『チハ生』を通して感じた“みんなとワイワイがやがやと音楽を楽しみたい”という想い――沢城千春さんのバンド、STREET STORYの1stミニアルバム『Way of life』発売記念インタビュー【前編】│今後の目標はアニソンを担当すること!
沢城千春さんとFinさんのバンド、STREET STORYの1stミニアルバム『Way of life』が3月3日にリリース!
STREET STORYとは、2015年に沢城さんの『チハ生』というニコニコ生放送がきっかけで生まれたロックバンドです。
沢城さん(ギター&ボーカル)のほか、SEPTALUCK のFinさん(ギター&ボーカル)、メメタァのサンライズ太陽さん(ドラム)、ELLEGAREDENの高田雄一さん(ベース)というそうそうたるメンバーで、チハ生バンドとしてガチンコなバンド活動を展開。2019年にバンド名をSTREET STORYに改名し、2020年に沢城さんとFinさんの2人体制で、太陽さんと高田さんはサポートメンバーとして関わる形に。
そして2020年に配信シングル2枚をリリースした後、2021年3月3日に満を持して1stミニアルバム『Way of life』をリリース! ストレートで熱いロックサウンドに、沢城さんとFinさんのツインボーカル、沢城さんの歌詞が響く7曲を収録しています。
そんな注目のSTREET STORYの沢城さんとFinさんにロングインタビューを敢行! 前後編の2回に渡ってお送りします! 前編はバンド結成の経緯とバンド名の由来、このアルバムに込めた想い、そしてアルバムの取材では初めての全曲紹介もしていただきました。
『チハ生』でのギター弾き語りから沢城さんの希望が膨らみバンド結成へ! 参加メンバーにELLEGARDENの高田さんも!
――STREET STORY結成の経緯を教えてください。
ギター&ボーカル 沢城千春さん(以下、沢城):2015年4月に『チハ生』というニコニコ生放送の番組が始まって、1人でおしゃべりしたり、ギターの弾き語りなどしていましたが、みんなとワイワイがやがやと音楽を楽しみたいという気持ちがひしひしと湧いてきて。そんな中で、ある飲み会でFinさんと出会って、お話ししたらとても波長があったので、「番組で一緒にやりませんか?」とお誘いして。
そして今度はバンドをやりたくなって、僕の高校時代の同級生で、今、メメタァというバンドでドラムをやっているサンライズ太陽に声をかけたらOKしてくれて3人体制に。あとはベースが必要だなと思って、当時所属していた事務所の社長に「ベースを弾ける人はいませんか?」と尋ねたら、ELLEGADENさんと仲良くて、「高田(雄一)君ならやってくれると思うよ」とめちゃめちゃ軽いトーンで紹介していただきました。
ギター&ボーカル Finさん(以下、Fin):「ギャラとかも気にしなくていいと思うよ」とも言われて(笑)。
沢城:そうしたら翌日には早速、高田さんが来てくださって。そこから4年間、番組でカバー曲を演奏してもらうという。しかも無償で(笑)。
――伝説のモンスターバンドのベーシストと一緒にやれること自体がすごいことですよね。2018年にELLEGARDENが再始動したので、このタイミングでなければ参加できなかったかも。
Fin:活動が止まっていて、余裕があった時だから手伝ってくれたと思うんです。すべてがいいタイミングでつながったというか。
沢城:高校時代からELLEGARDENが大好きで、めっちゃ聞いていたので、参加してくれると決まった時はすごく驚きましたが、段々慣れてきて、今やイジることも(笑)。モンスターバンドのメンバーの方ですが、近づきやすくて、こちらがお願いしても快く引き受けてくださって。ライブではMCの時でも大活躍です。
Fin:千春が悪ノリして、ムチャ振りするんですが、それにおもしろくのっかってくれて。それも千春だからできることで、僕には絶対できません。
沢城:バンドマンの人にはすごい存在だからね。
バンド名は沢城さんの大好きアルバム名と夢を込めて
――バンド名の由来を教えてください。
沢城:チハ生バンドとして4人で一緒にやっていく中で、オリジナル曲も作りたいよねと。そのタイミングでバンド名も現在のSTREET STORYに決めました。
Fin:このバンド名の由来は、4人で活動していく中で、ライブもするようになって。ツアーもやって、インディーズバンドのように4人で同じ車に乗って移動していた時の大阪公演の帰りに、バンド名をきちんと決めたほうがいいよねと車中で会議したんです。
沢城:いろいろな案が出てきましたが、僕はギターを弾き始めた頃からHYさんが大好きで、『Street Story』というアルバム名がふと頭に浮かんで、提案してみたらみんなも「それ、いいね!」と言ってくれたので決まりました。僕としてはいつかHYさんと一緒に絡めるように、そしてHYさんみたいな素晴らしいバンドになれるようにという想いも込めています。