最新曲「ストロボメモリー」は温度を低めに、エネルギーを出しすぎずにレコーディング――春アニメ『SSSS.DYNAZENON』に寄り添うミディアムナンバーに|内田真礼さん12thシングル発売記念インタビュー
声優、アーティストとして活動する内田真礼さんの最新シングル「ストロボメモリー」が2021年5月12日より発売!
表題曲「ストロボメモリー」は、4月より放送中のアニメ『SSSS.DYNAZENON』のエンディングテーマとして同作に寄り添うミディアムナンバーとなっています。
今回、発売を記念し、内田さんのメールインタビューを実施! 「ストロボメモリー」の楽曲秘話はもちろん、カップリング曲「カナリア」について、さらに、5月22日・23日に開催されるリリースイベントの意気込みについてもお話を伺っています。
『SSSS.DYNAZENON』の主題歌「ストロボメモリー」は"青春"を感じるメロディーと、歌詞が特徴!
――表題曲「ストロボメモリー」は、情感あふれるミディアムロックですが、この楽曲のテーマ、注目してほしい聴きどころ、お気に入りのフレーズなどをお聞かせ下さい。
内田真礼さん(以下、内田):「ストロボメモリー」は、"青春"を感じるメロディーと、歌詞が特徴だと思います。この楽曲を最初に聞かせていただいた時に感じたのが、「ひとりでいることの心細さと大切さ」。繊細な歌詞含めて全体を味わっていただくために、是非ヘッドホンで聴いて欲しいです!
また、2番Aメロでキーの低い箇所にユニゾンで上ハモを入れているのが綺麗に聴こえてお気に入りです。この楽曲がどのような形で『SSSS.DYNAZENON』の世界を広げるお手伝いができるのか、私も今からオンエアが楽しみです。
――「ストロボメモリー」の作詞・作曲・編曲は、RIRIKOさんです。内田様の8thシングル「youthful beautiful」の作詞・作曲を手掛けた方ですが、内田さんが感じるRIRIKOさんが生み出す楽曲の魅力・特徴や、特に惹かれる部分・共感出来る部分などをお聞かせ下さい。
内田:RIRIKOさんの曲は"青春"の香りが色濃く出ているのが魅力的だなと思います。あとは、ご自身でアーティスト活動をされている方なのもあり、歌声のレンジの幅の広さからメロディーラインも低いところを突いてくるところだったり、歌詞も女性らしさというよりは、中性的な雰囲気を感じて、誰が聞いても共感できるのではと思います。
――カップリング曲「カナリア」は、どんなナンバーに仕上がったでしょうか。この楽曲のテーマ、注目してほしい聴きどころ、お気に入りのフレーズなどをお聞かせ下さい。
内田:カップリング楽曲の「カナリア」では、作詞の山本メーコさんに私自身の心の中をまとめていただきました。私の内面の曲です。振り返ると内田真礼楽曲ではまっすぐに分かりやすく気持ちを伝えることが多かったので、「カナリア」では今まで見せたことのない一面が見られるのではと思います。燻っている自分を遊びの効いた歌詞で解放しているので、みなさんにも面白がって聴いていただけると嬉しいです。
――今回のシングル制作にあたり、音楽プロデューサー・冨田明宏さんとは、どんなことを話しましたか。冨田さんとのやり取りで印象に残っている言葉や、プロデューサーとしての冨田さんの人物像などをお聞かせ下さい。
内田:冨田さんとは現場などでお会いした際に、「最近思っていること」など近況をお話するのですが、今回もこの形で私の気持ちを吸い上げて整えてくださり、それを歌詞に反映いただきました。今回の私の内面要素はどちらかといえば「カナリア」に振っていますね。あとは、冨田さんってプロデューサーとして100%味方でいてくれるんです。どんなことがあっても、私の良いところを見つけてくださるので、すごく安心できる。冨田さんの言葉で救われている一人なので、とても感謝しています。
「ストロボメモリー」はあえてエネルギーを出しすぎず。自分の体からそのまま出てきた声が正解
――今回のシングルのレコーディングは、どのように進みましたか? レコーディング時の印象深い出来事や、スタッフ様とのやり取りで記憶に残っている事、レコーディングにまつわるマル秘エピソードなどございましたら、お聞かせ下さい。
内田:「ストロボメモリー」は歌い方の方向性が定まるまでに少しエネルギーがかかりました。ただレコーディング現場ではRIRIKOさんもいらっしゃって、肩の力を抜いて自由に表現してみてくださいということだったので、RIRIKOさんの表現の温度感に添って歌ってみました。いつもの内田真礼楽曲より温度が低めで、あえてエネルギーを出しすぎず。自分の体からそのまま出てきた声が正解、という形で、作りすぎずざっくり歌うイメージで表現しました。歌い方に関してはまたひとつ冒険だったなと思います。
――ジャケットやブックレットの衣装、セット、ポージングなど、本作のビジュアルは、どのようなコンセプトで撮影されたのでしょうか? 特に注目してほしいポイントや、撮影時のエピソードなどをお聞かせ下さい。
内田:今回のジャケット写真は、日が射して温かみがあるような逆光のカットになりました。何気ない日常の中で気持ちが動く一瞬がおさえられているイメージです。
コンセプトが決まった後に衣装を選んだのですが、今回は今まで着たことがないような大きめサイズのシャツワンピに黒ブーツというスタイルに挑戦しました。また新しいビジュアルが出来上がったかなと思います。
――初回限定盤には「ストロボメモリー」のMusic Videoを収録したDVDが付きます。Music Videoの見どころや、こだわったポイント、撮影時のエピソードなどをお聞かせ下さい。
内田:撮影当日の天候がとにかく雨がすごくて(笑)。初っ端が土手でのロケ撮影で過酷ではあったのですが、しばらく撮影を続けていくうちに、鳥の群れが一気にザーッと飛んでいったのがちょうど映像に写った瞬間があって。自然が味方した奇跡のような場面にも出会えたのが印象的でした。
あと今回は初めて女性監督に撮っていただいたのですが、いままでのMVと雰囲気がガラッと変わっているかなと思います。内田真礼主体というよりは、風景の一つの要素として内田真礼がそこに存在しているような視点になっているような感覚です。感情をパーンと出す楽曲ではないので、全体の世界の一部として切り取られている内田真礼、という映像の温度感も楽曲にとても合っているなと思っています。
リリースイベントでは初の試みを実施! ファンとの一対一のお話にワクワク?
――5月22日・23日には、リリースイベント「Maaya Party! 12」が開催されます。こちらはどんなイベントになりそうですか? イベントの内容・方向性や、イベントへ向けての意気込み、参加するファンへのメッセージなどをお聞かせ下さい。
内田:リリースイベントMaaya Party!12ではWithLIVEさんでの個別おはなし会を実施します。初めての試みなのと、一対一で話す機会は2019年発売の写真集のサイン会ぶりなので、みなさんとお話できるのがとっても楽しみです! ぜひお話したいことを考えてきてくれると嬉しいです。
――今後のアーティスト活動の目標や、今年チャレンジしてみたいことなどをお聞かせ下さい。
内田:この1年で自分の楽曲を改めて聞き返したんです。そうしたらさらに楽曲への理解や愛が深まったので、内田真礼楽曲たちを今までよりもパワーアップした形でみなさんにライブでお届けしたいと思っています。そのためのカラダ作りやボイストレーニングを頑張っています!
――最近で、アニメイトにまつわる話や、印象深いエピソードがあればお聞かせ下さい。
内田:CD発売の際に店頭にご挨拶に伺わせていただく際に、いつも暖かく迎えていただけるアニメイトさん。ものすごく個人的なことですが、書籍を購入した時にいただける透明なブックカバーがとっても便利で好きです(笑)。あの気遣い素敵ですよね!
CD情報
「ストロボメモリー」
内田真礼、12thシングルは、TVアニメ「SSSS.DYNAZENON」のエンディングテーマ!
表題曲となる「ストロボメモリー」は、作詞・作曲・編曲をRIRIKOが担当。大切な人にそっと寄り添い、共に歩んでいく姿を描いたミディアムナンバー!
2021/05/12 発売
【初回限定盤】
価格:1,980円(税込)
≪収録内容≫
【CD】
01.ストロボメモリー
作詞・作曲・編曲:RIRIKO
02.カナリア
作詞:山本メーコ/作曲・編曲:y0c1e
03.youthful beautiful -y0c1e Remix-
04.ストロボメモリー -Instrumental-
05.カナリア -Instrumental-
【DVD】
ストロボメモリー
・Music Video
・off shot
・Making of Music Video
【通常盤】
価格:1,400円(税込)
≪収録曲≫
01.ストロボメモリー
作詞・作曲・編曲:RIRIKO
02.カナリア
作詞:山本メーコ/作曲・編曲:y0c1e
03.youthful beautiful -y0c1e Remix-
04.ストロボメモリー -Instrumental-
05.カナリア -Instrumental-
アニメイト特典