春アニメ『フルーツバスケット』The Final 草摩楽羅役・釘宮理恵さん|ぼろぼろになりながらも自分と向き合った彼女の勇敢さ【声優インタビュー第17回】
2021年4月より、テレビ東京・テレビ愛知・テレビ大阪ほかで放送中のTVアニメ『フルーツバスケット』The Final。
本作は2019年4月より新スタッフ&キャストにより全編アニメ化となったTVアニメ『フルーツバスケット』の最終章となっており、ついに“十二支の呪い”を軸に繰り広げられてきた物語が結末を迎えます。
アニメイトタイムズでは最終回に向けて、キャスト21名のメールインタビューを毎日連載でお届け! 第17回目は、十二支の「亥」の物の怪憑きである草摩楽羅役の釘宮理恵さんです。
ぼろぼろになりながらも自分と向き合った彼女の勇敢さ
——The Finalで心を鷲掴みにされたシーンやセリフ、好きなシーンなどがあれば教えてください。
釘宮理恵さん(以下、釘宮):夾くんに向けた「大好きだよ」という台詞が印象深いです。あんなに胸が張り裂けそうな、人生を根底からひっくり返すような悲痛な告白は初めてな気がします。
——これまでのシーズンとは違い収録形式にも変化があったと思いますが、アフレコ現場の様子はいかがでしたか? ディレクションや演技面で気をつけたことがあれば教えてください。
釘宮:みんなで収録できない寂しさはありましたが、なるべく掛け合いでお芝居できるように考え抜かれた組み合わせでした。
収録の前後でスタッフさんや他の時間帯のキャストにすれ違いで会えることが凄く嬉しかった時期でした。
——楽羅といえば、2nd seasonで夾と向き合う第11話に胸を打たれました。これまでを振り返り、楽羅というキャラクターはどのような人物だと思いますか?
釘宮:この言葉が正しいのか悩むところですが、ある意味、ほんの少しの弱さと普通の感覚を持っている人だと思います。
蓋をしたままでも生きていけたかもしれないけど、ぼろぼろになりながらも自分に真摯に向き合った彼女の勇敢さを眩しく感じます。