春アニメ『フルーツバスケット』The Final 草摩潑春役・古川慎さん|愛を以っての思い遣りは至上のコミュニケーション【声優インタビュー第15回】
2021年4月より、テレビ東京・テレビ愛知・テレビ大阪ほかで放送中のTVアニメ『フルーツバスケット』The Final。
本作は2019年4月より新スタッフ&キャストにより全編アニメ化となったTVアニメ『フルーツバスケット』の最終章となっており、ついに“十二支の呪い”を軸に繰り広げられてきた物語が結末を迎えます。
アニメイトタイムズでは最終回に向けて、キャスト21名のメールインタビューを毎日連載でお届け! 第15回目は、十二支の「丑」の物の怪憑きである草摩潑春役の古川慎さんです。
リンの好きなところは……
——The Finalで心を鷲掴みにされたシーンやセリフ、好きなシーンなどがあれば教えてください。
古川慎さん(以下、古川):十二支のそれぞれが、“宴”から卒業してゆく描写には毎度心を鷲掴みにされてしまいます。
そしてそれぞれに乗り越えるべき過去や、向かおうとする未来があり、救いや希望があるというのが素晴らしいと思っています。
——これまでのシーズンとは違い収録形式にも変化があったと思いますが、アフレコ現場の様子はいかがでしたか? ディレクションや演技面で気をつけたことがあれば教えてください。
古川:これまで賑やかに収録を進めていたので、少人数でのアフレコは少し寂しい部分もありました。
ですが、同じシーンを過ごすキャラクターのキャストの方とは最大限一緒に収録させて頂けていましたので、一つのシーンにより深く集中して会話に向き合う事が出来ました。
——潑春といえば依鈴との関係性です。公式コメント動画でもイチオシだとおっしゃっていましたが、この2人の関係性について古川さん自身どのように思われますか? また、依鈴の1番好きなところを教えてください。
古川:The Final中盤以降の彼らはある意味完成された二人だと思っています。
会話は多くはないかもしれませんが、雰囲気で感じ取れるような会話を超えたコミュニケーションができる、お互いがお互いを補完し合っているように感じています。
作中では長いすれ違いの果てに落ち着きましたが、お互いが側にいればそこまですれ違うことも無さそうですね。
リンの好きなところは……個人的には隠された健気さだと思っています。