春アニメ『僕のヒーローアカデミア』山下大輝さん、天﨑滉平さん、羽多野渉さんインタビュー! 第5期で明らかになるB組メンバーの成長、ヒーロー科を目指す心操の変化とは?
A組とB組の負けられないプライドがぶつかり合う5期
――5期の台本を読んだり、実際に演じてみての印象は?
山下:A組とB組との対抗戦ということで、学生同士でのチームバトルをするわけですが、少年心をくすぐられたし、原作を読んでいる時から楽しくて。体育祭の頃からA組とB組はずっとライバル関係ですが、体育祭の後はB組にはスポットが当たっていなくて。
その間、彼らがどれくらい努力をして、成長してきたのか、5期ではかなり描かれているので、すごい努力や成長度合いが伝わってきて、ドキドキわくわくして。もちろんA組も負けられない意地やプライドがあるので、そのぶつかり合いはハラハラドキドキするし、出久として「A組頑張れ!」という気持ちもあるし、B組もすごいパワーで挑んでくるので、B組も応援したくなって。
これから心操君との戦いも控えているし、みんなが戦っている姿を見て、頑張らなきゃいけないと気持ちを高めています。
――天﨑さんの5期の印象は?
天﨑:B組の力をやっとお披露目できるなとワクワクしています。
羽多野:派手なシーンばっかりだもんね。この前も一緒に収録していて、おもしろかった!
天﨑:今まで物間は「B組はすごいんだぞ。A組には負けないんだぞ」とずっと言ってきたけど、なかなか証明する機会がなくて。今回は戦いを通して、その力をA組に見せられるので、嬉しかったです。戦いが進んでいく中で、B組メンバーのそれぞれの個性とか良さがどんどん描かれていて、物間が戦っていない時もブースの外でじっと見ていて(笑)。
山下:いつもリアクションしてくれているよね。
羽多野:リアクション王だよね。
天﨑:本当に5期は楽しくて。今後、心操君との共闘も描かれるので、楽しみです。
山下:今までにない物間だもんね。ガチ物間(笑)。
羽多野:この間もずっと1人で叫んでたよね。心操君が淡々としているから余計に目立つよね。他の人もみんな冷静だからおもしろくて。
――羽多野さんの5期の印象は?
羽多野:5期はA組とB組の対抗戦ですが、心操君はゲスト枠で参加しています。2期で体育祭を終えた時、相澤先生が気にかけてくれて、教えてもらったり、陰で努力していた成果を見せる場でもあって。目標としているヒーロー科への編入に近づくきっかけにしたいとかなり燃えていると思います。
ああいう性格なので表面上、わかりやすい形では見えないけど、モノローグの熱さと仲間たちとの掛け合いの冷静さが対照的で、おもしろく描かれていると思います。収録していて感じるのは、キャラが全員おもしろいんですよね。
「こんなキャラがいたんだ!」とか「こんな個性があるんだ!」という発見や、1期から活躍しているキャラの個性も「そんな使い方があるのか!」という驚きがあるのも見どころじゃないかなと思います。
デクに受け継がれた「ワン・フォー・オール」の内なる力が見えるかも
――デクが5期で成長したところと見どころを教えてください。
山下:デクとしては“個性”「ワン・フォー・オール」にスポットが当たるんじゃないかなと。「ワン・フォー・オール」はずっと受け継がれているもので、かつて持っていた人がどんな人なのか、など明かされていない部分も多くて。
体育祭の時、心操の“個性”によって、歴代の「ワン・フォー・オール」継承者の影は見えたけど、そこから更に「ワン・フォー・オール」の内なる力が見えてくるのが今期なのかなと思っています。あと他の生徒たちとの掛け合いや成長を見て、みんなの“個性”を分析しつつ、応用の仕方を学んで、欠かさずメモするところは相変わらずおもしろいです。
今後、もし対戦したり、共闘した時を想定しているんでしょうね。昔、「プロヒーロー同士でタッグを組んだらどうなるんだろう?」と想像していたことが、今は自分を主体にした作戦を考えるようになったんだろうなと思いながら演じています。
――物間の成長したところと見どころは?
天﨑:『ヒロアカ』はA組をメインとして物語が進んでいきますが、物間をはじめ、他の生徒たちも裏でものすごく努力をしているんですよね。
物間はA組に対して隠した想いがあって、何でそこまでA組にこだわり、目の敵にするのかと思うけど、その裏にはB組への想いがちゃんとあって。そこは体育祭の時から変わらず、物間が登場するたびに垣間見えたりもしているし。
特に物間は仲間の“個性”を理解していないといけないので、仲間の“個性”を活かした上で、一緒に戦うことが大切なんです。その進化が5期でやっと見られるし、A組へのこだわりも明かされるので注目してもらえると嬉しいです。あとテンションが上限なしに上がっていくところも(笑)。物間がどんどん成長しているので、それに負けてはいけないと追っかけた結果とも言えるかもしれません。
山下:出てくるたびに上がっていくもんね。
羽多野:「まじめな時の顔ってどうだったっけ?」と思い出せないくらい、常に顔芸みたいで(笑)。
――心操の成長したところと見どころは?
羽多野:心操君は一番成長が見えやすいキャラかなと思っていて。体育祭でデクと戦って、自分に足りないものがわかって。あの時は自分の“個性”への向き合い方が足りなかったと思うんです。
「この“個性”じゃなかったらヒーローになれたかもしれない」など人をうらやんでいた過去を経て、相澤先生の力を借りて努力した結果が5期では描かれています。「洗脳」という個性は一見、怖いイメージがあるし、悪役っぽく聞こえるけど、使い方によっては大きな力になる。今回、自分の声を変えられるアイテムを初めて使うことで、どんな戦いになるのかが注目ポイントだと思います。
個性だけではなく、肉体訓練も積んできたことも判明します。デクのモノローグによって(笑)。
山下:「あっ、体格が良くなってる」って(笑)。デクは1人ひとりをしっかり見てますね。
羽多野:観察眼がすごいよね。この合同訓練にかける想いも強いと思うし、しっかり準備もしてきたと思うので、応援していただけたら。