大人気漫画『チェンソーマン』が待望のアニメ化! アニメ放送前にキャラクター・ストーリー・見どころをチェックしよう!
アニメ化の見どころと、さらなる作品の魅力とは!?
キャラクター達の設定だけでも、魅力的な『チェンソーマン』! TVアニメ化されると一体どうなるのでしょうか。注目ポイントをピックアップして紹介します!!
【注目ポイントその1】色彩設定はどうなる!?
各コミックスの表紙や、雑誌掲載時のカラーページなどからこの作品の色についてのこだわりが感じられるかと思います。
特にコミックスの表紙の、あの極彩色の使い方が良いですよね! マキマさんもパワーもかわいいです。
ですがアニメだと、「動く」ので毎絵フルパワーであの色彩になるとは思えません。そこでどのような設定がなされるのかに注目しています。
特に上記にも挙げたとおり、「悪魔」の質感が気になります。あの恐怖とかっこよさを両立した無機質なデザインをそのまま再現するのか、はたまた別の表現をしていくのか続報が待ち遠しいですね!
【注目ポイントその2】デンジ達のアクションはどうなる?
『チェンソーマン』といえば迫力のあるアクションが魅力的。悪魔と繰り広げるバトルをどのように再現するのかは、やはり気になる点でしょう。
原作漫画の特徴として、印象的なポーズや独特な視点で描かれるコマなど動きが少なめで、止まって魅せる傾向にあります。
『ドラゴンボール』などは動きを魅せる絵の書き方で、『チェンソーマン』はデザインや絵力で魅せるタイプだと思います。映画の撮影方法でもそういった棲み分けがされることがありますね。
アニメーション制作現場で言う、「原画」のような絵なので、それをどう動かすのか楽しみなところです!
その他、主題歌やキャストなど、これからも気になる情報がどんどん更新されてい来ますので、注目していきましょう!
さらなる魅力は主人公にあり!
見どころや魅力を紹介してきましたが、『チェンソーマン』を『チェンソーマン』らしくしている最大のポイントがあります。
それは他でもない、チェンソーマンである主人公・デンジにあります!
彼は、偶然ポチタというチェンソーの悪魔と仲良くなり、二人で共に辛い生活をおくっています。
食事にありつけないのは、当たり前。餓死寸前の毎日を過ごしているわけです。そんな彼が、この作品で成し遂げたいこと(夢)それは
「ベッドで寝たい」「ハンバーガー食べたい」「キスしたい」「胸が触りたい」
という自らの欲望に非常に正直なものなのです。そしてそれは、私達にとっては当たり前に感じること。
彼の幸福のボーダーはとても低いため、人間的な生活を送ることが彼らの願いであり夢なのです。
主人公といえば、「一番強いやつになる」「大事な人を守る」「世界を救う」「復讐を果たす」など大義があるのが当たり前。大きな目標に向かって、成長していく姿に感動したりするものなんですが、デンジは一味違います。
どの主人公の目的よりもさらに向こう側、「生き延びること」が目標であり、この作品のゴールでもあります。
一見すると、可愛い女子と寝たいとか、お腹いっぱい食べたいとかデンジの表情やセリフと相まってコミカルな印象を受けますが、その小さい目的のために自身の命を投げ出して、戦うデンジを見ると、血沸き肉踊る感覚を覚えます。
なぜならその奥に、私達が大前提としている「生きる」が強烈に臭っているからでしょう。だからあんなに生々しく、緊迫感のある作品になっているのではないでしょうか。生死のやり取りをリアルに表現するには、シンプルに「自分が生るために戦う」で良いんだ! と藤本先生に叩きつけられたような感覚がありました。
誰よりも生にこだわっているからこそ、日常的なものを欲している。それがデンジであり、彼とこの作品の魅力なのではないでしょうか。
[文/平良陽一朗]
『チェンソーマン』MAPPAにてTVアニメ化決定!
イントロダクション
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、ド底辺の日々を送る中、裏切りに遭合い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『チェンソーマン』として蘇る──。
TVアニメ『チェンソーマン』概要
原作:藤本タツキ(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
制作:MAPPA
原作・藤本タツキ先生コメント
ドロヘドロと呪術廻戦のパクりみたいなチェンソーマンをドロヘドロと呪術廻戦のアニメ制作会社がやってくれるんですか!? そりゃもう何も言う事ないじゃないですか!! どうかよろしくお願いします!!