『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』で『ガンダム』を好きになった20代の私の話|これから何を観たらいいのか読者のみなさんのおすすめを教えてください!!
2021年6月11日から公開されている『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(以下、閃光のハサウェイ)』。原作が小説(上中下の三部作)ですが、描かれているテーマなどの観点から映像化が難しいと言われていました。さらに、新型コロナウィルスの影響で数回の公開延期。
そんな厳しい状況を経ての上映とあってファンの熱量も最高潮。初日の興行収入は1億9000万円突破の大ヒットの走りだしで、4週目を迎えた現在は15億円突破の記録的大人気作品となっています。
私は、人気作であるのは知っていたのですが、恥ずかしながら『閃光のハサウェイ』で初めて『ガンダム』シリーズに触れました。そして、ストーリーの面白さやキャラクターの魅力、モビルスーツのかっこよさに惚れてしまい、今では『ガンダム』シリーズの世界をもっと知りたいと思うように……。
しかし、比較的に年齢層が高めで男性ファンが多い作品、しかも身近に『ガンダム』ファンがおらず、24歳女性の私は、「この先どこに進めばいいのか?」と聞く宛がなかったのです。
そんな折、アニメイトタイムズの編集さんから「好きな気持ちは本当だから読者に聞いてみたら?」という提案が! 願ってもいない提案! でも、『ガンダム』が好きな人に、私のレビューや相談なんて届くのだろうか……? という一抹の不安も……。
でも、ここまで来たら進むしかありません。ということで、本稿では私が初見で感じた『閃光のハサウェイ』の魅力と『閃光のハサウェイ』をもっと知るために自ら調べて見た、いくつかの作品についてレビューしていきたいと思います。
さらに、おこがましいのは承知していますが、この記事を読んでくださる『ガンダム』ファンのみなさんからの「次はこの作品を見るのがおすすめ!」というアドバイスをお願いできないかなと思っています。
実は、『閃光のハサウェイ』をきっかけに私のように「『ガンダム』に触れたいけど、どこから手を出したらいいのかわからない……」という方がかなりの数いらっしゃるというお話を聞いたのです。
初心者で至らぬこともあると思いますが、一緒に作品の楽しさを共有できたら幸いです!
『閃光のハサウェイ』に心奪われてしまいました……
あれはいつもの就寝前ことでした。いつも観ているYouTubeで、『閃光のハサウェイ』の予告編を見かけたのです。よく見かける長ったらしい広告かなと思っていたのですが、なぜだかその日は違っていました。
圧倒的に綺麗なビジュアルに目を奪われたのです。「綺麗だな」と思って広告を観ていたら、その1分の動画は一瞬にして再生時間が終わってしまいました。ラストには『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』というタイトルと大きな機械から飛び散る花火のような火花の映像が。
なんだろうこの作品は。調べてみると『機動戦士ガンダム』の作品らしい。海などの背景までリアルな絵柄と戦闘シーンの光線が眩く綺麗で、しかも声優さんも好みでした。
いつもは好きなアニメ作品の映画化作品、ユニバーサルやディズニーのアニメ映画などは観に行くくらいで、『閃光のハサウェイ』のような作品はあまり観ないのですが、なぜだか惹かれるものがありました。
気づけば席の予約をし、休日にふらりと映画館に足を運ぶことに。いつも通りのウーロン茶を買って席につきます。
体感30分……! 冒頭のハイジャックのシーンから心奪われ、あっという間にエンディングでした。こんなにのめり込んで見たのは初めてで、私が生まれる前から大人気の『ガンダム』はこんなに一瞬で世界に吸い込まれてしまう作品なんだと圧倒されました。
それから数日間ずっと『閃光のハサウェイ』のことを考えてしまい、居ても立っても居られずに4DXで2度目を見に行きました。これがすごく楽しくて! まるでハサウェイたちとモビルスーツに乗っている感覚……! 臨場感があって高揚しました。
それだけでなく2度目は落ち着いて会話に注目できたことも良かったなと思います。よりキャラクターの言葉の意図を読み取れて、性格や生い立ちを感じ取ることができました。
ちなみに初見時の私の『閃光のハサウェイ』前情報はこんな感じ。
・主人公:ハサウェイ=マフティー
・ハサウェイと敵対しているのがケネスとレーン(地球側)
・惑わす系ヒロインがギギ
というかなり浅い認識でした。改めて考えてみるとひどい認識ですが、それだけでも楽しめた『閃光のハサウェイ』はすごい!