春アニメ『憂国のモリアーティ』2クール目の見どころをまとめてご紹介! ついに本格化するウィリアムVSシャーロック! 物語の結末やいかに……!?
2020年10月より1クール目の放送がスタートし、瞬く間に注目を集めたTVアニメ『憂国のモリアーティ』(原作 構成/竹内良輔 漫画/三好 輝(集英社「ジャンプSQ.」連載))。モリアーティ教授とシャーロック・ホームズという日本でも人気の題材を昇華させ、最高のクライム・サスペンス作品に仕上がっています。
そして、2021年4月からは待望の2クール目の放送がスタートします。1クール目では完全犯罪を裏で操っていたウィリアムたちモリアーティ陣営。2クール目からは“犯罪卿”ウィリアムVS“名探偵”シャーロックの戦いが本格化していきます。
そんな2クール目の見どころをまとめてご紹介! アニメを見る前にぜひご参考にしてみてください!
【見どころ①】19世紀末のイギリスにおける階級社会の歪みを浄化する壮大な計画
1クール目を見逃してしまった方に改めて物語のあらすじを簡単にご紹介しましょう。
本作の舞台は、19世紀末の大英帝国最盛期のイギリス。当時は完全な階級社会で、貧富の差が激しく、人口の3%未満の上流階級が国を支配していました。
身分による差別をなくし、平等で自由な国にすることを目指す主人公ウィリアム率いるモリアーティ陣営は、犯罪を手段として様々な事件を起こしていきます。
1クール目では、犯罪相談役(クライムコンサルタント)として依頼人に知恵を授け、完全犯罪で悪徳貴族を次々と罰してきたウィリアム。
2クール目では、それまでの裏方的立場とは打って変わって、階級社会の闇を打破するために自らを“犯罪卿”に仕立て上げ壮大な犯罪計画に手を染めていきます。
幼少期から聡明で、アルバートに見いだされてモリアーティ伯爵家に迎えられたウィリアムですが、元は孤児であり、階級制度に苦しむ人々を間近に見てきました。
彼が起こす犯罪の対象者は、私利私欲のために下級層の人々を虐げるような階級制度に胡坐をかいた貴族や権力者たち。その犯罪は果たして完全なる“悪”なのか……。
よりよい世界を目指すために、悪を悪で罰する。一言に犯罪=悪と言い切れない、そんななんとも言えないもどかしさを孕んでいるのが『憂国のモリアーティ』なのです。
【見どころ②】本格化する天才同士の戦い。犯罪卿VS名探偵
数々の犯罪に関与しながらも正体のつかめない犯罪卿。その底知れぬ能力の高さにウィリアムの存在を重ねるシャーロック。
あえて本人にブラフをかけるも、「Catch me if you can」と余裕の笑みで返されます。そんなウィリアムの機智がまたシャーロックの興味をそそり、二人の天才は自然と惹かれあうのです。
一方、ウィリアムは犯罪卿の存在に気が付いたシャーロックの能力を認め、彼を試すことに。その結果、シャーロックはウィリアムが仕掛ける犯罪劇を暴き、その背景にある貴族たちの悪行をより多くの人に知ってもらうための探偵として理想的な存在であるとウィリアムは判断します。
犯罪卿の正体に迫るシャーロックと、そのシャーロックの力を自身の計画に利用しようとするウィリアム。本格化する対戦から目が離せません。