【BLのことさらに知ってみませんか?】2020年一大ブレイクした、今さら聞けないBLドラマの世界【アニメイト編集部BL塾・応用編】
ネクストブレイク可能性大の海外BLドラマ
阿部:2020年のBLドラマブームから2021年も新しいBLドラマが多数配信されるかと思います。今年ブレイクしそうなBLドラマをぜひ教えてください!
金:かしこまりました! 3つ紹介させていただきます。
まずは4月15日配信開始の韓国BLドラマ『リュソンビの婚礼式(※16)』です。こちらは韓国BLドラマ初の時代劇となっています。メインの役者3人はみんなBLドラマへ出演した実績があり、話題を集めています。
※16:リュソンビの婚礼式
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韓国で初の時代劇BLドラマ作品。朝鮮王朝時代が舞台となったラブロマンス。婚礼式当日に忽然と姿を消した妹の代わりに、女装した兄が花嫁を務めるところから物語が始まる。
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阿部:キービジュアルからすでに美しすぎる……。
金:あとは今年の5月20日より配信の『Be Loved in House 約・定~I Do(※17)』です。こちらは弊社が制作出資に入っており、私は企画からオーディションなど様々な場面で関わっています。
※17:Be Loved in House 約・定~I Do
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5月20日から日台同時配信予定のドラマ。社内恋愛禁止、結婚したら解雇という「シングル規定」が出された職場でのオフィスラブストーリー。「横暴上司 vs ツンデレ部下」も萌えポイントです。
石橋:えぇ! すごい!!
金:『Be Loved in House』は台湾で人気のBLドラマ『HIStory』シリーズに出演していた俳優と台湾のボーイズバンド『Noovy』のメンバーが出演します。役者陣の知名度とビジュアル的な魅力から注目されるのではないかと思っています。
最後にBL小説原作の中国ブロマンスドラマ『山河令(※18)』です。2月に中国で配信が開始され、かなり話題となりました。
※18:山河令
PriestさんBL武侠小説『天涯客』を原作とした中国ブロマンスドラマ作品。残り短い余生を謳歌する朝廷の秘密組織の元首領と江湖で名を馳せる武術の鬼才の問題児がとある事件をキッカケに出会い、暗雲立ち込める江湖の嵐へ巻き込まれていく。
阿部:『陳情令』もですが、中国ドラマはファンタジー時代劇のような作品が多いですよね。日本は「ファンタジーアクション」のジャンル自体がかなり少ないと思っていて。最近はそういった要素も含まれる異世界転生系の作品も増えてきましたけど……。
金:中国はファンタジーアクションが多いんですよね。武侠(中国文学)系の原作も多く、アクションがメインになります。人が空を飛んだりとかもします。
主演二人のビジュアル・演技・アクションやしっかりとしたストーリーの展開、そこにブロマンスが重なって人気が伸びているようです。
阿部:日本ではなかなか見ないジャンルだからこそ楽しめそうですね。
石橋:今後配信される作品は主演二人のカップリング活動も追いながら視聴するとより楽しめるかもしれないですね! 我々もBLドラマデビューしましょう。
阿部:しましょう!
石橋:それでは最後に金センセイから何か一言いただければと思います!
金:本日はありがとうございました! 「アジアBLドラマを見るならRakuten TV」でお願いします(笑)。
阿部&石橋:バッチリな締めですね(笑)。本日はありがとうございました!
世界で流行る日本BLドラマは現れるのか……
阿部:お疲れ様でした! 今日の講義、いかがでしたか?
石橋:率直にとても勉強になりました。講義を受ける前は「日本と海外のBLドラマは結構違いがあるんだろうな」と思っていたのですが、「学園」「コメディ」は世界的に人気が出やすいというように意外に共通している点も多くて。
違うのは制作費の規模感や宣伝の仕方くらいなんだなと。
阿部:日本はドラマ放送時に宣伝で雑誌やテレビに取り上げられることはあってもカップリング活動はしないですからね。BLドラマに限らず作中で商品のPRもしませんし……。
BL大国の日本のBLドラマがタイBLドラマほど盛り上がりにくいのはそういう側面が関係していそうですね。
石橋:ですね~。とはいえ、IPをここまで抱えている日本だからこそ今後ヒット作が出てくる可能性は十分秘めていると思います。何か一つバーンと盛り上がるBLドラマが出てくることを期待しましょう!
阿部:BLドラマからBLマンガや小説も気になって読んでくれるようになったら嬉しいですね!