『アルゴナビス from BanG Dream!』5バンドによるシングル同時リリース記念 中島ヨシキさんインタビュー|風神RIZING!の風太役を演じる中島さんがバンドの魅力と新曲をご紹介!
「ランガンラン」は大和イメージの、中島さん好みのロックぽい曲。ライブの1曲目にピッタリ!
――7月14日に5バンドのシングルが同時にリリースされることについて感想や意気込みをお聞かせ下さい。
中島:5バンド同時リリースは初めてですが、フェスみたいなものと考えていただいて、5バンドの音楽を同時に聴けるいいチャンスだと思ってもらえたら。
僕自身、他のバンドの曲もカッコいいなと思って聴いているし、風神RIZING!にもならではの良さがあって。せっかくなのでそれぞれのバンドの個性や良さを体感していただきつつ、お祭りっぽく楽しんでいただけたらいいなと思っています。
――風神RIZING!のシングル曲についてご紹介お願いします。まず「ランガンラン」は既にアプリゲームやライブも披露されていた曲です。
中島:2年前にレコーディングしていたのでまだリリースされていなかったのかと(笑)。
「Sound Only Live(音のみの配信ライブ)」や「ライブ・ロワイヤル・フェス2020」でも歌わせていただいていますし、アプリゲームでもプレイできるので、ナビゲーターの皆さんには聴きなじみがある曲だと思います。
風神RIZING!の曲にしてはロックっぽいところが好きで、レコーディングでノって歌えた気がします。
――「ダブエス」に実装されている、ギター担当の大和のエピソードを元にした曲なので、ギターソロがあったり、歌詞にも「ハイフレット(ギターのネック部分)を這い回れ!」や「九州はどこにある?」など入っています。
中島:大和のエピソードも詰め込まれているし、バンド名も入っていてキャラクターソングとしての側面もあるけど、JポップやJロックのカテゴリーにあっても違和感がなくて。あと間奏のギターソロがうまくて。
大和はギターがヘタな設定なのに(笑)。バンド感があるのが逆に風神RIZING!としては珍しいので、フックになると思います。ライブの1曲目に歌いたくなるような曲ですね。
――1曲目で歌ったら最後までもたないのでは?
中島:実際に「ライブ・ロワイヤル・フェス2020」で1曲目に歌いましたが、盛り上がりすぎてヘトヘトになりました(笑)。でも実際、空気感が変わった気がするし、良かったかなと思います。まだコール&レスポンスを生で体感できてはいないので、いつか皆さんと一緒にコール&レスポンスするのが楽しみです。
――音源でのコール&レスポンスの部分はどのようにレコーディングされたのですか?
中島:メンバーがやってくれたり、僕も何本も録っています。そこは声優のスキルが活かされているのかなと。ただ主メロの後に録るのでヘロヘロです。ハモリも自分ですし。「よくやっているな」とたまに冷静になる時があります(笑)。
――他に聴きどころを挙げるとすれば?
中島:僕の中で、解釈がかなり熟成されてきている楽曲でもし今後、ライブで歌わせていただく機会があったなら違う聴こえ方をしてもらえるのではないかなと。
そしてライブでは僕1人では歌えない部分がたくさんあるので、そこを埋めてくださるのはお客さんで、皆さんの声が合わさった時、本当の意味で曲が完成するので、来るべき時が来たら、皆さんの声も聴きたいので、その日を心待ちにしながら音源を聴き込んでください。
――「夢見るBoy守るため」もアッパーで盛り上がるライブチューンですね。
中島:今まで歌ってきた風神RIZING!の曲の中でも難しい曲だなという印象です。音源を聴いた時、あまりにもキーが高すぎて「マジか!」と思いました(笑)。
元々、「かなりキーが高いので」とキーを下げる提案もいただいていましたが、僕は原キー至上主義なので、どんなレコーディングになるのかハラハラしていました。ですがレコーディングする時、このコンテンツはライブで歌えるかどうかに重きを置いているので、風太としてライブで歌うのであれば、やっぱり2つ下げてくださいとお願いしました。
2つ下げても高音が効いているし、疾走感もすごいのでライブで盛り上がりそうだなと思います。
――絋平のエピソードが元になった曲なので、イントロがベースソロから始まって、よりボーカルの高音が引き立ちますね。
中島:そうですね。この曲も休ませてくれなくて(笑)。もしかしたら絋にいちゃんの印象とは違うという方もいるかもしれませんが、それこそが早坂絋平というキャラクターのおもしろさで。
――タイトルは風太びいきなところとか、歌詞もアニキ感や漢感たっぷりで、絋平らしさも随所に。「プリン」や「甘口カレー」など、甘党で辛いものを食べると人が変わるところとか、趣味の麻雀にちなんで「九連宝燈振り込んでも」とか。
中島:90年代のアニメみたいな(笑)。この歌詞みたいに役満を振り込んだら平常心でいるのは無理ですよ。麻雀を知らないからわからないというナビゲーター(ファン)の方もいると思いますが、何となく大きな衝撃を受けることが起きたくらいで考えていただけたら(笑)。
歌詞もトンガっているので、歌っている時は楽しいですし、電波系みたいな曲もできるところが風神RIZING!の懐の深さかなと思います。楽曲ストーリーがあって、バンドとしてキャラクターがいて、この楽曲があるという流れがありますが、まずは頭を空っぽにして、楽しんで下さい。
『ダブエス』では、楽曲でフィーチャーされたメンバーの「楽曲ストーリー」も!?
――『アルゴナビス from BanG Dream! AAside』の「楽曲クエスト」の中で、各楽曲でそれぞれフィーチャーされているメンバーの「楽曲ストーリー」も読めます。大和がフィーチャーされた「ランガンラン」、絋平フィーチャーの「夢見るBoy守るもの」のストーリーも!
中島:キャラクターのお話に合わせた楽曲があるところがこのコンテンツならではかなと。キャラソンに近いけど、サウンドはカッコよく、そしてストーリーを読むことで楽曲への印象や理解度も変わってくるという相乗効果がおもしろいですね。
例えば、今回なら絋にいには怒らせたらヤバいとか辛い料理を食べさせてはいけないという設定があるので、曲をより楽しむ上で、『ダブエス』のストーリーも読んでいただきたいです。
僕らは5つのバンドの中でもコメディリリーフ的な存在なので、明るく楽しく、たまにほっこりするところもあって。どんなお話がつくのかなと想像しながらレコーディングして、いざ答え合わせをすると「なるほどな」という時と、「結局わからなかったな」という時があって。それもまた風神RIZING!の魅力なのかなと(笑)。
――普段、よく聴いている音楽のジャンルや好きなアーティストを教えください。
中島:とりあえずYouTubeの急上昇にいるアーティストや楽曲は聴くようにしています。段々、世間で流行っているものがわからなくなってきたので、芸事をやっている身としては常にアンテナを張っていなければと思って。
でも流行っている曲が日替わりで変わっていくので、ついていくのは大変です。でもそこから着想を得て、コンテンツが発展していくことはこのプロジェクト以外でもあると思うし、常にインプットはしていこうと意識しています。
――音楽の流行をキャッチしたり、感受性を磨こうとする姿勢は責任感を感じるし、素晴らしいですね。
中島:このプロジェクト以外でも、自主的にユニットやバンドをやっている以上は当然のことかなと思っています。
僕は音楽をやっている人へすごく劣等感があって。音楽の体験や知識がほぼないまま、大人になってしまったので、バンドメンバーが知らない音楽用語を使って会話しているのを聞くと恥ずかしくて、今一生懸命勉強しているところです。
音楽へ劣等感を抱くようになった理由の1つは、学生時代、吹奏楽部の生徒は仲良くなれなくて。長調と短調の違いについて尋ねたら、「長調は明るい感じで、短調は悲しい感じ」と教わりましたが、「この曲は悲しい感じだから短調かな?」と言ったら、「どう聴いても長調でしょ! そんなこともわからないの?」とボロクソに言われたことがあって。
その時から音楽をやっている人に苦手意識が生まれるようになりました(笑)。音楽へのシャッターを何枚も下ろした状態で、音楽に関わる人生になってしまったので、それを取り除きながら大人になりたいなと。
もちろん今、一緒に音楽で関わってくださる方は皆さん、いい方なので、偏見は少しずつなくなってきました。このプロジェクトに関わることで、改めて音楽に向き合ういい機会になったと思います。でも音楽への経験も見識も足りないし、風太として胸を張ってステージに立てるようになるためにも、人一倍努力しなくてはいけないと思っています。
――風神RIZING!としての今後の野望や挑戦したいことは?
中島:やっぱり単独ライブですね。風神RIZING!の曲はどれも難しいし、ボーカリストとしてもキツい曲ばかりですが、それは承知の上ですし、ライブがやりたくて、ここまでキャラクターを作ってきたし、「ライブ・ロワイヤル・フェス2020」の時にも演出に提案させていただいています。
ステージは僕らのものであり、風神RIZING!らしいステージをお見せしたいと、役が決まった時から思っていました。
このプロジェクトへの参加が決まってからボイストレーニングにも通うようになったし、準備は着々と進めてきたので、あとは状況とタイミングが来るのを待つばかりです。夢としては野外ライブがやりたいです。
――ナビゲーターの皆様へメッセージをお願いします。
中島:いつも応援してくださっているナビゲーターの皆さん、ありがとうございます。『ARGONAVIS from BanG Dream!』プロジェクトが始まって約3年、アプリゲームは今年1月から配信が始まったばかりの発展途上のコンテンツです。
まだまだやりたいことも、やれることもどんどん増えていくと思います。7月からはアニメイトさんで『アルゴナビス from BanG Dream!』のフェアが開催されるそうですし、新グッズも発売されるとか。
僕の部屋の一角も風神RIZING!が占めるようになってきました。推しキャラや推しバンドだけでなく、5バンド全部ファミリーとして愛していただけたら嬉しいです。風神RIZING!は切込み隊長として盛り上げていけたらと思っています。そして風神RIZING!は夏が似合うバンドだと思うので、ぜひ今回のシングルをあなたの夏のお供に!
CD情報
風神RIZING!「ランガンラン/夢見るBoy守るため」
2021年7月14日発売
BD付き生産限定盤 7,700円(税込)
(TVアニメ『アルゴナビス from BanG Dream!』8~10話収録)
通常盤 990円(税込)
発売:ブシロードミュージック
※Argonavis、GYROAXIA、Fantôme Iris、εpsilonΦのシングルも同時発売。BD付き生産限定盤はそれぞれTVアニメを収録。
アニメイト特典
フェア情報
2021年7月9日より全国アニメイトにて『アルゴナビス from BanG Dream! AAside ハーフアニバーサリー記念フェア』が開催!
『アルゴナビス from BanG Dream!』関連商品(グッズ・書籍)を1会計税込1,000円ごとのお買上げ・ご予約につきランダムで1枚「ぽんちゃんフレンズイラストカード」をお渡しします。
※各バンドのペット+むぎゅっとシリーズのイラストを使用したデザインです。
関連リンク
スマートフォン用ゲームアプリ『アルゴナビス from BanG Dream! AAside』公式サイト
『ARGONAVIS from BanG Dream!』ポータルサイト