アニメ『ゾンビランドサガ リベンジ』源 さくら役 本渡 楓さん✕山田たえ役 三石琴乃さんインタビュー|見てみたいワラズボターン!お墓参りのシーンでは新たな謎も!?【SAGA_R:06】
2018年を代表するアニメの1つ『ゾンビランドサガ』のTVアニメ第2期、『ゾンビランドサガ リベンジ』2021年4月より放送スタート! そしてアニメイトタイムズでは、第2期でもインタビュー連載企画「「ゾンビランドサガ広報誌R(リベンジ)」」を実施中です。
そして先日放送の本編6話は、たえの当番回&佐賀クローズアップ回でした。そこで今回のインタビューは源 さくら役の本渡 楓さんと山田たえ役の三石琴乃さんの初の2ショット対談です。6話についてたっぷり振り返っていただきつつ、ここまでの『ゾンビランドサガ リベンジ』で印象的なシーンを挙げていただきました!
6話はたえ回&佐賀回! たえの街での人気者ぶりといきなりの借金返済も!?
――先日放送された第6話ですが、たえの当番回ということで、たえの出番が多かったですね。
山田たえ役 三石琴乃さん(以下、三石):いつもみんなと一緒にいるので、出てはいるんですよ……(笑)。今回はたえちゃんを追っていただいてありがとうございます。
源 さくら役 本渡 楓さん(以下、本渡):振り返ってみると1期に比べて、格段にたえちゃんがしゃべるようになったと思います。
三石:メンバーの言っていることや起こっている出来事も理解できるようになっていますね。台本でもカッコ書きで、意味も表示されているので、理解力が進んだんだなと驚きます。
本渡:嬉しいですね!
――今回はたえが夕食の買い物に行く先々でする行動が結果的に幸せを呼ぶみたいなお話でした。
三石:ほっこりしていたり、いいお話だなと思う日常が描かれていました。
本渡:たえちゃんのそばにはいつもロメロちゃんがいるんですよね。
三石:そうだね。
――たえは街の人たちに慕われている存在であることもわかりました。
三石:普通に街の人間と顔見知りで、声もかけられて、エサも与えられて(笑)。
本渡:試食コーナーでも何か食べてましたね(笑)。
三石:ソーセージなのかな?きっと「何かをもらったらお礼をするんだよ」というさくらの教えがあって、それをきちんと守っているんだろうね。
本渡:そう思ったら、もっと愛おしくなりました。
――あと驚きだったのが、ひょんなことで幸太郎の大きな借金が返済されて。
本渡:まさかのボートレースで当たって。ここでもたえちゃんのクシャミから奇跡が起こるという(笑)。でもそれで終わらず、さくらがたえちゃんの頭を落とした瞬間を、尾行していた『サガジン』の大古場さんに写真を撮られてしまって。冒頭でも「じゃなきゃ生き返ったゾンビっすね」という確信をつくようなセリフもありましたが……。これからどうなるのか気になります。
6話は1期の5話のような、コメディ色が強い、いわゆる「佐賀回」だったのかなと思います。あとすぐに食べ物に目がいくのもたえちゃんらしかったですね。
三石:いつもお腹がすいているんだよね。ゾンビだからということもあるけど、満腹中枢も壊れているんだろうね(笑)。
見てみたいワラズボターン。お墓参りのシーンで新たな謎も!?
――この6話で印象に残っているシーンやお気に入りのシーンは?
三石:美沙がボートレースでやったワラズボターンが気になりました。観客が涙するところがおもしろくて。バカですね、『ゾンビランドサガ』って(笑)。あとは街の人に「0号ちゃん」と声をかけられ、いろいろなものをもらえるのが嬉しいです。
本渡:街の人にも愛されている証拠だと思います。
三石:正直、この回まで、たえは絶対外に出ないで、ずっと屋敷にいると思っていました。だって外出したら抑制きかずにヤバそうじゃないですか! すぐにかじっちゃうし、街は阿鼻叫喚ですよ。
――1期9話のサキ回にいた万梨阿も登場しましたが、たえにかじられても全然驚かず、普通にしゃべっているのもおもしろかったです。
三石:「またかじられている」という感じで、もはや日常的なことなんでしょうね。佐賀の人々はたえを受け入れてくれてなんて心が広いのでしょう!
本渡:あっとコッコさん(1期5話で登場のドライブイン鳥のマスコットキャラクター)との因縁の戦いがまたありましたね。
三石:「アレは食べ物という認識は変わったんですか?」と監督に聞きました(笑)。今回はダンスバトルの対戦相手との事。アレから何で認識が変わったのか、不思議ですね(笑)。きっと一度かじったけどおいしくなかったのね。
――本渡さんのお気に入りのシーンは?
本渡:Aパートの中盤にありました、『サガジン』の大木場さんに追跡されながらも、お墓にあったお供え物をたえちゃんが食べてしまうシーンで、セリフはないけれど、お墓に「山田家代々之墓」と書いてあり、その隣りのお墓にも「源家之墓」が並んでいて。リハーサルビデオを見た時、何度も巻き戻して確認してしまいました。「これはいったいどう意味が?」といろいろ考えてしまいました。
三石:大きな手掛かりだね。
2期シリーズを実現したプロデューサー陣は「漢」!
――ここで1期シリーズに少し話を戻しますが、最終回の収録や放送後、三石さんはどんなことを思われましたか?
三石:本当は1期で終わるはずだったけど、すごい盛り上がりの中キャラたちも動き出していたし、視聴者の方のすごい熱量を感じて、止めるわけにはいかないと2期をやってくれたのかなと思います。
――以前のフランシュシュ座談会で、最終回の収録後、監督から話があると思ってドキドキしていたら録り直すところがあると言われて、「録っていないのは13話でしょ!」とツッコミたかったとか、サキ役の田野アサミさんが収録に入ると終わってしまうので、やりたがらなかったなどおっしゃっていて。
本渡:ありましたね。
三石:たえは別録りだったので、みんなの本線の収録が終わって「終わっちゃった……」としんみりしている時も「私、まだ終わってないから!」と集中していたのを覚えています(笑)。
――三石さんが2期のお話を聞いたのはいつ頃ですか?
三石:1期が終わった直後に、「このままじゃ、終われないよね」と言っていたような。でも実際に知らされたのはもう少し後だったと思います。
TVアニメは何年も先まで枠やスケジュールが決まっているので、そこに予定になかったものを入れ込むのは難しいんだろうなと。そもそも監督からは2クール分でストーリーを考えていたと聞かされていたので、あとはプロデューサー陣の力だなと思っていたら、見事に実現してくれたので、「漢(男)だな」と(笑)。
(C)ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会