd seasonのベアトリスをどのように感じられましたか?
ベアトリス役 新井里美さん(以下、新井):1st seasonからずっと一人ぼっちで、禁書庫で誰かを待ち続けていましたが、誰を待っていたのかが今回の後半クールでわかったことが大きかったと思います。
また1st seasonに比べて、スバルとの関係性が変わった気がします。1st seasonの時はスバルに話しかけられたり、頼られたりはしても、自分自身のことについて話すことはほとんどなかったけど、2nd seasonに入ってからはベアトリスの過去や抱えていることが描かれたことで、どんな人物なのかわかってもらえる喜びと同時に、せつなさや悲しさも感じました。でもスバルがベアトリスの胸の内を理解して、手を差し伸べようとしてくれたことは嬉しかったです。
――思い起こせば1st seasonではロズワール邸でのお話が中心だった、第3章にあたる11話以降は出番がめっきりなくなって。このインタビューでお気に入りキャラとしてベアトリスの名前を挙げていた鈴木このみさんや前島麻由さんをはじめ、多くのベアトリスファンは、この2nd seasonでのフィーチャーにさぞ喜ばれていたのでは?(笑)
新井:第3章では17話と24話にちょこっと出ただけで、ちっとも出番がなかったですからね(笑)。
スバルは自己中から周りのことを考えられる器の大きな男に
――2nd seasonに入ってから感じるスバルの変化はありますか?
新井:異世界に来てから、いろいろな経験を経て、すごくタフになったし、強くなっていると思います。でも1st seasonではエミリアを助けるためにと言いながらもどこか自分のことだけを考えていた気がするけど、2nd seasonでは周りの人たちのことも考えて、支えてあげられるようになって。男として器が大きくなったというか。その成長には目を見張るものがありますね。
――特に後半クール39話「STRAIGHT BET」でオットーに胸の内をすべて打ち明けてから、ガラっと変わった気がします。
新井:そうですね。オットーは「ヒロイン」ですけど、友人ですからね(笑)。
――1st seasonの頃からスバルは親しみを込めて、「ベア子」と呼び掛けていましたが、その時から親近感以上のものをその時から感じていたのかもしれないなと思いました。
新井:スバルも学校に行かずに引きこもっていたこともあるし、禁書庫で孤独に過ごしているベアトリスに対して、自分と似ている部分を感じたのかも。47話「水面に映る幸せ」で「お前を連れ出すぜ、ベアトリス。今度こそ、お前は俺の手でお日様の下に引きずりだされて、そのドレスを泥だらけにして真っ黒になるまで遊ぶんだ」と言ったシーンでもそういう部分もあったのかもしれませんね。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会