映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』ついに劇場公開! オリジナル要素の考察や今後の妄想……原作ファンから見た気になるポイントを語る!
「UC NexT 0100」プロジェクト第2弾として『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が劇場アニメ化! ついに2021年6月11日より全国映画館でロードショー!
ガンダムの生みの親である富野由悠季監督が手掛ける同名小説を原作に、宇宙世紀の新たな物語が紡がれる今作。小説刊行から20年以上が経ち、宇宙世紀の時系列では数々の作品が誕生している今、劇場アニメ化した「閃光のハサウェイ」は一体どんな光景を見せてくれるのでしょうか。
今回は原作ファンから見た劇場版『閃光のハサウェイ』の気になる、楽しみなポイントを紹介! 事前情報をもとに、オリジナル要素の考察や今後の妄想も綴っていきますので、ぜひお付き合いください。
※公開後明らかになった部分に修正を加えました
新時代の戦いに期待!
3DCGを用いたダイナミックな戦闘シーンに期待
今作は手描きと3DCGが融合したハイブリッド作品です。すでに公開中のPVでは、3DCGがふんだんに用いられたダイナミックな戦闘シーンを確認することができます。
戦闘においてはミノフスキー・フライトを可能とするΞ(クスィー)ガンダムとペーネロペーが、重力下においてどんな戦闘シーンを繰り広げてくれるのか。宇宙世紀の新技術が随所に盛り込まれた、新時代の戦いをアニメとして見れることが楽しみです。
原作で名称が登場しなかったあの武装・MSは?
今回が初のアニメ化ですが、小説刊行から20年以上経っていること、魅力的なMSの登場も相まって、ガンダムのゲーム作品において今作のMSはお馴染みの存在です。もはや小説を読んだことがなくてもΞガンダム、ペーネロペーが好きという人も少なくありません。
そんなゲーム作品のおかげか「ファンネルミサイル」や「オデュッセウスガンダム」という名称に聞き馴染みのある人も多いはず。しかし、実は原作小説の本文では「ファンネルミサイル」や「オデュッセウスガンダム」という名称は使われていません。(※ファンネルミサイルラックは原作上巻のペーネロペーの紹介に記載あり)
設定では存在していたこれらはアニメでどんな扱いとなるのか。アニメということもあり、なにかしらのセリフは追加されるかもしれませんね。
アニメオリジナル要素は?
MSのデザインは?
劇場アニメ化ということでMSのデザインは気になるところ。特にΞガンダムはこれまでプラモデルやゲーム、カードイラストなどで小説イラストからリファインされたデザインが使用されていました。しかし今作のΞガンダムのデザインは小説版に準拠しているとすでに明言されています。
またカラーリングに関してはゲームとも小説カバーとも異なるホワイトカラーがベースです。そんな、歴代ガンダムとは一味違う、これまでのガンダムとはストーリーテイストの異なる今作ならではの機体となっています。そのほかの機体に関してもすでに情報は公開されていますが、実際に動いたとき、それぞれのカメラワークでどんな姿を見ることができるのか楽しみです!
アムロが登場?
公開中のPVには、回想と思われるシーンでアムロ・レイ、シャア・アズナブルの姿も。さらに、PVのラストには小説にはないアムロらしきセリフが!
小説上巻には似たような“身構えている時には、死神は来ない。それも戦場の摂理(せつり)なのだ。”という言葉がありますが、これはいつの、どんな言葉だったのか。アニメ化によって声が付くことで、その真実が明らかになるのではないでしょうか。
ちなみにアムロ役の古谷徹さんの出演はすでに発表済み。また、シャア役の池田秀一さんに関しては「ガンダムエース」2021 7月号のインタビューにて出演はないと語っています。しかし、今後の出演に少し期待してしまう発言も残していたため、2部、3部への期待がより高まってしまいます!