劇場アニメ『Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-』“『サイレント応援上映』&キャスト舞台挨拶”レポート
スマートフォン向けアイドル育成&リズムアドベンチャーゲーム『Tokyo 7th シスターズ(ナナシス)』待望のアニメ『Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-』(以下、本作)が、2021年2月26日(金)より全国の映画館で期間限定上映が実施されました。
上映スタートからひと月余りが経過してなおその勢いは続き、先日4月6日(火)には新宿バルト9で“『サイレント応援上映』&キャスト舞台挨拶”が開催。晴海三姉妹によるユニット“サンボンリボン”の声優陣・中村桜さん(晴海サワラ役)、高井舞香さん(晴海カジカ役)、桑原由気さん(晴海シンジュ役)が登壇しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で会場の支配人さんたちは声を出せなかったものの、上映後のイベントということで、作品を見終わった熱気も冷めやらぬまま、3人のトークでさらに盛り上がることに。
キャストとキャラクター、アニメと現実がリンクするような描写の数々
MCを務めた宮島咲良さんの呼び込みで3人が会場に現れると、溢れんばかりの拍手で会場が沸きました。そして、まずはおひとりずつ支配人のみなさんへ挨拶を述べていきました。
持ち込み可能なペンライトで盛り上げてくれる支配人さんたちの温かさが見られたところで、まずは映画の中での“サンボンリボン”の話題に。上映時間は限られてしまいますが、サンボンリボンらしいシーンや存在感は確かにあったので、みなさん喜んでいる様子でした。
桑原さんによるとアフレコはこの3人でやることができたそうで、いつも別々だったゲームの収録とは違い、随所にある掛け合いも新鮮な気持ちで声を入れられたのだとか。
加えて劇中で三姉妹がドラマを見ているようなシーンがあるのですが、この3人で集まって同じようなことがあった模様。高井さんにある作品にハマって欲しくて行われた集まりだったそうで、桑原さんは一番いいシーンまで飛ばして欲しいみたいな要求を中村さんにしていたのだとか。
また、『ナナシス』とこれまで関わってきた歩みを振り返るような内容になっているということで、中村さんがこの3人で作品に関わるようになった頃を思い出したと一言。ここから思い出話に花が咲く場面になりました。
なんとみなさんは同じ事務所に所属しているそうですが、別の現場で一緒だった時に事務所の前社長から3人一緒に『ナナシス』への出演が決まったよと知らされ、また一緒だと喜びで抱き合うことがあったそうです。
滑川さん人気とライブシーンの裏話については……!?
その後の話題は5月26日(水)発売予定のBlu-rayについて。豪華版のサンプルを宮島さんが紹介しつつ、各特典の詳細を見ていくことに。
まずは設定資料集ですが、各キャラクターの私服や衣装姿を個別に見られるものになっていました。中村さんによると、私服はゲームとは少し違う劇場版仕様なのだとか。キャラクター毎の様々な表情だったり、普段は見られない後ろ姿や後頭部あたりの設定でも盛り上がったほか、ナナスタなどの美術設定を軽く紹介する一幕もありました。
この設定資料は、作中でナナスタの面々と敵対することになる滑川ノリユキ(CV:森川智之)のものまで存在。
そんな彼ですが、声優陣にもとっても支配人のみなさんにとっても、何やら愛されキャラ的な存在になっているようで、続く原画集の紹介でも顔を出すことに。その際は彼の色だという“黄色”のペンライトが集まったり、拍手が起きるといった一幕も。
もちろんライブシーンの原画もあり、高井さんが本作の「僕らは青空になる」ライブシーンの裏話を披露。
「ハルカゼ~You were here~」のアニメーションMVの時はキャラクターたちを見てダンスの練習を行っていたそうですが、本作ではキャストのみなさんがライブで踊ったものをキャラクターが再現する形です。今回はこれまでとは逆のやりとりが行われた訳ですが、その感動からか「僕らは青空になる」の振付やダンス練習の苦労といった思い出話を語ってくれました。
そしてキャストひとりひとりへのインタビューが掲載された、スペシャルブックレットについて。こちらはナナスタメンバー声優陣に加え、シリーズ総監督としてこれまで『ナナシス』を支え、先日2021年3月31日にプロジェクトから卒業された茂木伸太郎氏と北川隆之監督の対談も収録される模様です。
そろそろイベント終了の時間が近づくと、最後におひとりずつ支配人さんたちへのメッセージを述べていきました。
桑原さんはこんな状況だからこそ本作のテーマである「背中を押す」「青空になる」といった言葉が心に響くと述べると、支配人になりそうな気配がある人物に本作を勧めてほしいと要望。
高井さんは「僕らは青空になる」という楽曲が「Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15'→34' ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~」のアンサーソングであったことを振り返ると、本作でその当時の初心を思い出したとコメント。
最後に中村さんがまだまだ話したいことがあるとしつつ、『ナナシス』は自分にとっても大切な、一緒に歩んできた作品であるとコメント。そして『ナナシス』らしさが本作には詰まっているとし、それががみなさんに届いていたら嬉しいと結びました。
以上、イベントのレポート部分をお届けしました。今回はイベント終了直後の3名よりコメントを頂戴していますので、以下よりお届けします。
イベント終了直後の3人からのコメントをお届け!
――本作において、みなさんが特に好きなシーンを教えてください。
中村:やっぱり滑川さんが部屋で絶望しているシーンはなんというか……たまらないです。 それ以外だと「Cocoro Magical」が流れてみんなが準備をしているところですね。あの時の『ナナシス』が音楽と共にそのまま落とし込まれている気がしていて、すごく好きです。
高井:ストーリー上で好きなシーンはたくさんあるのですが、やっぱりエンディングで「Departures -あしたの歌-」がドーンとかかって、「大きな夢があるよ」という歌詞の最初の部分がくる瞬間が一番好きですね。
ここで新曲が来ることもそうですが、この作品でまた新しい彼女たちが見られたなと思える部分も好きです。それと、カジカちゃんが夏服を着ているシーンは絶対見てほしいです!
中村・桑原:やたら押すなぁ(笑)
桑原:私はやっぱりみんなのダンスシーンですね。元々自分たちが踊っていた曲なので、細かいところまで見てしまいました。支配人のみなさんにもぜひ注目して見て欲しいです。
後は冒頭のカウントダウンですね。実際のライブの演出とまったく一緒だったので、ドキドキしちゃいました。私たちもあの瞬間はドキドキしながらいつも待っているんです。そんな演出で物語が始まった時はすごく嬉しかったので、同じ気持ちだったら嬉しいです。
――この3月にプロジェクトから卒業された茂木総監督へメッセージをお願いします。
中村:たくさん思い出がありますし、『ナナシス』という作品自体やそこに付随する出会いをくれたのも茂木さんなので、言葉にできないです。
でも私たちはナナシスであり続けますので、茂木さんが卒業しても成長しつづける姿を見せていきたいです。その姿を、今度はひとりの支配人さんとして見守ってもらえるよう頑張ります!
高井:茂木監督へのメッセージということなので、監督と777☆SISTERSの間でしかわからない話をメッセージとして残します。
先日777☆SISTERSからお贈りした卒業アルバムはいかがでしたか? ナナスタの事務所のように飾っていただいて、いつでも見ていただけたらいいなと思います。監督は旅立ってしまわれますが、いつかまた会えることを楽しみにしています!
桑原:4Uの単独ライブを観せていただいたときに、支配人のみなさんが「ありがとう」と茂木さんに感謝を伝えに来てくれるところを初めて目撃しました。その時から『ナナシス』はこんなに愛されている作品であり、茂木さんも愛されている人なんだなと感じて尊敬していました。
そんな茂木さんと『ナナシス』のおかげで、作品自体もシンジュちゃんも私にとって大事な存在になりました。茂木さんが作った『ナナシス』を私も一生大切にします。そして今はそんな作品が、もっとたくさんの人に愛して貰えるよう頑張らなきゃなという想いで一杯です。
伝えたいことがたくさんありすぎてここでは語り切れないのですが、私が私らしく居られる場所を作ってくださって、本当にありがとうございますと伝えたいです。
――ありがとうございました。
関連リンク
BD&DVD情報
収録内容
◆本編
◆映像特典
・特報
・予告
・TVスポット集
・777☆SISTERS キャラクター舞台挨拶映像
キャスト
篠田みなみ
高田憂希
加隈亜衣
中島唯
井澤詩織
清水彩香
道井悠
今井麻夏
大西沙織
中村桜
高井舞香
桑原由気
水瀬いのり
西村知道
森川智之
特典情報
アニメイト特典
B2タペストリー
封入特典
特典内容:
・設定資料集(52P予定)
・原画集(52P予定)
・スペシャルブックレット(52P予定)
・特製収納BOX(予定)