アニメ映画『鹿の王 ユナと約束の旅』出演声優に堤真一さん・竹内涼真さん・杏さん決定、コメント公開! 新たな公開日は9月10日(金)に決定
上橋菜穂子先生による、2015年本屋大賞受賞小説『鹿の王』が、Production I.G制作で劇場アニメ化! 一度公開延期を経て、新・公開日がついに決定! 映画の正式タイトルを『鹿の王 ユナと約束の旅』とし、9月10日(金)より全国公開となります。特報映像&ティザービジュアルもついに解禁です!
さらに本作の声優キャストも発表! 物語の主人公・生き残った孤独な戦士ヴァン役に、意外にも声優初挑戦となる、日本を代表する名優・堤真一さん。
そしてもう一人の主人公・謎の病の治療法を探す天才医師ホッサル役に、今最も活躍している俳優の1人・竹内涼真さんが決定。竹内さんもアニメーションの声優は初となります。
さらにヴァンを追う謎の女戦士サエに、様々な作品で存在感を放つ実力派女優・杏さんが決定しました。
3人の公式コメントも到着したので、あわせてご紹介しましょう。
映画『鹿の王 ユナと約束の旅』特報①
発表キャスト公開!
ヴァン CV:堤 真一(56)
物語の主人公。かつて<独角(どっかく)>の頭として、巨大帝国・東乎瑠(ツオル)を相手に戦ったが敗れ、岩塩鉱で奴隷となっている。山犬が岩塩鉱を襲撃した時に生き残り脱走した。
≪堤 真一さんコメント≫
実は、このお話をいただく前に、すでに原作を読んでいて、この壮大な世界観が大好きでした。実写化は難しいだろうと想像していたので、こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。
アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです。ご迷惑をおかけしました。
物語は壮大なファンタジーですが、その中にリアルな部分もあるので、フィクションでありノンフィクションでもあるような内容だと思います。
私が演じたヴァンの運命は様々な出会いがあって動き出していきます。ユナとの出会いで息を吹き返し、愛情や感情を取り戻し、人のために生きる事の大切さを教えてくれるキャラクターだと思います。
原作がお好きな方も、読んだ事のない方にも楽しんでいただける作品です。是非、ご覧下さい。
ホッサル CV:竹内涼真(27)
物語のもう一人の主人公。東乎瑠(ツオル)帝国の支配階層に名を轟かせる天才的な医術師。
謎の病・黒狼熱(ミツツァル)の治療法を探す。
≪竹内涼真さんコメント≫
原作を読んだ時、頭に風景が浮かんできてすぐに物語に入り込んでしまいました。
僕の演じるホッサルは気持ちに一本筋が通っているので、何をして何を救いたいのか、その気持ちに感情移入しやすかったです。
アニメーションの声優は初めてだったので、自分の声で大丈夫かな?とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました。
原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います。
「鹿の王」の壮大でファンタジーな世界観が皆様のもとに届くことが今から楽しみです。
サエ CV:杏(34)
<跡追い(あとおい)>と呼ばれる狩人の中でも凄腕の女性。ヴァンの行方を追う。
≪杏さんコメント≫
上橋先生とは以前、まさに「鹿の王」で対談させていただき、その際にこの作品にかける情熱やこだわりをお伺いしたこともあり、私がキャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして「本当に私で良いんですか!?」とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました。
サエは孤独な狩人の役で、戦闘のシーンも多く、声だけとはいえ実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音しました。2 年前の収録段階では、まだ映像が完成していない状態でしたので、私も出来上がりを楽しみにしております。
この作品は、謎の病が流行し、それに立ち向かう人々の物語です。奇しくも、今の世情とも通じる部分が多い中、ファンタジーの世界を通して、私たちへのメッセージが込められているような気がします。
ストーリー
それでも、生きていく―
飛鹿(ピュイカ)に跨り戦った最強の戦士団<独角(どっかく)>。
その最後の頭であったヴァンは、強大な帝国・東乎瑠(ツオル)を相手に戦ったが敗れ、奴隷となり岩塩鉱に囚われていた。
ある夜、ひと群れの不思議な山犬たちが岩塩鉱を襲い、死に至る謎の病<黒狼熱(ミツツァル)>が発生する。
山犬に噛まれながらも生き残ったヴァンは、一人の幼い少女ユナを拾う。
伝染する死に至る病―。
東乎瑠(ツオル)の民だけが病にかかると噂が広がる王幡領では、天才医師ホッサルが、懸命にその治療法を探していた。
孤高の戦士と抗体を求める天才医師、出会うはずのなかった二人は旅に出る。
誰のために生きるのか。何のために生きるのか―。
しかし、世界に広がる謎の病の背後には、想像を絶する思惑と、過酷で雄大な自然、そして巨大な陰謀が渦巻いていた―。
世界を侵食する謎の病。
抗体を持つのは、寡黙な戦士と一人の少女だけ。
<原作>
『鹿の王』(角川文庫)
著者:上橋菜穂子
角川文庫より 『鹿の王』 1~4巻 発売中
角川書店より 『鹿の王 水底の橋』 発売中
【著者プロフィール】
作家・文化人類学者。川村学園女子大学特任教授。著書は、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞)、『天と地の守り人』、『虚空の旅人』、『蒼路の旅人』、『流れ行く者』、『炎路を行く者』、『風と行く者』、『「守り人」のすべて』、『獣の奏者』、『物語ること、生きること』、『隣のアボリジニ』、『鹿の王』(本屋大賞、日本医療小説大賞)、『鹿の王 水底の橋』などがある。2002(平成14)年「守り人」シリーズで巖谷小波文芸賞受賞。2014年国際アンデルセン賞作家賞受賞。
作品概要
『鹿の王 ユナと約束の旅 』
9月10日(金)公開
■原作:上橋菜穂子『鹿の王』(角川文庫・角川つばさ文庫/KADOKAWA刊)
■監督:安藤雅司 宮地昌幸
■脚本:岸本卓
■キャラクターデザイン・作画監督:安藤雅司
■コンセプトビジュアル:品川宏樹
■美術監督:大野広司
■色彩設計:橋本賢
■撮影監督:田中宏侍
■音響監督:菊田浩巳
■音楽:富貴晴美
■アニメーション制作:Production I.G
(C)KADOKAWA CORPORATION