『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』で『ガンダム』を好きになった20代の私の話|これから何を観たらいいのか読者のみなさんのおすすめを教えてください!!
すっかりハマりきった結果
といった感じですっかり『閃光のハサウェイ』にハマった私。ついに『閃光のハサウェイ』だけでは満足できずに、周辺の作品を調べてみることにしました。『ガンダム』という大海原に出港です!
調べた結果、『閃光のハサウェイ』につながっている作品は、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(以下、逆襲のシャア)』ということがわかりました。しかし、『逆襲のシャア』は続編的な立ち位置で、ストーリーを理解するならやはり『機動戦士ガンダム』を観たほうがいいようです。全43話か……と思っていたところ総集編の映画が三部作で作られているのを発見! これは見るしかありません!
先に結果を言うと、とても楽しめたのですが、いろいろと衝撃なところも見つかったのです。
①ガンダムが立てていない
劇場版1の冒頭で初めてアムロがモビルスーツに乗るシーンなのですが……車の荷台から立つのが精一杯ということに驚きました。
『閃光のハサウェイ』では軽々しく飛んでいたモビルスーツなのに、まさかの起き上がらせるために懸命に頑張るアムロ。
最初に『閃光のハサウェイ』のスピード感のあるモビルスーツを観てしまったばっかりに、ちょっとびっくりしてしまいました。
②アムロとシャアは結構身体を張って戦っている
劇場版3ではフェンシングのように戦い、『逆襲のシャア』では草原で殴り合っているシーンがあったりと予想と異なり驚きました。
『ガンダム』はモビルスーツを使った巨大ロボットの対決! というイメージだったので、物理的に人間が拳や剣を使って戦うシーンがあるなんて、初めて知りました。
普段から精神的に子どものアムロならともかく、大人な台詞を言う印象のシャアが殴っている姿は衝撃です。
③クェスはハサウェイを友達だと思っていた
『閃光のハサウェイ』を先に見ているとハサウェイとクェスはもっと恋愛感情があると思っていました。
しかし、『逆襲のシャア』を観ると、あくまでハサウェイの初恋です。クェスはハサウェイに対して仲良くなった友達であり、決して恋人ではありませんでした。むしろ憧れているシャアへの気持ちこそ、女の子の本気の恋という感じに受け取れました。
目の前でクェスが殺されてしまったことはハサウェイにとって辛いことだと思いますが、結構長い間引きずっているなと少し驚きました。
④大人と子ども心がわかる成長したアムロ
三部作があっての『逆襲のシャア』なので、成長したアムロの姿も見どころのひとつですよね。アムロがハサウェイの兄的な立ち位置でもあり、子どもの好奇心の理解者でもあることがわかるシーンがすごく好きです。
完全な大人の父ブライトと子どものノアの両者の気持ちがわかる少し落ち着いたアムロ。しかし、頼られる立派な戦士なってもシャアのことになると結構剝きになる感じのアムロのキャラクターが面白いですね。
大人になったつもりでも心の中はどこかに童心が残る感じは、私たちの中にもきっとそれが隠れているからこそ、アムロはみんなの永遠の主人公なのだなと思いました。
⑤近い属性のキャラクター同士の戦闘シーン
ニュータイプ同士のララァとアムロ、女性幹部同士のナナイとチェーンなどの戦闘シーンも気になりました。敵ながらも、組織内で近い立ち位置どうしのキャラクターが戦うシーンは、モビルスーツの戦闘シーンと精神的な対戦のふたつが楽しめると思いました。
似た要素があるキャラクターだからこそ、それぞれの思想の違いが分かりやすいですね。初めて見る私にとっても理解しやすく、より話に引き込まれてしまいました。