アニメ

2021-04-29 12:30

春アニメ『SHAMAN KING（シャーマンキング）』葉役・日笠陽子さん、阿弥陀丸役・小西克幸さん、アンナ役・林原めぐみさんが語る作品にかける熱い想い／インタビュー

スライムに触れながら誕生した楽曲！

――最後に、OP曲「Soul salvation」、ED曲「＃ボクノユビサキ」について、作詞に込められた思いや、曲を聞いた印象をお聞かせください。

林原：最初は（前シリーズOP曲）「Over Soul」という曲がファンのみなさんとてもお好きで、「それを越えなきゃ、越えなきゃ」と自分の中で、勝手に自分を縛ってしまって、ひとつもたどり着けず……。

今まで何曲も作詞させて頂いている私ですが、バンバン曲を生んでいると思ったら大間違いで、全然浮かばず、何も啓示も来ず。原作も、原作の中の良い言葉を何かもらおうとか、そんな浅ましい読み方をしたら、全然ストーリーが入って来ないし、でもそんな中で、ある時に……。きっかけはスライムなんですけどね（笑）。

スライムをブチブチ触っていて、スライムの材料って洗濯のりとホウ砂のたった2つぐらいのものと水だけなんですけど、たとえば、そこに赤いインクを1滴たらすと、ワッと赤くなったり、緑のインクをたらすと、緑にかわる。世界が一瞬で変わるんですよね。

その様子をすごく自分の中で煮詰めていって、この仕事とすごく似ているなと感じました。自分はいつも透明でありたいと思っていて、その場に行った時に赤になり、その場に行った時に緑になりたい。

そんなことをいろいろ考えながら、スライムを触って「アダムがもう世の中にいるなら、イブだな」と思った瞬間に「あぁ、そうか。私はどれだけ自分の影に怯えていたんだろう。「Over Soul」というあんな素敵な曲が世の中にあるのに、その子を怖がるっていうのはどういうことだろう」と思いました。

それで「越えなきゃ、越えなきゃ」と思っている時に、使えなかった言葉が、歌詞の一発目に出てくる「越えて行こう　君と」なんです。

「君」とは、持ち霊とシャーマンの関係でもあるし、聞いている子たち自身の「君」を探してほしいし、敵だった人が味方になっていくという過程もそうですし、そういう様々なことを詰め込んだ感じですね。

小西：前シリーズのアフレコの時に、「曲ができたよ～」と林原さんが聞かせてくださったことがあったんですよ。「Over Soul」の歌詞は「よみがえれ」で始まって、「あぁ～、すげぇ！」とすごく感動して鳥肌が立ったことを覚えているんです。

それでまた、『SHAMAN KING』がアニメ化する時は、個人的には林原さんがOP曲を歌ってくれるといいなと思っていて……（笑）。

ただイメージもあるじゃないですか。だから、新しい『SHAMAN KING』というものに、林原さんを縛りつけていいのかなという思いもあったんですけど、今作もOP曲は林原さんが歌うと聞いた時に「よしっ！」って思いましたね（笑）。

「Over Soul」を知っているからこそ、今のこの主題歌が楽しめるところもやっぱりありますよね。繋がっているなという感じがとてもしますね。

林原：「Soul」で繋げたからね。

日笠：台本をいただくとき、同時に練習用の映像データもいただくのですが、そこにはOP曲をすでに入れてくださっていたので、我々はひと足お先に曲を聞けたんです。

私は林原めぐみさんの紡ぐ言葉がズドンとくるタイプみたいで、普通にお話する中で、ポロっと言われる言葉もそうなんですが、先ほどの歌詞についてお話されていた時の「アダムとイブ」というワードも、そのワードが出てくるのはすごいなと思ったんですよね。

そして、歌詞は頂いてなかったんですが、その映像にあるOPを耳コピして歌詞をメモにしたんですよ。（メモをみんなに見せる）

林原：あらっ！　あら～～～～～！

日笠：耳から聞いている音だけの言葉だけでもなく、メロディーだけでもなく、めぐさんが紡いだ言葉を実際に目で見た時に、また何かがわかるかもしれないと思って、書き写したんです。

林原：勉強家ですなぁ～（笑）。

日笠：ですが、まだ見つけられていません。なぜかというと、まだ1番しか見ていないんですよね。でも、ここからきっと1番、2番、3番の歌詞を聞いて、それでたぶん1つの思いが作られていると思うので、ここはまだ途中なんだろうなという思いです。

林原：1番が番組に向けて、2番が現代に向けてのイメージかな。2番は20年という時間が経った現代の子どもたちをイメージしています。

アニメでは1番しか使われないから、1番は『SHAMAN KING』を通して、少年たちに向けてであり、葉や蓮やストーリーのみんなに向けてであり、少年の気持ちを持ちつつも大人になりながら、手放せずにいる思いとか、SNSが増えたおかげでむだに傷ついている人や今の子たちがもうひと踏ん張りみたいな思いがあるのかもしれない。

日笠：見るのが楽しみ、フルで聞くのが楽しみです！　早く聞きたい！

林原：「越えて行こう」の「行こう」という字に、ちょっとフックをかけているので、そちらも楽しみにして！

日笠：えっ？！　そうなんですか？　えっ？　えっ？

一同：（笑）

林原：良いお客さんです（笑）。

日笠：私、アフレコ現場で、原作の武井（宏之）先生と歌詞のお話されているところを目撃したんです。

林原：それ、ED曲の話だ！ED曲もしかけがすごいですよ！

日笠：楽しみです！

小西：みんな『SHAMAN KING』と林原さんが大好きです！（笑）。

一同：（爆笑）。

――ありがとうございました！

［取材＆文・宋莉淑（ソン・リスク）］

フェア・キャンペーン情報

TVアニメ「SHAMAN KING」フェア

○開催期間
2021年4月17日(土)～2021年5月16日(日)

○開催場所
全国アニメイト
(通販を含む)

○フェア内容
期間中、「SHAMAN KING」の関連キャラクターグッズ・書籍をご購入、ご予約内金1,000円毎、またはCD・BD・DVDをご購入、ご予約1本毎(ご予約時は内金1,000円以上)に、クリアカード(全7種)をランダムで1枚プレゼントいたします。

○特典内容
クリアカード(全7種)

○対象商品
「SHAMAN KING」の関連キャラクターグッズ・書籍・CD・BD・DVD

○注意事項
※施策に関わる景品・特典・サイン本他・応募券・引換券等は、全て第三者への譲渡・オークション等の転売は禁止とさせていただきます。
※フェア対象の金額設定は全て税込みとなります。
※ランダム配布です。特典はお選びいただけません。
※金券やチケット等の非課税商品・くじ商品が発売される場合は対象外です。
※期間中であっても特典は無くなり次第終了となります。
※フェアの内容は諸般の事情により、変更・延期・中止となる場合がございます。
※アニメ雑誌等の有償特典として販売されるものは、有償特典のみフェア対象となります。本誌は対象外となります。
　

「シャーマンキング展」名古屋会場・京都会場連動キャンペーン

対象店舗にてフェア配布条件を満たした上で、「シャーマンキング展」チケット半券をご提示いただくと、クリアカードを更にもう1枚ランダムでプレゼント！

■対象店舗・期間
＜名古屋＞
期間：2021年4月17日(土)～2021年5月5日(水･祝)
対象店舗：名古屋店・名古屋パルコ店
対象チケット：シャーマンキング展名古屋会場チケット

＜京都＞
期間：2021年5月8日(土)～2021年5月16日(日)
対象店舗：京都店・アバンティ京都店
対象チケット：シャーマンキング展京都会場チケット

※連動キャンペーン対象チケットは、店舗により異なります。
※レジにて、購入レシートとチケット半券をご提示の上、お申し付けください。
※期間中のレシートであれば有効です。
※一度のお会計で複数枚の半券をご提示の場合は、半券枚数分の購入点数or金額が必要です(例：半券3枚であれば、3点or3,000円以上のお会計レシートが必要となります)。
※期間中であっても特典は無くなり次第終了となります。

TVアニメ『SHAMAN KING』作品情報

放送情報

2021年4⽉1⽇(⽊)より TV アニメ放送中

テレビ東京系6局ネットにて毎週⽊曜⼣⽅5時 55 分〜
BS テレ東にて毎週⽊曜深夜0時30分〜
AT-X にて毎週⾦曜夜 8 時 30 分〜
（リピート放送：毎週⽕曜朝 8 時 30 分〜／毎週⽊曜午後 2 時 30 分〜）

※放送⽇時は変更となる場合がございます。

配信情報

Netflix にて 4 月 1 日より毎週木曜夜 7 時 00 分より先行配信、その他各種配信サイトにて順次配信開始︕

イントロダクション

-notice-

『SHAMAN KING』

それは、森羅万象を司る星の王。神や霊と交流できる「シャーマン」と呼ばれる者達が、500年に一度「シャーマンファイト」でその座を争う。

そんなシャーマンの一人である少年・麻倉葉の、シャーマンキングを目指す戦いが、2021年4月、完全新作アニメーションとして今、始まる。

スタッフ

監督：古田丈司
シリーズ構成：米村正二
キャラクターデザイン：佐野聡彦
プロップデザイン：柴田ユウジ
美術監督：木村仁哉
美術設定：川口正明
色彩設計：大塚奈津子
撮影監督：川瀬輝之
編集：坂本久美子
音楽：林ゆうき
音響監督：三間雅文
音楽制作：キングレコード
アニメーション制作：ブリッジ

キャスト

麻倉葉：日笠陽子
阿弥陀丸：小西克幸
小山田まん太：犬山イヌコ
恐山アンナ：林原めぐみ
道蓮：朴璐美
馬孫：高口公介
梅宮竜之介：田中正彦
蜥蜴郎：高木渉
ホロホロ：うえだゆうじ
コロロ：中島愛
ファウストⅧ世：子安武人
リゼルグ・ダイゼル：沢海陽子
チョコラブ・マクダネル：くまいもとこ
アイアンメイデン・ジャンヌ：堀江由衣
マルコ：中村悠一
玉村たまお：水樹奈々
ポンチ：宮園拓夢
コンチ：観世智顕
道潤：根谷美智子
李白竜：櫻井トオル
ピリカ：日高里菜
シルバ：緑川光
カリム：花輪英司
喪助：森田成一
ハオ：高山みなみ