いま知りたい2.5次元舞台事情!そもそも2.5次元とは? その魅力を『ミュージカル「テニスの王子様」』や『舞台「弱虫ペダル」』などおすすめの作品と併せてご紹介!
2.5次元舞台おすすめ作品
ここからは、役者の方たちのコメントと合わせ、個人的におすすめしたい2.5次元作品をご紹介します。最新作の上演は情勢によって左右されている状況なので、各オフィシャルHPをチェック。
Blu-rayやDVDといった映像作品として発売されている公演も多いので、気になった方はぜひチェックしてみてください!
元祖2.5次元! 『ミュージカル「テニスの王子様」』
先日(4月30日)に18周年を迎えた通称・テニミュ。言わずと知れた、2.5次元舞台の元祖と言って間違いない作品です。舞台化不可能と思われたテニスの試合を映像や音を使って巧みに表現したことは、後の舞台界に大きな影響を与えました。
2003年の初演以降、通算公演数は1900回・累計動員数は290万人以上。昨年から『新テニスの王子様』が初舞台化とその勢いは止まることがありません。
キャストは舞台経験の有無に関わらず「原作のキャラクターに近いかどうか」を第一に選出され、テニミュの初公演から17年間で300名(!)を超えるキャストを輩出してきました。
名前をあげたらキリがないですが、これまでに宮野真守さん、増田俊樹さん、斎藤工さん、佐藤流司さんなど、多岐に渡る活躍をされている方たちが本舞台に出演されています。
役者の方たちが思いをつなげ、絶対的な地位を築き上げていったテニミュはいつしか「若手俳優の登竜門」とも呼ばれるようになりました。当然本舞台に憧れる人も多く、『新テニスの王子様』、『テニスの王子様』4thシーズンで主演・越前リョーマを演じるのは今牧輝琉さんもそのひとり。今牧さんは2003年生まれの高校生。つまり、テニミュが始まった年に生まれているのです。
18周年おめでとうございます!🎊
— 今牧輝琉 (@p_man1120) April 30, 2021
自分と同じ年に生まれた伝統ある作品で越前リョーマを演じることができて幸せです!!!
新テニミュもテニミュもだいすきです!!🎾
そして懐かしいな〜この写真😭😭 https://t.co/gFMCfRozM3
子どものころから舞台で活躍されていた今牧さん。「テレビでテニミュのことが特集されているのを見て、“絶対に出たい!”と思いました。オーディションへ向けて、とにかくアニメを全話見たり、テニミュの映像を見て、ひたすら役の研究をしました」とテニミュへの憧れを語っています。(https://www.tennimu.com/tennimu2_2020/cast/より引用)
入江奏多役を演じる泰江和明さんも、同インタビューで「憧れのテニミュに関われることが本当に幸せでいっぱいです」と語られていました。
新テニミュ👑
— 泰江和明 (@kazuaki_yasue) February 14, 2021
サプライズ大成功😍😛🤩♡
改めて本日まで
ご来場応援して下さった皆様本当に本当に本当にありがとうございました😂✨✨✨✨✨
最っ高の方々の中で
最強のスタッフと共に
大っ好きなみなさんにお届けできたこと
一生忘れない宝物です‼︎
ありがとうございました🎷🎶#新テニミュ pic.twitter.com/k1QBVzJSD6
それぞれの想いを背負って舞台つ役者の方たち。彼らの熱い思いの応酬も必見のテニミュの4thシーズンは開幕したばかりで、お披露目会が2021年5月29日に行われました。
独特の演出で魅了する『舞台「弱虫ペダル」』
通称ペダステ、舞台『弱虫ペダル』は2012年から上映がスタート。主人公・小野田坂道が総北高校に入学して自転車ロードレースに出会い活躍する「インターハイ篇」、2年生となった「新インターハイ篇」を経て、今はサイドストーリーである「SPARE BIKE」を原作に、本編とは一味違った『弱虫ペダル』の物語を描いています。
ペダステが舞台となったときに話題になったのは、役者の方たちの白熱の演技はもちろん、演出家・西田シャトナー氏が独自に生み出した演出技法“パズルライドシステム”です。
パズルライドシステムとは、西田さんが劇団時代に編み出したスイッチプレイ、パワーマイムという技法を応用して(※)、役者は自転車のハンドルのみを持ち、 足踏みでレースの臨場感を表現する独特の手法のこと。
演出のサポートはパズルライダーと呼ばれる役者の方たちが行い、映像は一切使用しません。
参考:舞台『弱虫ペダル』オフィシャルブログ
当時オタ友に「すごいから! 見て!」と興奮気味に言われたことが後押しとなり、筆者がこの舞台を観たときは本当に驚きました。役者の背景に見えるのは、確かにロードレースの風景。
映像がないからこそ、身体を前のめりして足踏みをする役者の方たちから飛び散る汗、足踏みの音、レースの緊張感、途中の会話……これぞ『弱虫ペダル』といった面白さをリアルに感じ取ることができ、“ここにしかない”感動体験を味わうことができたからです。
最新作『「弱虫ペダル」SPARE BIKE篇~Heroes!!~』は新キャストを迎えて上演。主人公・小野田坂道を演じた曽田陵介さんが初座長を務めました。
初出演の方が多かったとのことですが、ツイートから役者の皆さんの仲の良さ、チームワークが伝わってきます。
勇翔君と曽田君と翔大郎君と!!
— RYOTARO【ONEDAY】 (@ONEDAY_RYOTARO) March 3, 2021
明日も頑張るぞー。
今日もお疲れ様でした。#ペダステ pic.twitter.com/5bojbvF0y0
#ペダステ 稽古終了しました!🚴♀️💨
— 高田舟/shu takada (@takada_shu) March 7, 2021
今日は #小野田坂道 役の曽田くんと📸
曽田くんありがとう✨
そしてお誕生日おめでとう!小野田くん!👈🎇#弱虫ペダル pic.twitter.com/oIJtd7zC1Q
玄紀お兄さんの思い出Tweet⑥
— 伊藤 玄紀/Genki Ito (@itogen13) April 4, 2021
小野田坂道役 曽田陵介
座長として小野田として中心にいた。本番前気合い入れのお決まりの言葉、好きだったな🚴
劇場の廊下で階段でトイレでにやりと「玄紀さん、いつも会う」と何回話したか笑
今日のサンジャポで堂々としてて嬉しいよお兄さん😭#弱虫ペダル #ペダステ pic.twitter.com/82eaksHTGS