伊藤美来さん、斉藤朱夏さん、芹澤優さん、東山奈央さんが出演! 新感覚の女性声優フェス「EJ My Girl Festival 2021」-DAY 1- レポート|趣向を凝らしたステージで見せた4人の素顔
本公演は、女性声優たちの素顔に迫るビジュアルブック『My Girl』の刊行5周年を記念して、昨年立ち上がったアニソンフェス「EJ ANIME MUSIC FESTIVAL」とのコラボレーションで行われたもの。
初日には、伊藤美来さん、斉藤朱夏さん、芹澤優さん、東山奈央さんの4名が。2日目には、内田真礼さん、大橋彩香さん、富田美憂さん、南條愛乃さんの4名が出演。
MC・天津 向さんを迎えたトークパート、オリジナル脚本の朗読劇、出演者自身が選曲したカバーコーナーが設けられた。本稿では初日の詳細レポートをお届けする。
観客同士で距離を取ったり、体温検査やアルコールを徹底したりと、新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを遵守した上で行われた本公演。オープニングで出演者とMC・天津 向さんが登場すると場内からは、声を出すことができない代わりに期待を込めた拍手があふれた。
トップバッターは東山奈央「この会場をアツアツにして次につなげたい!」
トップバッターを飾ったのは東山奈央さん。イメージカラーの青が客席を彩る中、「イマココ」からスタート。「DAY1、めちゃくちゃ盛り上がっていきましょー!」とペンライトや手拍子を煽りながら観客と一体感を高め、<誰よりも君に今今以上会いたくて会いにゆく>というフレーズでは、優しい眼差しで客席の“君”を指さしてみせた。
ガラリと変わって、和風ポップチューン「灯火のまにまに」では、赤く燃えるように情熱的な表情を見せる。ひらりひらりとロングスカートが舞う中、「みんなの拳で見せてよ、アンフィシアター!」と叫びMCへ。
MCでは「やっぱりライブは最高だなって思ってます」と語り、次の曲「グー」を披露。最新コンセプトミニアルバム『off』から「いちばんブチあがる曲を持ってきました!」とコメントした本楽曲はバックでMusic Videoが流れるなか、ライトが小刻みに点滅。かいりきベアが手掛けた“ストレス発散で理性をoff”がテーマのハイテンポなライブチューンで熱狂を打ち立てる。
ラストを飾ったのは、東山さんが作詞・作曲を手掛けた応援歌「群青インフィニティ」。青空のような美しい景色を見せながら、<逆境を押し倒せ またとないこの瞬間を>と力強くメッセージを送った。
ライブの直後に設けられた「素顔を知るほど、好きになるトークコーナー」で、天津さんにライブの感想を求められた東山さんは「トップバッターはフェス関係では初めてだったんです。いつも緊張しているんですが、この後はいちお客さんとして、可愛い子ちゃんたちが見られると思うと悪くないなって(笑)。私は今日出演するメンバーの歌を結構歌えるので。何度MVを見たか!」と笑顔を見せた。
素顔についての話題になると、人見知りだから、素の自分は嫌いではないけどつまらないと思うときもあると東山さん。
また、他の出演者のパーソナルな部分も興味があるようで「改めてインタビューなどを読んだんですが、努力家が集まっている印象があります。今回はいちばんお姉ちゃんなんですが、改めて私も身が引き締まるような思いです」と述べた。
事前に受け取っていた伊藤さんから質問、「休日は何やっているんですか? きっと原作を読み込んでいるんでしょうけど」が読み上げられると「合ってるんだなぁ」とニヤり。
「できれば空いた時間は仕事の精度を上げる時間にしたいなって。プライベートというプライベートはあんまりないんです。先月リリースした最新ミニアルバム『off』は、回遊魚のような私が休んだらどうなるのか?というコンセプトで作って。それで休み方が分かるようになった気がします。昨日はお風呂に(ゆっくり)入りました!」と言うと、天津さんから「それは普通に入ってください!」と鋭いツッコミが(笑)。
「もちろんシャワーは入ってるんですけど、ゆっくり浸かってめずらしく入浴剤を入れたんです。その入浴剤がティーパック状のもので、すっごく良い香りで気に入って。お皿に入れて、枕元に置いて寝て。香りに癒されながら英気を養いました」とリラックスした表情で話した。
また「一か月のようなまとまった休みが取れるなら」という質問に対しては「日本海側に行ってみたい! 魚がおいしい! 日本酒と合わせると最高!(笑) 以前イベントで行ったときに、かにみそを食べたんですが、茶色ではなくて白でビックリして。丁寧に削いでいくと膜が取れるそうなんです。それと合わせて日本酒を飲んだら本当に最高でした!」と笑みをこぼした。
ロックに力強く。ライブチューンを連射した斉藤朱夏のステージ!
続いて登壇したのは斉藤朱夏さん。TVアニメ『俺を好きなのはお前だけかよ!』のオープニングテーマ「パパパ」で、赤いペンライトが光る中、ひまわりのような明るい花を咲かせると「今日こうして君と会えてすごくうれしいです! もっともっと盛り上がっていきましょー!」とパンクロック「Your Way My Way」に。さらにその勢いのまま「しゅしゅしゅ」とライブチューンを連射し「みんなが盛り上がってくれるから、ちょっと行き過ぎちゃいました!」と斉藤さん。
その勢いは止まらず「ここにいる君に、この曲を届けたいと思います!」と最新シングルであるTVアニメ「バック・アロウ」のエンディングテーマ「セカイノハテ」を披露。ロックサウンドに合わせて<さあ一歩 切り拓いていけ自分で作った壁越えて転んでも 大丈夫>と、優しく、パワフルに観客の背中を押した。
トークパートでは「フェスに出るのは二回目なんですが、みなさんがいる形(有観客)のフェスは初めてで緊張しました! しかも舞浜アンフィシアターはみんなと距離が近いのでうれしいです」とその喜びを語った。
素顔の自分について聞かれると、天津さんに逆質問しつつ「私は結構雑な人間(笑)。自分の飽きがきたら“もういいかな”って。上に3人兄と姉がいて、ザ・末っ子な性格です。自由人なので気になったらどこかに行ってしまうんです」とエピソードを交えながら返答。
芹澤さんからの「写真集を見たら肩の力が抜けていてすごく良かったです! 秘訣はありますか?」という質問に対しては、まず「芹澤さんが写真集を見てもらっていたこと」に驚きながら、「撮影中はカメラマンさんとずっと喋ってるんです。そのふとした表情を切り取ってくれているのかなと。デビュー当時はカメラが苦手だったんですが、この5年間でだいぶ慣れました!」とのこと。
また「将来的に大きなおうちに住んでいくらでも犬を飼えるとしたら何匹くらい飼いたいですか?」と尋ねられると、「難問! すごくリアルな数字を言うと、大型犬一匹、小型犬二匹……という感じです! リアルじゃないなら10匹以上飼いたい。わんちゃんに埋もれて寝たいです!」とキラキラした表情を見せた。