すべての友希那を思い出して挑んだ収録――劇場版『BanG Dream! Episode of Roselia Ⅰ : 約束』相羽あいなさんインタビュー
キャラクターとライブがリンクする、次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」。これまで楽曲やアニメ、ゲームをはじめ、キャストによるリアルライブなど、数々のプロジェクトを展開し、各業界に新たな風を巻き起こしてきました。
そのガールズバンドのひとつとして誕生したRoseliaは、Vo.湊友希那(CV:相羽あいな)の圧倒的な歌唱力とメンバーの演奏が織りなす、ダークでクールな世界観がマッチした楽曲の数々を送り出し、同プロジェクトを初期から盛り上げています。
そんなRoseliaの結成秘話が描かれる、劇場版『BanG Dream! Episode of Roselia Ⅰ : 約束』がいよいよ2021年4月23日より公開!
今回は、Roseliaが結成に至るまで、バンド結成を決意した過去の友希那が描かれる本作について、相羽あいなさんにインタビューを実施! 2020年の活動を振り返ってもらいつつ、今作の注目ポイントを伺いました。
『FILM LIVE』で実感した“音楽で伝わる感情”
――今作の制作発表を聞いたときの心境を教えてください。
湊友希那役・相羽あいなさん(以下、相羽):やっぱり嬉しかったです。もともと映画を観るのが好きということもありますし、『BanG Dream! FILM LIVE』(以下、FILM LIVE)のときもすごく良い世界観の作品で、スクリーンでみんな(キャラクターたち)を観ることができましたから。それが今回はRoseliaの物語が劇場版として描かれることになり、何事も諦めずやってきてよかったなと思いました。
――今のお話にも出てきましたが、劇場上映作品としては2019年の『FILM LIVE』以来です。
相羽:ただ、今作は『FILM LIVE』とは違って、メインがRoseliaのストーリーなんです。スマホ向けゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(以下、ガルパ)をプレイしたことのある方は、内容についてわかっていることも多いかと思いますが、キャラクターの表情や背景、動きといったアニメならではの表現があったり、バンドストーリーでも見られなかったお話も描かれています。私自身、お話をいただいたときはアニメならではの表現がどうなるのかすごく気になりました。
――しかもそれが劇場の大きなスクリーンで観られるわけですからね。ちなみに映画を観るのがお好きとのことですが、映画に関するこだわりはありますか?
相羽:好きな映画は映画館で観ると決めています! スケジュールが空いたときはレイトショーを観に行ったりしていますが、やっぱり家で観るのとは迫力が全然違うんです。映画館には音の迫力や臨場感といったこだわりが詰まっていて、私はそれを楽しみに足を運んでいるところもあります。
――それこそ『FILM LIVE』では、スクリーンで迫力満点なライブを楽しめましたよね。
相羽:『FILM LIVE』も音にすごくこだわりが込められているんです。家でももちろん楽しめますが、個人的には絶対に映画館のほうが楽しめると思っています。私は海外に行った際、現地のお客さんが『FILM LIVE』を楽しんでいる姿を見たことがあるんですが、そのときに「世界が繋がっている」と感じたほど、すごく感動して。私自身、洋楽を聴いていることもあって、言葉の意味がわからなくても音楽で伝わる感情があるのだと改めて再確認できました。
――海外ファンのリアクションは日本のファンとは違いましたか?
相羽:たしかその時は応援上映で、「Lala,lalala」といったコーラスの発音がすごくネイティブでかっこよかったのを覚えています。