アニメシリーズも絶好調な漫画『五等分の花嫁』の簡単なあらすじをご紹介!【最終回までのネタバレあり】
劇場映画の公開が2022年に予定されている漫画『五等分の花嫁』。本作は週刊少年マガジン2020年12号まで連載された春場ねぎ先生による作品で、TVアニメが第2期まで制作されました。
本作の見どころといえば5人のヒロインたちが五つ子の姉妹だった点で、連載されている当時は毎回誰が主人公の上杉風太郎と結ばれる花嫁なのかと議論が白熱していました。
アニメシリーズでも同様にヒロインたちと風太郎とのやりとりや関係性がさらに深まってきており、来年公開の映画でも大きな話題を集めることでしょう。そこで今回は、本作のストーリーを時系列に沿って紹介していけたらと思います
そんな内容となっていますので、本稿では原作コミックスの最終14巻までの内容が含まれます。まだ原作を未読の方や、アニメシリーズしか視聴していない方は、今後の展開のネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
その他のネタバレ記事
◆『黒執事』ネタバレあらすじストーリー解説◆『進撃の巨人』最終回までのネタバレあらすじを簡単にまとめて解説
◆『五等分の花嫁』最終回までのネタバレ解説
◆『呪術廻戦』これまでのあらすじをわかりやすくまとめてご紹介!
◆『約束のネバーランド』最終回までのネタバレ・あらすじ紹介
◆『ひぐらしのなく頃に』ネタバレ解説
◆『東京卍リベンジャーズ』ネタバレまとめ
◆『鬼滅の刃』ネタバレまとめ
◆『チェンソーマン』ネタバレまとめ
◆『SLAM DUNK(スラムダンク)』ネタバレ解説(全試合網羅)
◆『地獄楽』ネタバレまとめ
◆『CLANNAD(クラナド)』ネタバレ|第1期~第2期までのあらすじまとめ
【物語序盤】五つ子たちとの出会い~林間学校まで
五つ子たちとの出会い
物語のスタートから風太郎が五つ子の誰かと将来結婚するであろうことが既に示されており、当初からあの花嫁が誰なのかみたいな話題は盛り上がっていましたね。とはいえ将来結ばれるとしても、その馴れ初めにはいろいろとあるものです。
本作の物語の導入としては、高校の学食という格安でご飯が食べられるところにも関わらず、お得に昼食が食べられる“焼肉定食の焼肉抜き”を頼む貧乏学生の風太郎が、落第寸前の五つ子姉妹・中野一花、中野二乃、中野三玖、中野四葉、中野五月らの家庭教師を依頼されたところから関係を深めていくという流れ。
ただし当初から良好な関係で上手くいっていたかと言われると話は別。風太郎は悪気なく人の気に障るようなことを言ってしまうところがあり、そういったところが原因で誤解を受け中々勉強を教えさせてもらえないという状況が続きました。
そして中間試験へ
悪戦苦闘しながらも、姉妹ひとりひとりと正面からぶつかって心を開いていき、夏祭りで花火を見に行ったあたりから中間試験のエピソードへ。ここでも風太郎に試練が降りかかります。なんとここで成果を見せられなければ、五つ子たちの家庭教師を辞めてもらうとの連絡が彼女たちの父親から入ったのです。
風太郎の家は貧乏暮らしで借金まである有様なので、ここで収入が絶たれてしまうのは非常にマズイ。焦り始めた風太郎は、まだ上手に関係を築けていなかった五月に「黙って自分の言うことを聞いていればいい」といった暴言をぶつけてしまい、いきなり条件クリアに黄色信号が灯ってしまいます。
その後はこの時点ではまだ非協力的だった二乃と先の発言から関係が拗れてしまった五月以外の三人に泊り込みで勉強を教えるなどしつつ、なんとか五月との関係を修復して中間テストに臨むことに。
結果についてはまだ成果が出るには時期尚早のため、当然散々なものばかり。一人でも赤点だったら風太郎は辞めなければならないため、ここで物語は終了となってしまうかと思われました。
しかし助け舟を出してくれたのが二乃。彼女が5人全員で五科目全ての赤点を回避したと話してくれたことで、首の皮一枚繋がり風太郎は五つ子たちの家庭教師を続けられることになったのです。
とはいえ、最初に風太郎が出したテストでは全員揃って100点だったことを考えると、大きな進歩のように思えました。それに結果的に嘘になったというだけで、五つ子たちが一人一科目ずつ赤点を回避したのは紛れもない事実。今後はどうなっていくのかといったあたりで林間学校のエピソードへと移っていきました。
風太郎への好意を自覚し出す姉妹たち
続く林間学校のエピソードでは、風太郎への好意を自覚し出した姉妹たちがチラホラと現れだした印象。
また、あまり友達の居なさそうな風太郎がノリノリで肝試しの実行委員をやっているようにも見え、五つ子たちだけでなく風太郎も変わりつつあるのかもしれないと思わされたのもこのあたりからでした。
特に注目だったのが、最終日のキャンプファイヤーのダンス。なんと、そのフィナーレの瞬間に一緒に踊っていた(※手をつないでいた)ペアは生涯添い遂げるという伝説があったのです。
そんな“結びの伝説”に振りまわされて様々な人間関係も動きました。一花が伝説を信じる男子(※前田)に誘いを受けるのですが、その時、たまたま三玖が一花に変装しており、誘いを断るために風太郎と踊ると言ってしまったのです。ここから大変な事態に。
林間学校で行う肝試しの仮装で、金髪のカツラを被っていた風太郎を別人(※キンタローという親戚の設定だが紛れもない風太郎本人)と勘違いした二乃が気になりだしたり、一花が風太郎への好意を明確に自覚したように思えたりと、物語が大きく動き出したポイントでもありました。
最終的に風太郎が風邪を引いてしまい、五つ子たち全員がお見舞いのためか風太郎の部屋に終結。誰が伝説の該当者になったのかはわからず仕舞いみたいな形になりました。
この後はヒロインレースがさらに加速していくことに。
【物語中盤】期末テスト~修学旅行まで
勉強以外の部分でも五つ子たちに関わり始める風太郎
林間学校中に寝込むことになった風太郎ですが、無理が祟ったのか帰ってきてからも入院するハメに。五つ子たちによるお見舞いがあったところで、やってきたのは期末テスト。
やはりこの作品は試験や勉強からは逃げられないことを教えてくれます。また、風太郎が小学生の頃に京都で出会った五つ子たちに似た少女の話題が、本格的にストーリーに登場するようになった印象も。
とはいえ、まずはテストから。姉妹たちとの距離も縮んで大分協力的になってくれたかと思いきや、ここで二乃の反発を受けてしまうことに。これが原因で二乃と五月の喧嘩を招いてしまい、なんとふたりは家出。
それ以外にも四葉が陸上部の助っ人として大会の練習とテスト勉強の両立に追われるようになってしまったり、問題が山のようになってしまいました。このあたりから風太郎が姉妹の家庭の事情やそれぞれの個人個人の事情を知ったり、時に介入したりすることが増えた印象も。
テスト自体は諸々の問題をクリアして受けることができましたが、五つ子たちはまだ赤点を回避したとは言い難い状況。この時点で自分の力不足を痛感していた風太郎は、テスト前に五つ子たちに黙って家庭教師を辞任することを五つ子たちの父に連絡しており、またも関わるのはこれまでかと思われました。
しかし戸惑う五つ子たちは風太郎を取り戻すべく自ら行動を起こし、住んでいた高級マンションを飛び出し新たにアパートを借りて再スタートを切る……までがこのあたりのエピソード。
ここで忘れてはいけないのが、二乃がキンタロー=風太郎だと認識したこと。ここから二乃も風太郎を巡ったヒロインレースに本格的に参戦してくることになりました。
年明けから再度の期末試験で赤点回避
前のエピソードがちょうどクリスマスシーズンの出来事だったので、次は年明けからスタート。狭いアパートでの5人暮らしを選択した五つ子たちは風太郎への授業料が払えないのですが、それを「出世払いでいい」として自ら五つ子たちにこれからも関わっていく姿勢を見せた風太郎が印象深かった人も多いはず。
加えて五つ子たちの父親が前回の期末試験あたりから風太郎をあまり快く思っていない様子で、これまで以上に五つ子たちに干渉してくるようになったのもこの頃でした。次に赤点を取ったら姉妹そろって東京の高校に転校させるといった無理難題を吹っかけてきたのもこの時。
一花、二乃、三玖が風太郎への想いを叶えるために色々行動を起こしたり、自分が足を引っ張ったせいで他の姉妹も転校することになったという四葉の負い目が明らかになったり、五月の母親を追いかけ教師になるという目標が出てきたのもこのあたり。
姉妹それぞれに得意科目があることがわかり、それぞれの得意科目を別の姉妹に教えるという方法で勉強の効率アップが行われるなどの出来事もありました。
その結果全員で赤点を回避したのですが、春休みに入り風太郎はなぜか五つ子たちと距離を置こうとします。
偽の五月に突如として突き付けられた解雇通告
そんなこんなで三玖と偶然会ったスーパーで挑戦した福引にあたり、温泉旅行へと行くことになった風太郎とその家族。しかしその行先は五つ子たちの祖父の家の近くであり、彼女たちも同じ場所に来ていたのです。結局、風太郎は五つ子たちと距離を置くことは叶わないのでした、
このエピソードでは、風太郎はが五月の姿をした姉妹の別の誰かに「この(今の)関係に終止符を打ちましょう」と通告されてしまいます。
既に一花、二乃、三玖の3名は明確に風太郎を異性として意識しはじめていたように思えますし、四葉と五月にしても良好な関係を築けていたはずです。突如として関係を解消したいと取れる発言をしてきた偽五月の真意を探るべく、本物の五月の協力を得てその正体を探っていくことに。
その上で大変だったたのが、風太郎たちの宿泊する旅館が五つ子たちの祖父が営むものであり、五つ子たちも同じ旅館に宿泊することになっていたこと。そして祖父の家での決まり事のようなものとして、全員が五月の姿になっていた点でした。
普段通りでも現時点では姉妹たちを見分けられていなかった風太郎ですから、誰が誰かを当てる「五つ子ゲーム」あたりも難航。顔を見ただけで五つ子たちを判別できる彼女らの祖父に協力を仰いでみるものの結局はお手上げ。
ただ最後に挑戦した偽五月の正体当てについては、三玖であると見事に見抜いてみせました。この関係を終わりにしようには解雇通告とは別な意味が含まれていたようで、三玖のこの面倒ながらもグッとくる言葉に骨抜きにされた男子諸君は多かったことでしょう。
そして誓いの鐘の下でのキスについて。ふたりで鳴らすと結ばれるという曰くがあるもので、その下で口づけを交わしたのが誰だったのかという問題は、ファンの間でも議論されることがありましたね。姿だけは五月でしたが、果たして……!?
暴走を始める一花
春休みも終わり進級した風太郎と五つ子たち。このタイミングでこれまで女優として働いて既にお金を稼いでいた一花が負担していたアパートの家賃や生活費を、五人で五等分することが決まりました。ここから、それぞれがお金を稼ぐためのバイト先を見つけるといった展開が見られるように。
また、二乃が風太郎が働いているケーキ屋、三玖がその向かいのパン屋とバイト先を決めつつある中、五つ子たちの父親が風太郎の代わりに同級生の武田を家庭教師に据えようとする……などの展開もありました。
がしかし、全国模試の結果をもってそれすら跳ね除け、風太郎はその実力を五つ子たちの父親に認めさせることに成功。再度報酬をもらえることにもなったのでした。
このあたりから一花、二乃、三玖が風太郎に対してさらに積極的になっていくのですが、特に暴走を始めたように思えたのが長女の一花。
風太郎へ異性としての好意を持っていることがまだ明確でなかった四葉や五月ならまだしも(※それにしたって褒められたことではないですが……)、よりにもよって風太郎に好意を持っていることを自分もある程度理解しているであろう“三玖”の変装をして、「一花が風太郎を好きである」「お似合いだから応援する」といったことを直接伝えてしまっていましたね。
彼女の暴走がさらに加速してしまうのが、次の修学旅行編。そんな一花によってヒロインレースはさらにかき回されていくことになります。
風太郎を巡るバトルから一転、最後はさらに絆を深めた姉妹たち
そして、やってきました修学旅行。行き先が京都ということで、五つ子たちの誰かだとされる少女・零奈の正体周りの進展にも期待がかかりました。
班決めの段階から誰が風太郎と組むのかと、バチバチな女の戦いが繰り広げられましたが、決定的な事件は伏見稲荷大社と思われる場所(※作中で明言はされていないはずなのでボカしています)で起きました。
なんと三玖が告白しようとしていることを察知した一花が、三玖に成り代わって先回りし、その告白を事前に阻止してしまおうとしたのです。
しかし悪だくみはやっぱり上手くいかないもの。結局風太郎と会う前に本物の三玖と彼女を応援していた四葉と鉢合わせになってしまい、揉め事となってしまいました。その中で三玖の好意が風太郎にバレてしまうトラブルも発生。
ただ、流石にそこまで鈍感ではなかった風太郎が、三玖が自分に好意を持っていることを既に理解していたように見えたのが救い。先述した一花が成り代わった偽三玖の発言にも疑念を覚えていたようでした。
それにしても、お互いに相手を出し抜こう、風太郎を独り占めにしたいみたいな感情があったとはいえ、二乃と三玖が誰かの妨害はせず直球or一途だっただけに、ここでの一花の行動は大きな話題となっていましたね。
これまで長女としてしっかり者な感じのあった一花が、好きな男性のためにここまで必死になり手段を選ばないといった意外な一面を見せたことで、彼女がズルいことはわかっていながらも逆にグッと来た人もいたのではないでしょうか。
最終日のコース別体験学習については、風太郎に追及を受けたこともあってか、事前に風太郎が選ぶコースを知っていた一花が罪滅ぼしのために三玖にその権利を譲るといった展開に。
そして塞ぎこみ風太郎との距離感を掴めなくなっていた三玖を全員でフォローし、最後に誤魔化してしまったものの三玖が遂に告白することに成功。姉妹たちが互いに気持ちを確かめ合い和解したところで修学旅行編は終了となりました。
そし小学生の頃、風太郎と零奈として出会っていた姉妹が誰であるかも判明し……ここからアニメシリーズではまだ描かれていない部分へと突入します。
【物語終盤】過去編~風太郎が誰を選ぶのかまで
ここで唐突ですが、更なる注意事項を告知します。
ネタバレ注意でここまで書いてきましたが、この先の物語はまだアニメ化していない部分なので、知らない人も多いかと思います。
アニメだけでこの作品を追っている人、最近になってから原作を買い集め作品に触れ始めたばかりという方は特にご注意ください。
ここから先はなるべくさらっと行きますので、続きの物語が気になった方はぜひともコミックスを購入しましょう。
風太郎と五つ子たちの過去、そして現在へ
というわけでまずは過去編。ここでついに風太郎と五つ子たちの過去を掘り下げていきました。風太郎が勉強に入れ込むようになった理由も、ここで判明。
また五つ子たちの母親が亡くなった時のことや、今の父親との関係、風太郎と高校で再会するまでの出来事も描かれていくことに。
みんな同じ姿をしていたところから、今の姿に近づいていく様は、それぞれの個性が出始めているように見えて必見です。
その後、風太郎と出会ってからの裏話的なのもの入ってくると、たびたび姿を表していた零奈の正体が誰でどういう事情だったのかも判明していきます。これまでの謎が一気に繋がっていく感覚に、鳥肌が立った人も多かったことでしょう。
過去編後は吹っ切った三玖がさらにグイグイくるようになったように思えたり、ニ乃の押してダメなら引いてみろ作戦が見られたりも。
そして一花が学校を辞めると言い出すのがこのあたり。女優の仕事に専念したいからという理由でしたが、納得のいかない風太郎は彼女をあの手この手で引き戻そうとします。
この時風太郎が起こした行動は一見の価値ありですので、お見逃しなく。
学園祭で想いを告げる風太郎……物語は完結へと向かう
一花を退学ではなく休学で思いとどまらせることに成功した後は、ついに学園祭シーズンに突入。学級長になっていた風太郎と四葉は大忙しに。
その影でクラスの出し物がなかなか決まらなかったり、五月が大学入試の合格判定でDをもらっていたりと、今後に関わりそうな出来事もチラホラ。
無事当日を迎え、初日の最後に五つ子たちと集まった風太郎は、彼女たちに全員が好きだと伝えます。ただし答えを出すべきとは自分でもわかっており、その答えは最終日まで持ち越しとなりました。
そして5人それぞれの最終日までのエピソードを描きつつ、最後に風太郎が選んだのは……!?
ここはひとりひとり、じっくり時間をかけて物語を咀嚼していくのがオススメです。結末に向けた総決算となっているので、ひとつひとつのシーンを取りこぼさないようご注意を。
ここで本稿は終了となります。先にも記しましたが、風太郎の答えはぜひコミックスを購入してお確かめください。
アニメ『五等分の花嫁』や関連掲載記事は以下より
五等分の花嫁|アニメ声優・キャラクター・登場人物・最新情報一覧
紙のコミックスの購入は以下より
1~14巻
フルカラー版
その他のネタバレ記事
◆『黒執事』ネタバレあらすじストーリー解説◆『進撃の巨人』最終回までのネタバレあらすじを簡単にまとめて解説
◆『五等分の花嫁』最終回までのネタバレ解説
◆『呪術廻戦』これまでのあらすじをわかりやすくまとめてご紹介!
◆『約束のネバーランド』最終回までのネタバレ・あらすじ紹介
◆『ひぐらしのなく頃に』ネタバレ解説
◆『東京卍リベンジャーズ』ネタバレまとめ
◆『鬼滅の刃』ネタバレまとめ
◆『チェンソーマン』ネタバレまとめ
◆『SLAM DUNK(スラムダンク)』ネタバレ解説(全試合網羅)
◆『地獄楽』ネタバレまとめ
◆『CLANNAD(クラナド)』ネタバレ|第1期~第2期までのあらすじまとめ
(C)春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁」製作委員会
(C)春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会
(C)春場ねぎ・講談社/映画「五等分の花嫁」製作委員会